その他のメカニック・生物・舞台など
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/02 22:23 UTC 版)
「ふしぎの海のナディア」の記事における「その他のメカニック・生物・舞台など」の解説
アトランティス 開発者 - M78星雲人 大西洋海底のナタール海盆にある巨大遺跡。いわゆる伝説の大陸アトランティス。本作での前身は、旧約聖書の『創世記』にある3機のノアの方舟(地球に逃れて来た宇宙船)のうち、最大の1機だったという設定。1万2千年前の古代アトランティス人の内戦で、バベルの塔によって破壊され、海底に沈んだ。第16話でフェイトたちの葬儀のためにノーチラス号が立ち寄った。戦死したノーチラス乗組員たちやエーコーの作ったジャンの父含むエリーゼ・ル・アーブル号の乗員たちの墓がある。 バベルの塔が遺跡として存在し、超高熱で融解したガラスが散乱している。墓所(沈める墓地)には超巨大なブルーウォーターが安置されており、ナディアのブルーウォーターと共振して光を放っている。 南極基地 開発者 - 古代アトランティス人 資源の宝庫であるとされる南極大陸地下に建設された補給基地。恐竜から進化した爬虫人類など、かつての生物を保存する氷の博物館でもある。 ブルーノア 正式名 - 「衛星都市ブルーノア/タルテソス王国」 開発者 - M78星雲人 名称は『宇宙空母ブルーノア』から。3機のノアの方舟のうちの1機という設定。1万2千年前の古代アトランティス文明崩壊に際しアフリカ大陸に着陸。生き残ったアトランティス人たちがタルテソス王国を築き、その首都となる。13年前、ガーゴイルの野望を阻止するためにネモがバベルの塔を自爆させて王国を滅ぼしたため、ナディアたちの訪問時にはバベルの塔などその機能は停止していた。 弾丸トンネル 開発者:古代アトランティス人 海底に張り巡らされている世界中の海やアトランティス人の古代遺跡を繋ぐ海底トンネル。ネオ・アトランティスの攻撃により浮力を失って大部分を切り離し、クルーを乗せたまま海底へ沈むノーチラス号が偶然海流によりこのトンネルへ流れ込み、旧タルテソス王国地下へ流れ着き生還した。 『緯度0大作戦』に登場した海底トンネルと、松本零士の漫画『潜水艦スーパー99』でヘルメット党が建設した海底高速水道がモチーフである。 クジラ 正式名 - イリオン 開発者 - 古代アトランティス人 ニンゲン創造途中の試作品。生物の中で比較的知能が高いということから採用されたが、うまくいかなかった、という顛末が第37話のガーゴイルの解説で明かされている。 小説『ジャンとナディアのいちばん長い日』によると、この設定は『ムーの白鯨』のオマージュであるらしい[誰?]。 ニンゲン 正式名 - アダム 開発者 - 古代アトランティス人 『創世記』に登場する最初の人間(アダム)。本作では古代アトランティス人によりそのしもべとして使用するべく開発されたが、小型化に失敗したために実用化は不可能となり、他の人間の試作品とともにレッドノアに保存されていた。結果としてアトランティス人はゼロからの開発を断念し、地球上に存在していた類人猿を改造して人間を作ることとなる。 巨大オウムガイ 物資補給のために南極基地へ向かっていたノーチラス号を襲ったオウムガイ(ラテン語訳でノーチラス)。ノーチラス号を縄張りへの侵入者と見なしてブリッジ部分に組みつき、触手で硬化テクタイト製の窓を破壊してなお艦体を締め上げるなど、細長いながらも巨大な体躯と怪力を併せ持つ。一般的な魚介類が死滅する海底火山帯の劣悪な環境で生き延びていたうえ、ノーチラス号の放った高圧電流や氷山への体当たり攻撃にも耐えていたが、ネモの指示でノーチラス号が接近した噴火口付近では呼吸ができなくなり、ようやく離れていった。 マハル島 大西洋ベルデ諸島にあると設定された小島。マリーが住んでいた。ネオ・アトランティスに占拠され、その秘密基地としてバベルの塔が建設されたが、壊滅する。前述の「マハル島支部」も参照のこと。 リーフ64 海底洞窟。ブリッジのコンソールでは"REEF 64"(reef=暗礁)と表記されていた。ナディアとマリーが灼熱病に感染した際にノーチラス号が向かった場所であり、解熱効果のある薬草が生えている。外界から隔絶され、巨大古代魚ディニクチス(ダンクルオステウス)などの太古の生物が生息している。 名称は『トップをねらえ!』に登場した同名の恒星から。 リンカーン島 「南の島編」前半の舞台。ナディアらが乗ったノーチラス号の船長室が辿り着いた島で、珊瑚礁に囲まれた無人の孤島である。撃破されたガーフィッシュの残骸が浜辺に打ち上げられていた。名称は『神秘の島』から。物語上では奴隷解放宣言を行ったアメリカ合衆国大統領エイブラハム・リンカーンにあやかり、ナディアが命名したことになっている。 ひょうたん島 「南の島編」後半の舞台で、名称は『ひょっこりひょうたん島』より。リンカーン島の前に突如現れたひょうたん型の移動島。嵐でリンカーン島の住居その他を失ったナディアらが移住する。その正体は巨大円盤に土砂が堆積した物で、第31話で内部へナディアを一方的に「保護」すると同時に、上部の堆積物を剥離させて潜行モードへ移行した。「レッドノア」も参照のこと。 スカラブ号 開発者 - 19世紀人 ゴンザレスの使用する四輪装甲車。単装の砲塔を1基持っており、後部にキャンピングカーを牽引している。 エッフェル塔 設計 - ギュスターヴ・エッフェル 第1話でナディアとジャンが初めて会話した場所。のちにパリ上空で行われたΝ-ノーチラス号とレッドノアの戦闘(「パリ円盤事件」)中にレッドノアが放ったアクティブレーザーにより破壊されたが、後日談によると1895年に「第2エッフェル塔」という名称で全く同じに再建された。
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