しるし_(Mr.Childrenの曲)とは? わかりやすく解説

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しるし (Mr.Childrenの曲)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/03/26 15:44 UTC 版)

Mr.Children > しるし (Mr.Childrenの曲)
「しるし」
Mr.Childrenシングル
初出アルバム『HOME
B面
  • ひびき
  • くるみ -for the Film- 幸福な食卓
リリース
規格 マキシシングル
ジャンル
時間
レーベル トイズファクトリー
作詞・作曲 桜井和寿
プロデュース
ゴールドディスク
チャート最高順位
  • 週間1位(2週連続・通算3週、オリコン[1]
  • 2006年11月度月間1位(オリコン)
  • 2006年度年間7位(オリコン)
  • 2007年度上半期16位(オリコン)
  • 2007年度年間31位(オリコン)
  • Mr.Children シングル 年表
    箒星
    (2006年)
    しるし
    (2006年)
    フェイク
    (2007年)
    HOME 収録曲
    SUNRISE
    (11)
    しるし
    (12)
    通り雨
    (13)
    B-SIDE 収録曲
    my sweet heart
    (8)
    ひびき
    (9)
    くるみ
    -for the Film-
    幸福な食卓

    (10)
    EANコード

    EAN 4988061891897
    (TFCC-89189)

    ミュージックビデオ
    「しるし」 - YouTube
    「ひびき」 - YouTube
    テンプレートを表示
    映像外部リンク
    ライブ映像
    「しるし」 (2019)

    しるし』は、日本バンドMr.Childrenの29枚目のシングル。2006年11月15日にトイズファクトリーより発売された[2]

    概要

    通常盤のみの1形態で発売。前作『箒星』から約4か月ぶりのシングルとなる。アートディレクター丹下紘希で、15thシングル『終わりなき旅』以来14作ぶりに桜井和寿がジャケットを飾った(アルバムを含めると9thアルバム『Q』以来)。ジャケットは、人が寝ている時から起き上がって1日を過ごしてまた眠るという動作に人の一生を重ねるというコンセプトになっている[3]

    チャート成績

    初週35.0万枚を売り上げ、オリコンチャートで5thシングル『innocent world』から25作連続初登場1位を獲得し、松田聖子の24作を上回りB'zの38作(当時)に次ぐ歴代2位(当時)を記録した[4]

    発売日と集計期間の関係上、オリコンでの2006年度[注 1]の年間チャートでは7位となり、『COUNT DOWN TV』や『ミュージックステーション』での2006年度[注 2]の年間ランキングでは2位となった。

    2007年1月16日付のオリコンチャートで7週ぶりに1位を獲得[5][6]。シングルの1位返り咲きは、5thシングル『innocent world』と、6thシングル『Tomorrow never knows」に続いて3作目で、松田聖子、中森明菜サザンオールスターズに並び、シングル返り咲き1位作品数の歴代1位タイ記録となった。また、25thシングル『掌/くるみ』以来となる10週連続トップ10入りを記録した。累計売上は74.0万枚。

    2023年5月、表題曲「しるし」の総ストリーム数が5000万回を突破。日本レコード協会よりゴールド認定を獲得した[7]

    収録曲

    全作詞・作曲: 桜井和寿、全編曲: 小林武史 & Mr.Children
    # タイトル 作詞 作曲・編曲 時間
    1. 「しるし」 桜井和寿 桜井和寿
    2. 「ひびき」 桜井和寿 桜井和寿
    3. 「くるみ -for the Film- 幸福な食卓」 桜井和寿 桜井和寿
    合計時間:

