リスザルとは? わかりやすく解説

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りす‐ざる【××鼠猿】

読み方:りすざる

オマキザル科リスザル属哺乳類体長30センチ、尾もほぼ同長で、黄褐色灰褐色口の周りが黒い。中南米森林群れをなし、樹上敏捷に活動する果実昆虫食べる。

栗鼠猿の画像

栗鼠猿

読み方:リスザル(risuzaru)

オマキザル科リスザル属含まれる動物総称


リスザル

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/07/30 23:45 UTC 版)

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リスザル属
コモンリスザル Saimiri sciureus
分類
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 哺乳綱 Mammalia
: 霊長目 Primates
: オマキザル科 Cebidae
亜科 : オマキザル亜科/リスザル亜科 Cebinae/Saimiriinae
: リスザル属 Saimiri
学名
Saimiri Voigt, 1831[1]
タイプ種
Simia sciurea Linnaeus, 1758[1]
和名
リスザル属[2][3]

リスザルは、哺乳綱霊長目オマキザル科に分類されるリスザル属(リスザルぞく、 Saimiri)を構成する霊長類の総称。

体長約29cm、尾長約41.5cm。大きさがリスのように小さく、体色も似通っていることから「リスザル」と呼ばれる。中南米の森林に集団で生息し、木の実小鳥を食べる。

分類

現生種では本属のみでリスザル亜科Saimiriinaeを構成する説もあるが、本属をオマキザル亜科に含める説もある[1][2]

以下の分類・英名はGroves (2005) に[1]、和名は日本モンキーセンター霊長類和名編纂ワーキンググループ (2018) に従う[3]

人間との関係

ペットとして需要があり「もっとも飼育しやすいサル」と言われているが、あくまで「サルの中」での話であり、ペットとしてはかなり飼育が難しい部類に入る。軽い気持ちで購入してトラブルになる例もあるという。

リスザルは世界で初めて宇宙旅行をした霊長類である。1958年12月13日、"Gordo"と名付けられたリスザルが、アメリカ合衆国ジュピターAM-13に載せられて打ち上げられた。"Gordo"を載せた宇宙船は宇宙空間を2,000kmほど旅行した後大西洋南部に着水したが、パラシュートの機構の問題によりほぼ墜落状態で、"Gordo"の生還はかなわなかった。世界初の宇宙から生還した動物はアカゲザルとクモザルで、その翌年のことであった。

ビタミンD3要求量が高いため、くる病モデル生物として使用される。

出典

[脚注の使い方]
  1. ^ a b c d Colin P. Groves (2005). “Order Primates”. In Don E. Wilson & DeeAnn M. Reeder (eds.). Mammal Species of the World: A Taxonomic and Geographic Reference (3rd ed.). Johns Hopkins University Press. pp. 111-184.
  2. ^ a b 岩本光雄「サルの分類名(その5:オマキザル科)」『霊長類研究』第4巻 1号、日本霊長類学会、1988年、83-93頁。
  3. ^ a b 日本モンキーセンター霊長類和名編纂ワーキンググループ (2018年12月16日). “日本モンキーセンター 霊長類和名リスト 2018年11月版 (PDF)”. 2020年7月30日閲覧。

関連項目



リスザル

出典:『Wiktionary』 (2017/12/18 14:47 UTC 版)

名詞

リスザル栗鼠猿

  1. 哺乳綱サル目オマキザル科リスザル亜科リスザル属属す霊長類総称である栗鼠猿りすざる学術表記

「リスザル」の例文・使い方・用例・文例

  • リスザル類
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