Mr.Children、ヒカリノアトリエで虹の絵を描く
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『Mr.Children、ヒカリノアトリエで虹の絵を描く』 | ||||
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Mr.Children の ライブ・ビデオ | ||||
リリース | ||||
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時間 | ||||
レーベル | トイズファクトリー | |||
プロデュース | Mr.Children | |||
チャート最高順位 | ||||
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ゴールドディスク | ||||
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Mr.Children 映像作品 年表 | ||||
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EANコード | ||||
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『Mr.Children、ヒカリノアトリエで虹の絵を描く』(ミスター・チルドレン、ヒカリノアトリエでにじのえをかく)は、日本のバンド・Mr.Childrenの22作目の映像作品。2017年12月20日にBlu-ray DiscとDVDで発売された[13]。
リリース・音楽性
Blu-ray Disc+CDとDVD+CDの2形態で発売。DVDは2枚組。デジパック仕様となっている。
2016年から2017年にかけて開催された2本のホールツアー『Mr.Children Hall Tour 2016 虹』『Mr.Children Hall Tour 2017 ヒカリノアトリエ』のライブの模様、およびその舞台裏などの映像を収録したライブ・ドキュメンタリー作品。特典として、本編映像から全12曲を収録したCDが付属しているほか、映像特典として「ヒカリノアトリエ」のミュージック・ビデオを収録[13]。監督は稲垣哲朗 (KITE Inc.)[14]、クリエイティブディレクターは丹下紘希が務めた。
Mr.Childrenの映像作品としては、『Mr.Children Stadium Tour 2015 未完』以来約1年9か月ぶりとなるリリース。メジャー・デビュー25周年記念第3弾作品と銘打たれている[15]。
チャート成績
初週でDVD約3.5万枚、Blu-ray Disc約4.1万枚を売り上げ、2018年1月1日付のオリコン週間DVDランキングおよび週間Blu-rayランキングでそれぞれ初登場1位と2位を獲得[1][2]。Mr.Childrenとしては前作『Mr.Children Stadium Tour 2015 未完』より2作連続、通算11作目の週間DVDランキング1位となった。音楽作品のDVDとBlu-rayを合計した「オリコン週間総合ミュージックDVD・Blu-rayランキング」でも約7.7万枚を売り上げ初登場1位となり、2作連続通算3作目の同ランキング1位獲得となった[1]。
出演
- Mr.Children
- SUNNY:Keyboards & Vocal
- 山本拓夫:Saxophone & Flute
- icchie:Trumpet & Trombone
- 小春(チャラン・ポ・ランタン):Accordion
収録内容
Blu-ray, DVD
- Document 1
- 「innocent world」「名もなき詩」のスタジオ・セッション映像。バンド4人だけでの演奏。
- Opening
- BGMは「ヒカリノアトリエ Instrumental ver.」。
- お伽話
- Document 2
- 「CANDY」のスタジオ・セッション映像および打ち合わせ映像。桜井が小春をサポート・ミュージシャンに迎え入れることを提案、オファーする。
- 小春を加えての「あんまり覚えてないや」のスタジオ・セッション映像。
- 桜井の46歳の誕生日を祝う様子も流れた。
- Document 3
- 「虹の彼方へ」「You make me happy」のスタジオ・リハーサル映像。
- You make me happy
- 本ツアー『Mr.Children Hall Tour 2016 虹』でライブ初披露となった。
- PIANO MAN