    楽曲解説

    1. しるし
      • 日本テレビ水曜ドラマ14才の母』主題歌。
      • メンバーに聴いてもらったデモ段階では、桜井和寿のピアノの弾き語りだった[8]
      • 桜井が7年間、大切に飼い続けていたリスザルの「モンちゃん」を想って書いた曲で、「もう、おんおん泣きながら書いたのがこの歌だった。でも、死んだ者への言葉に聴こえすぎるところは、誰もが共感しうる恋愛の歌に聴こえるよう、自分の気持ちをコントロールしつつ書いていたかもしれないけど。」と語っている[8]
      • 桜井は「愛情が高まった2人の物語なのか、離れ離れになる2人の物語なのか。そのどちらとも受け取れるラブソングです。」「最高のラブソングができました」とコメントしている[9]
      • 2006年の2月初旬に桜井がデモを持ち込み、2006年の3月下旬からレコーディングされたが、歌詞に関しては最初からリリースに至るまでほぼ変更されていないという[10]
      • サビの特徴的な歌詞を書いた理由を聞かれ、桜井は「『ダーリンダーリン』とあるが、メロディがそう歌ってくれって言ったから歌っただけ。浮かんだ後で恥ずかしくて躊躇したが、しょうがない。俺のせいじゃないから。」と答えている[11]
      • どうやったら最後の最後で大団円を迎えることができるのか悩んでいた際、ラスサビ前のブレイクで無音になるアレンジを思い浮かび、試したら見事にハマったという[8]
      • 演奏時間は7分12秒で、2020年に38thシングル『君と重ねたモノローグ』が発売されるまでは、シングル曲で最長の楽曲であった。
      • ミュージック・ビデオには桜井のみ出演している。元々はメンバー全員のほか、エキストラの老人や子供も登場する予定で、実際撮影も行われていた[3]。しかし桜井曰く、メッセージが強すぎたため、ただ思いだけが伝わるようにシンプルな映像にしたとのこと[12]。監督は丹下紘希が務めた。CMでは桜井のみのバージョンとメンバー全員が出演しているバージョンが存在する。ミュージック・ビデオは2012年5月10日発売のベスト・アルバムMr.Children 2005-2010 <macro>』の初回限定盤、2018年3月21日発売のライブ・ビデオ『Mr.Children DOME & STADIUM TOUR 2017 Thanksgiving 25』に収録されている。
      • ミュージック・ビデオは『SPACE SHOWER Music Video Awards 07』で「BEST VIDEO OF THE YEAR」と「BEST GROUP VIDEO」の2つの賞を受賞した。また、最後にシークレットゲストとして登場し本楽曲を披露した。この2つの賞の受賞は『SPACE SHOWER Music Video Awards 04』での「くるみ」以来となる。
    2. ひびき
      • 小林武史は「初期のMr.Childrenみたいだ」と語っていたという[13]
      • 桜井が自転車に乗っている時に思い浮かんだ曲[14]
      • タイトル候補に「クラッカー」や「響き」があった[15]が、最終的に鈴木英哉の意向で「ひびき」に決定した[16]
      • 発売翌年にカップリング集アルバム『B-SIDE』のプロモーション用にミュージック・ビデオが作られ、ミュージック・ビデオには2ndアルバム『Kind of Love』、3rdアルバム『Versus』が登場している。監督は窪田崇が務めた。
      • 2014年に開催されたファンクラブ限定ツアー『Mr.Children FATHER & MOTHER 21周年ファンクラブツアー』の直前に行われた「会員が最もライブで聴きたい曲」アンケートでは12位に選ばれた[17]
    3. くるみ -for the Film- 幸福な食卓
      • 松竹系映画『幸福な食卓』主題歌[18]
      • 25thシングル『掌/くるみ』に収録されている「くるみ」を『MR.CHILDREN DOME TOUR 2005 "I ♥ U"』で披露されたバージョンを基に録り直している[14]。原曲よりキーが半音下げられており、最後はフェードアウトせずに終了する。
      • 1番と2番はピアノ主体のアレンジになっている。
      • 当初は、前シングル『箒星』のカップリング曲候補だった[19]
      • 2006年の5月に東京都のBunkamuraスタジオでレコーディングが行われた[20]
      • 桜井は「オリジナルの歌い方には何らかの自意識が感じられて……凄くポップな曲だからこそもうちょっとロック的なエッジを立てた歌い方とか、時代に合ったバランスの取り方を考えながら歌ってたんです。ミスチルを今の世の中にどういうふうに見せていくかって考えた結果なんですけど。でも、それが何かにエクスキューズしてるように感じられて、オリジナルは今の時代や映画に合わないなって思ったんです。だから、もうちょっとシンプルに歌いたかった。」と語っている[14]
      • FM802の特設ホームページで本曲を使った特別映像が公開されていた。[要出典]

    テレビ出演

    本作の発売時はテレビ番組への出演が非常に多く、特にテレビ朝日系『ミュージックステーション』にはスーパーライブも含めると3度も出演した。

    番組名 日付 放送局 演奏曲
    ミュージックステーション[21] 2006年10月13日 テレビ朝日 しるし
    HEY!HEY!HEY! MUSIC CHAMP[22] 2006年11月6日 フジテレビ
    音楽戦士 MUSIC FIGHTER 2006年11月10日 日本テレビ
    ミュージックステーション[23] 2006年11月17日 テレビ朝日
    COUNT DOWN TV 2006年11月18日 TBS
    うたばん 2006年11月23日 TBS
    1億3000万人が選ぶ! ベストアーティスト2006 2006年11月29日 日本テレビ
    2006 FNS歌謡祭[24] 2006年12月6日 フジテレビ
    ミュージックステーションスペシャル スーパーライブ2006[25] 2006年12月22日 テレビ朝日
    HAPPY Xmas SHOW! 聖夜にあの名曲が夢の共演で蘇る! 2006年12月24日 日本テレビ
    Music Lovers[26] 2007年3月11日 日本テレビ Tomorrow never knows
    しるし
    フェイク
    彩り
    僕らの音楽[27] 2007年3月23日 フジテレビ Mirror
    しるし
    彩り
    春うた2007[28] 2007年3月30日 NHK しるし
    彩り
    HAPPY Xmas SHOW! 音楽とクリスマスが出会う夜[29] 2007年12月23日 日本テレビ ひびき
    旅立ちの唄

