GIFT_(Mr.Childrenの曲)とは? わかりやすく解説

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GIFT (Mr.Childrenの曲)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/09/12 14:52 UTC 版)

Mr.Children > GIFT (Mr.Childrenの曲)
「GIFT」
Mr.Childrenシングル
初出アルバム『SUPERMARKET FANTASY
B面
リリース
規格 マキシシングル
ジャンル
時間
レーベル トイズファクトリー
作詞・作曲 桜井和寿
プロデュース
ゴールドディスク
チャート最高順位
Mr.Children シングル 年表
旅立ちの唄
(2007年)
GIFT
(2008年)
HANABI
(2008年)
SUPERMARKET FANTASY 収録曲
風と星とメビウスの輪
(12)
GIFT
(13)
花の匂い
(14)
EANコード

EAN 4988061892511
(TFCC-89251)

ミュージックビデオ
「GIFT」 - YouTube
テンプレートを表示
映像外部リンク
ライブ映像
「GIFT」 (2017)
「GIFT」 (2022)

GIFT』(ギフト)は、日本バンドMr.Childrenの32枚目のシングル。2008年7月30日にトイズファクトリーより発売された[2]

概要

通常盤のみの1形態で発売。前作から約9か月ぶりのシングルで、3か月連続リリースの第1弾[2]

アートディレクター森本千絵。森本は「『横断歩道を渡る人たち』を『ギフト』ボックスにして、リボンの『メビウスの輪』をかけるという、収録曲すべてを表現したジャケットになっています」と述べている[3]

チャート成績

オリコンチャートで5thシングル『innocent world』から28作連続初登場1位を獲得したが[4]、初動売上は19.4万枚で、17thシングル『I'LL BE』以来15作ぶりに20万枚を下回った。累計売上は34.0万枚。

2023年7月、表題曲「GIFT」の総ストリーム数が5000万回を突破。日本レコード協会よりゴールド認定を獲得した[5]

収録曲

全作詞・作曲: 桜井和寿、全編曲: 小林武史 & Mr.Children
# タイトル 作詞 作曲・編曲 時間
1. 「GIFT」 桜井和寿 桜井和寿
2. 「横断歩道を渡る人たち」 桜井和寿 桜井和寿
3. 風と星とメビウスの輪 (Single Version)」 桜井和寿 桜井和寿
合計時間:

楽曲解説

  1. GIFT
    • NHK北京オリンピックパラリンピック放送テーマソング[2]
    • 2012年1月から資生堂MAQuillAGECMソングにも起用された[6]。Mr.Childrenの楽曲が化粧品のCMソングとなるのは17thシングル『I'LL BE』以来約13年ぶりとなる。
    • 2022年4月からキリンビール「麒麟特製 豊潤レモンサワー」CMソングに起用されている[7]
    • 桜井和寿にとって珍しく歌詞から書き始めた曲[8]
    • シングルでは珍しくCメロではメンバー全員で歌っている。
    • 桜井は「栄光をつかめ!とか、勝利しろ!とか、そういう歌は書きたくないと思ったのと〈中略〉負けた選手の中にも、もっと言えばオリンピックの代表に選ばれなかった選手の中にも、さらにもっと言えばスポーツ選手じゃなくても、普通に家庭の中で一生懸命に主婦業をしている人とか、そういう人たちの中にも、金メダルにも勝るような輝きというのがあるわけで。そこをひっくるめて歌にできたらいいなと思って書いた。」[9]、「選手はきっと、声援を “GIFT” のように、プレゼントと感じるだろうし、僕らはテレビの向こう側で闘っている選手の姿を見て、勇気を与えられたりする。そういう、すべての人、全部を讃え合うような歌を作りたいな思った。」[10]、「ある晩トイレに起きた時に、“白か黒かってよく言われるけど、白と黒以外にもっときれいな色がたくさんあることをみんな知ってるはずなのになぁ…” みたいな歌詞をメモって寝たんですよ。その次の日に、スタッフから、オリンピックのテーマソングの話がある、って言われたんで。これは一つの縁だと。で、前の晩に思い付いた歌詞の断片をモチーフにして、作ろうと思った。」[8]と語っている。
    • つま恋で演奏することもイメージしていたという[11]
    • ミュージック・ビデオの監督は丹下紘希が務めた。終盤に登場する虹はCGではなく意図して出現させた本物の虹で、神奈川県横須賀市うみかぜ公園でロケが行われた。2008年12月10日発売の15thアルバム『SUPERMARKET FANTASY』の初回限定盤、2012年5月10日発売のベスト・アルバムMr.Children 2005-2010 <macro>』の初回限定盤、2018年3月21日発売のライブ・ビデオ『Mr.Children DOME & STADIUM TOUR 2017 Thanksgiving 25』に収録されている。このミュージック・ビデオは『SPACE SHOWER Music Video Awards 09』で「BEST CREATORS' CHOICE」を受賞した[12]
    • 2014年に開催されたファンクラブ限定ツアー『Mr.Children FATHER & MOTHER 21周年ファンクラブツアー』の直前に行われた「会員が最もライブで聴きたい曲」アンケートでは30位に選ばれた[13]
  2. 横断歩道を渡る人たち
    • 桜井が実際によく通る通りで見た風景から作詞したという[14]
  3. 風と星とメビウスの輪(Single Version)
    • 15thアルバム『SUPERMARKET FANTASY』収録曲の別バージョンで、ピアノとボーカルのみで演奏している。桜井はシングルバージョンであることを強調したいため、タイトルに "Single Version" をつけた[15]