- Document 4
- 桜井がバンド「ヒカリノアトリエ」の名前の由来について語る。
- 「クラスメイト」のスタジオ・リハーサル映像。
- クラスメイト
- 『Mr.Children Concert Tour Q』以来約15年ぶりとなる演奏。
- Document 5
- MC
- 日比谷野外音楽堂公演での映像。
- 妄想満月
- 日比谷野外音楽堂公演での映像。
- バンドとしては初披露となった。
- 虹の彼方へ
- 日比谷野外音楽堂公演での映像。間奏でサポートメンバーの紹介が行なわれる。
- バンドとしては『Mr.Children TOUR "REGRESS OR PROGRESS" '96〜'97 FINAL』以来約20年ぶりとなる演奏。フルコーラスでの映像化は本作が初となった。
- Document 6
- しるし
- 日本武道館公演での映像。
- キーを半音下げて演奏された。ラスサビ以降のみ収録されている。
- こころ
- 新曲。初音源化となり、シングルおよびアルバムには未収録となっている。
- 2016年に桜井の身内に不幸があったことがきっかけとなり生まれた楽曲。桜井は「大事な人がいて、大事に想ってくれる人がいて、愛する人がいて、愛してくれる人がいて―その人のことを思い浮かべて、『今、自分がこんなことを言ったら、こんなことをしたら、あの人は何て言い返してくるかな? どんな表情をするかな? どんなリアクションをするかな?』って想像することが、そのまま自分の心になっていくんじゃないかなあと思って」と語っている[17]。
- ホールツアー『Mr.Children Hall Tour 2016 虹』および『Mr.Children Hall Tour 2017 ヒカリノアトリエ』の会場では、入場時に本楽曲の歌詞カードが配布された[18]。
- MC
- Document 7
- 2016年10月14日の熊本県立劇場演劇ホール公演のMCおよび「PADDLE」のライブ映像、2016年4月22日の宮崎市民文化ホール公演のMCおよび「彩り」のライブ映像、舞台裏の映像。
- 「ヒカリノアトリエ」の制作過程追った映像。2016年4月28日の高知県立県民文化ホール公演と米子コンベンションセンター BiG SHiP公演の舞台裏映像および楽曲のレコーディング映像。
- ヒカリノアトリエ
- キーを半音下げて演奏された。
- Document 8
- 「メインストリートに行こう」「跳べ」のスタジオ・リハーサル映像。
- 2017年3月4日のオリンパスホール八王子公演から3月10日の福岡サンパレス公演までのダイジェスト映像。
- 3月16日の名古屋センチュリーホールのMCおよび「Another Story」「口笛」のライブ映像、舞台裏の映像。公演中に桜井の喉の不良による途中中止[19]を発表する様子が流れる。
- 3月22日のNHKホール公演の「口笛」のリハーサル映像および舞台裏の映像。
- メインストリートに行こう
- ライブでは『Mr.Children TOUR REGRESS OR PROGRESS '96~'97』以来約20年ぶりの演奏。映像は2番サビからの収録となっている。
- 曲の後に3月22日のNHKホール公演のMCが流れる。
- 跳べ
- 『MR.CHILDREN DOME TOUR 2005 "I ♥ U" 〜FINAL IN TOKYO DOME〜』以来、約11年ぶりの演奏。
- 曲の後に3月22日のNHKホール公演のエンディングおよび舞台裏の映像が流れる。
- Document 9
- 2017年5月10日の名古屋センチュリーホール公演のMCおよび舞台裏の映像。
- 終わりなき旅
- End Roll
- BGMは「ヒカリノアトリエ」。
- エンドクレジットの後に『Mr.Children DOME & STADIUM TOUR 2017 Thanksgiving 25』の映像が流れる。
- BONUS:
ヒカリノアトリエ (MUSIC VIDEO)
CD
- You make me happy [3:58]
- PIANO MAN [4:48]
- クラスメイト [5:57]
- 優しい歌 [3:38]
- 妄想満月 [4:11]
- 虹の彼方へ [5:33]
- しるし [8:02]
- 彩り [5:20]
- ヒカリノアトリエ [4:35]
- メインストリートに行こう [4:09]
- 跳べ [6:32]
- 終わりなき旅 [7:34]
脚注
出典
- ^ a b c d “【オリコン】ミスチル、総合ミュージック映像首位 DVD総合1位は通算11作目”. ORICON NEWS. オリコン (2017年12月27日). 2025年4月12日閲覧。