    ライブ映像作品

    しるし

    作品名
    HOME[注 3]
    Mr.Children HOME TOUR 2007
    Mr.Children HOME TOUR 2007 -in the field-[注 4]
    Mr.Children / Split The Difference[注 5]
    ap bank fes '10
    MR.CHILDREN TOUR POPSAURUS 2012
    Mr.Children、ヒカリノアトリエで虹の絵を描く[注 6]
    Mr.Children Tour 2018-19 重力と呼吸

    ひびき

    作品名
    Mr.Children HOME TOUR 2007 -in the field-

    収録アルバム

    カバー

    • しるし

    脚注

    注釈

    1. ^ 2005年12月5日付 - 2006年12月18日付
    2. ^ 2006年1月 - 12月
    3. ^ 初回限定盤付属のDVDに収録。2番以降のみの収録。
    4. ^ 1番のサビ前まで弾き語りの映像となっている。
    5. ^ 特典映像。
    6. ^ キーを半音下げて演奏された。ラスサビのみ収録。
    7. ^ 週間USEN HIT J-POPランキング(2017年9月8日〜2017年9月14日、2017年9月20日集計)で1位を獲得[30]

    出典

    1. ^ しるし | Mr.Children”. ORICON NEWS. 2020年9月29日閲覧。
    2. ^ Mr.Children、ニューシングルの発売日決定!”. ORICON NEWS (2006年10月5日). 2020年9月29日閲覧。
    3. ^ a b WHAT's IN?ソニー・マガジンズ、2006年12月号、51頁
    4. ^ ミスチル、聖子抜き歴代単独2位!25作連続シングル1位!!”. ORICON NEWS (2006年11月21日). 2022年8月19日閲覧。
    5. ^ ミスチル、自身12年ぶりの返り咲き首位!!”. ORICON NEWS (2007年1月19日). 2022年8月19日閲覧。
    6. ^ Mr.Children、「しるし」が返り咲き首位! その理由は…”. BARKS (2007年1月9日). 2021年5月5日閲覧。
    7. ^ 2023年5月度ストリーミング認定” (PDF). PR TIMES (2023年6月27日). 2023年6月30日閲覧。
    8. ^ a b c 『Mr.Children 道標の歌』水鈴社、2020年11月20日
    9. ^ ミスチルが歌う『14才の母』の主題歌が15日発売”. ORICON NEWS (2006年11月15日). 2020年10月1日閲覧。
    10. ^ 『別冊カドカワ Mr.Children』KADOKAWA、2007年
    11. ^ 『papyrus』幻冬舎、2007年4月号
    12. ^ CDでーた角川マガジンズ、2007年4月号、23頁
    13. ^ 『WHAT's IN?』ソニー・マガジンズ、2006年12月号、50頁
    14. ^ a b c MUSICA』FACT、2007年6月号、39頁
    15. ^ 別冊カドカワ Mr.Children』KADOKAWA、2007年、164頁
    16. ^ 『WHAT's IN?』ソニー・マガジンズ、2006年11月号、30頁
    17. ^ 映画『Mr.Children REFLECTION』パンフレット、2015年、30頁
    18. ^ Mr.Children、「くるみ」が映画主題歌に決定!”. ORICON NEWS (2006年9月20日). 2020年10月1日閲覧。
    19. ^ 『別冊カドカワ Mr.Children』KADOKAWA、2007年、161頁
    20. ^ 『別冊カドカワ Mr.Children』KADOKAWA、2007年、160頁
    21. ^ 出演者ラインナップ | ミュージックステーション”. テレビ朝日. 2020年12月19日閲覧。
    22. ^ HEY!HEY!HEY MUSIC CHAMP:GUEST”. フジテレビ. 2020年12月19日閲覧。
    23. ^ 出演者ラインナップ | ミュージックステーション”. テレビ朝日. 2020年12月19日閲覧。
    24. ^ 2006 FNS歌謡祭”. フジテレビ. 2020年12月19日閲覧。
    25. ^ 出演者ラインナップ | ミュージックステーション”. テレビ朝日. 2020年12月19日閲覧。
    26. ^ [Mr.Children] 「Music Lovers」で絢香とトーク”. 音楽ナタリー (2007年3月6日). 2020年12月19日閲覧。
    27. ^ 僕らの音楽”. フジテレビ. 2021年11月7日閲覧。
    28. ^ 春うた2007~出会い・別れ・旅立ちの歌~ | 番組表検索結果詳細 | NHKクロニクル”. NHK. 2020年12月19日閲覧。
    29. ^ 桑田・ミスチル・コブクロがXmas特番で豪華共演”. 音楽ナタリー (2007年12月12日). 2020年12月19日閲覧。
    30. ^ 上野優華が歌う『しるし』カバーが週間USEN HIT J-POPランキングで配信スタートからわずか2週で第1位を獲得!”. エンタメウィーク (2017年9月25日). 2020年10月1日閲覧。

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