テレビ出演

発売年にはバンド初となるNHK紅白歌合戦の出演を果たした[16]

番組名 日付 放送局 演奏曲
サンデースポーツ[17] 2008年6月15日 NHK GIFT
SONGS[18] 2008年7月23日 NHK
MUSIC JAPAN[19] 2008年7月24日 NHK
夏うた2008[20] 2008年7月26日 NHK GIFT
少年
ミュージックステーション[21] 2008年8月1日 テレビ朝日 GIFT
COUNT DOWN TV[22] 2008年8月2日 TBS
MUSIC JAPAN[23] 2008年8月6日 NHK
音楽戦士 MUSIC FIGHTER[24] 2008年8月8日 日本テレビ
CDTVスペシャル! 15周年プレミアライブ[25] 2008年9月24日 TBS innocent world
GIFT
HANABI
Music Lovers[26] 2008年12月7日 日本テレビ 花 -Mémento-Mori-
GIFT
SONGS[27] 2008年12月10日 NHK GIFT
HANABI
エソラ
少年
僕らの音楽[28] 2008年12月12日 フジテレビ GIFT
エソラ
HAPPY Xmas SHOW! あなたのリクエストとつながる音楽番組[29] 2008年12月23日 日本テレビ GIFT
エソラ
ミュージックステーションスペシャル スーパーライブ2008[30] 2008年12月26日 テレビ朝日 GIFT
HANABI
第59回 NHK紅白歌合戦[16] 2008年12月31日 NHK GIFT
ミュージックステーション[31] 2022年5月13日 テレビ朝日 GIFT[注 1]
生きろ

ライブ映像作品

GIFT

作品名
ap bank fes '08
Mr.Children Tour 2009 〜終末のコンフィデンスソングス〜
Mr.Children DOME TOUR 2009 SUPERMARKET FANTASY IN TOKYO DOME[注 2]
MR.CHILDREN TOUR POPSAURUS 2012[注 2]
Mr.Children DOME & STADIUM TOUR 2017 Thanksgiving 25[注 1][注 2]
Mr.Children 30th Anniversary Tour 半世紀へのエントランス[注 1][注 3]

横断歩道を渡る人たち

作品名
Mr.Children / Split The Difference
Mr.Children Tour 2011 SENSE

収録アルバム

カバー

脚注

注釈

  1. ^ a b c キーを半音下げて演奏された。
  2. ^ a b c 大サビの「ラララ」をアレンジで披露している。
  3. ^ 『Mr.Children 30th Anniversary Tour 半世紀へのエントランス - 2022.6.19 YANMAR STADIUM NAGAI – 完全版』と『Mr.Children 30th Anniversary Tour 半世紀へのエントランス - 2022.5.10 TOKYO DOME – 完全版』に収録。