- ^ a b “Live&Documentary「Mr.Children、ヒカリノアトリエで虹の絵を描く」| Mr.Children”. ORICON NEWS. オリコン. 2025年4月12日閲覧。
- ^ “【オリコン上半期映像ランキング 2018】三代目JSBライブ作品が2度目の首位を記録! 2ページ目”. ORICON NEWS. オリコン (2018年10月31日). 2025年4月12日閲覧。
- ^ “【オリコン上半期映像ランキング 2018】三代目JSBライブ作品が2度目の首位を記録! 4ページ目”. ORICON NEWS. オリコン (2018年10月31日). 2025年4月12日閲覧。
- ^ “【オリコン上半期映像ランキング 2018】三代目JSBライブ作品が2度目の首位を記録! 6ページ目”. ORICON NEWS. オリコン (2018年10月31日). 2025年4月12日閲覧。
- ^ “【オリコン上半期映像ランキング 2018】三代目JSBライブ作品が2度目の首位を記録! 8ページ目”. ORICON NEWS. オリコン (2018年10月31日). 2025年4月12日閲覧。
- ^ “【オリコン上半期映像ランキング 2018】三代目JSBライブ作品が2度目の首位を記録! 9ページ目”. ORICON NEWS. オリコン (2018年10月31日). 2025年4月12日閲覧。
- ^ “【第51回オリコン年間ランキング 2018】安室奈美恵さんが総合首位、AKB48がシングル9年連続1位・2位独占 8ページ目”. ORICON NEWS. オリコン (2018年12月20日). 2025年4月12日閲覧。
- ^ “【第51回オリコン年間ランキング 2018】安室奈美恵さんが総合首位、AKB48がシングル9年連続1位・2位独占 9ページ目”. ORICON NEWS. オリコン (2018年12月20日). 2025年4月12日閲覧。
- ^ “【第51回オリコン年間ランキング 2018】安室奈美恵さんが総合首位、AKB48がシングル9年連続1位・2位独占 12ページ目”. ORICON NEWS. オリコン (2018年12月20日). 2025年4月12日閲覧。
- ^ “【第51回オリコン年間ランキング 2018】安室奈美恵さんが総合首位、AKB48がシングル9年連続1位・2位独占 13ページ目”. ORICON NEWS. オリコン (2018年12月20日). 2025年4月12日閲覧。
- ^ “2017年12月度ゴールドディスク認定” (PDF). PR TIMES. 日本レコード協会 (2018年1月15日). 2025年4月12日閲覧。
- ^ a b “Mr.Children、ライブ&ドキュメンタリー映像作品を12月に発売。最新の未発表楽曲も収録”. 音楽ナタリー. ナターシャ (2017年10月26日). 2025年4月12日閲覧。
- ^ a b “「Mr.Children、ヒカリノアトリエで虹の絵を描く」Live&Documentary DVD & Blu-ray / Artwork”. KITE inc.. 2025年4月12日閲覧。
- ^ “Mr.Children | Mr.Children、ヒカリノアトリエで虹の絵を描く”. トイズファクトリー. 2025年4月12日閲覧。
- ^ 森田恭子 2016, p. 77.
- ^ 小貫信昭 2016, pp. 74–75.
- ^ 小貫信昭 2016, p. 4.
- ^ “Mr.Children、桜井和寿の喉の不調で公演中止&延期「とても悔しく思う」”. 音楽ナタリー. ナターシャ (2017年3月17日). 2025年4月12日閲覧。
参考文献
- 小貫信昭「Mr.Children Hall Tour 2016 虹 Live Report〈春〉」『FATHER & MOTHER Mr.Children official fan club』第74巻、エンジン、2016年12月、3 - 7頁。
- 森田恭子「R 桜井和寿」『LuckyRaccoon』第43巻、BIRTHDAYS、2016年7月7日、72 - 85頁。
- 高橋智樹「8人編成の新しいMr.Children! 22年ぶりのホールツアー前半戦、茨城公演完全レポート!」『ROCKIN'ON JAPAN』第30巻第12号通巻473号、ロッキング・オン、2016年9月30日、70 - 77頁。
外部リンク
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