出典

  1. ^ GIFT | Mr.Children”. ORICON NEWS. 2020年9月14日閲覧。
  2. ^ a b c Mr.Childrenが3カ月連続でシングル&DVDリリース”. 音楽ナタリー (2008年6月9日). 2020年9月15日閲覧。
  3. ^ 『SWITCH』スイッチ・パブリッシング、2017年6月号、49頁
  4. ^ ミスチルが15年連続(28作連続)の首位を獲得!”. ORICON NEWS (2008年8月6日). 2022年8月19日閲覧。
  5. ^ 2023年7月度ストリーミング認定” (PDF). PR TIMES (2023年8月23日). 2023年8月24日閲覧。
  6. ^ Mr.Children、“GIFT”が1月21日(土)から資生堂「マキアージュ」のCMでオンエア”. rockinon.com (2012年1月20日). 2020年9月15日閲覧。
  7. ^ Mr.Children [@mc_official_jp]「「GIFT」が使用される『麒麟特製 豊潤レモンサワー』のCMが公開されました。」2022年4月11日。X(旧Twitter)より2022年4月11日閲覧。
  8. ^ a b Mr.Children、NHK 北京オリンピック放送テーマソング「GIFT」特集 INTERVIEW”. BARKS (2008年7月21日). 2021年5月31日閲覧。
  9. ^ 『Talking Rock!』トーキングロック、2009年1月号、16頁
  10. ^ 『SWITCH』スイッチ・パブリッシング、2008年8月号、37頁
  11. ^ WHAT's IN?ソニー・マガジンズ、2008年12月号、37頁
  12. ^ スペシャ「MVA」大賞は安室、電気、RADWIMPSが受賞”. 音楽ナタリー (2009年3月22日). 2020年9月15日閲覧。
  13. ^ 映画『Mr.Children REFLECTION』パンフレット、2015年、30頁
  14. ^ CDでーた』角川マガジンズ、2008年8月号、29頁
  15. ^ 『CDでーた』角川マガジンズ、2008年8月号、31頁
  16. ^ a b 紅白曲目発表!GIFT、ポリリズム、天城越え他披露”. 音楽ナタリー (2008年12月19日). 2020年9月15日閲覧。
  17. ^ サンデースポーツ | 番組表検索結果詳細 | NHKクロニクル”. NHK. 2020年12月19日閲覧。
  18. ^ ミスチルが「SONGS」五輪特集でテーマソングを熱唱”. 音楽ナタリー (2008年7月17日). 2020年12月18日閲覧。
  19. ^ 「MUSIC JAPAN」にミスチル、ファンモンら出演”. 音楽ナタリー (2008年7月22日). 2020年12月18日閲覧。
  20. ^ aiko、ミスチル、レミオロメンらが「夏うた」で熱唱”. 音楽ナタリー (2008年7月22日). 2020年12月18日閲覧。
  21. ^ ミュージックステーション バックナンバー 出演者ラインナップ 2008.08.01.FRI”. テレビ朝日. 2021年5月22日閲覧。
  22. ^ 今週の「CDTV」でミスチル、ファンモンが熱唱”. 音楽ナタリー (2008年7月28日). 2020年12月18日閲覧。
  23. ^ 「MUSIC JAPAN」夏特番にミスチル、Perfumeら出演”. 音楽ナタリー (2008年7月25日). 2020年12月18日閲覧。
  24. ^ しょこたんが「音楽戦士」でコイバナ披露”. 音楽ナタリー (2008年8月5日). 2020年12月18日閲覧。
  25. ^ 次回「CDTV」にGLAYら登場&プレミアライブ特番決定”. 音楽ナタリー (2008年9月11日). 2020年12月18日閲覧。
  26. ^ 「Music Lovers」で2週連続ミスチル特集オンエア”. 音楽ナタリー (2008年12月3日). 2020年12月18日閲覧。
  27. ^ Mr.Children、「SONGS」で紅白に先駆けNHKに登場”. 音楽ナタリー (2008年12月5日). 2020年12月18日閲覧。
  28. ^ 桜井和寿×伊集院光の対談「僕らの音楽」で実現”. 音楽ナタリー (2008年11月17日). 2020年12月18日閲覧。
  29. ^ ミスチル、ayuら出演「HAPPY Xmas SHOW!」オンエア”. 音楽ナタリー (2008年12月22日). 2020年12月18日閲覧。
  30. ^ ミュージックステーション バックナンバー 出演者ラインナップ 2008.12.26.FRI”. テレビ朝日. 2020年5月22日閲覧。
  31. ^ ミュージックステーション バックナンバー 出演者ラインナップ 2022.05.13.FRI”. テレビ朝日. 2022年5月13日閲覧。

外部リンク


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