『不気田くん』に登場する女性
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/02 03:45 UTC 版)
「不気田くん」の記事における「『不気田くん』に登場する女性」の解説
マツ子 不気田のクラスメート。ツインテールで愛らしい容姿をしている。勝気な性格で少々口が悪い。 ブードゥーの呪いによりゾンビと化した不気田に追いかけまわされ、逃走中にダンプカーにはねられ死亡する。 野々花蝶子 不気田とは隣のクラス。黒髪長髪の楚々とした美少女。基本的には良識的かつ冷静だが裏表があり、男子生徒に媚を売る癖がある。 不気田に蝶と一体化する呪いをかけられ、現身と化した蝶を針で刺されたことにより、柵に刺さって失血死する。 中林ミコ 新人アイドル。巻き毛の可憐な美少女だが内面は傲慢で冷徹。 初出演のTV番組を視聴していた不気田に惚れられる。不気田の超能力により人気アイドルとなる。愛よりもアイドルとしての地位と名誉を欲する姿に失望した不気田によりVを模した異空間に閉じ込められる。最終的に不気田に見限られ、消滅する。 霧崎先生 不気田を診察した美人開業医。自分の医者としての能力の低さにコンプレックスがあり、少女趣味。また極度の小心者で血を見ただけでゲロゲロと吐いてしまう。 親の跡を継いで医院を経営しているが、腕の悪さと熱意のなさが仇となり、開店休業状態。不気田の超能力を見せつけられて発狂し、自分にも治療の超能力があると思い込む。結果、患者を惨殺した上に、自らをメスで切り刻んでしまう。 マリモ 5歳。フランス人形のように美しい幼女。ませておりとてもわがまま。 不気田の調合した薬により体のみ成長する。5歳の知能のままに夜の街を遊び回るが薬の効果が止まらず、一晩で老衰してしまう。彼女の死を悟った不気田はその死を悼み、涙を流した。 昼野夢子 小柄で眼鏡をかけた美少女。視力が非常に低く、裸眼では何も見えない。内気で純粋なロマンチスト。趣味は漫画をかくこと。 不気田と心を通わせ一時は良い雰囲気となるが彼女が本当に愛していた男性は幼馴染のヤナセだった。ヤナセが身を挺して夢子を護ろうとした為、不気田は夢子から身を引いた。 青空ひばり ウェーブヘアが特徴的な美少女。類稀な美声を持ち、合唱部のエース的存在。勝気で自分の感情に正直。 不気田を拒絶した為に、逆恨みで声を奪われるが歌を捨てることも不気田の恋人になることも受け入れられず、屋上から投身自殺する。 香上亜里須 顔立ちはとても美しいが生まれつき顔の半分が爛れている。そのため性格も暗く、クラスではいじめられっ子である。 不気田に永遠の愛を誓うことで顔の爛れを治してもらうが不気田を裏切った為、全面が爛れた顔にされてしまう。 ドンナ(人形) ドンナという女児の人形。 幼少期の不気田にとって人形は魅惑的に見えたため、自宅に造り付けたドールハウスで遊ぶことを引き換えにドンナに人形を置いて帰ることを約束させる。ドンナ本人ではなく人形に入れ込んでいく不気田だが、女の子が持って遊ぶことで魅力を持つことに気づいてしまう。不気田は成長して処刑されたドンナの心臓を持ち帰って人形に移し替えるが、やはりもう魅力的には見えなかった。 門間リサ 細面の妖艶な美少女。美術部部長。 落ち着いた雰囲気の持ち主だが内面は芸術家肌の劇場家である。絵の腕前はかなりのものであり、孤高を気取った面もある。 不気田の魔力により現実と連動した絵の中で弄ばれるようになり逆上して不気田を殺害する。その後生き返った不気田の報復により不気田が描いた棺桶の中で永遠に過ごすことになる。 八瀬鯛子 イモ虫と呼ばれるほどに肥え太った女学生。 自分をかばってくれた不気田に恋し、永遠の愛を誓うならどんな姿にでもしてくれるとの約束から不気田の作った薬でイモ虫のようなサナギに変貌してしまうが、その後孵化。蝶のような女性になるはずが薬の調合ミスによって蛾の特性を持ってしまった鯛子は、短い一生を終える前に不気田との子どもを残そうとするも拒まれ、夜の街で男を引っ掛けた。舞い戻ってきた鯛子は部屋一面に卵を産み付けるが、不気田が灯したロウソクによって家ごと全焼してしまう。 アラクネ 不気田に呪いをかけた張本人。自身も生まれ変わりや憑依を繰り返し、度々不気田の前に現れる。 元々は神話や民話の時代に生きた三姉妹の次女で、織物の才能を持つ。生真面目で織物以外に目もくれなかったが、不気田に恋をしてからは仕事が滞ったため村人が不気田をけしかけて織物をさせることに。アラクネを騙して機を織らせることに疲れた不気田に深く傷つけられ、自らの心臓に針を刺して自害ののち誰も愛せない不気田の心臓を奪い、愛されずに生き続ける呪いをかけた。 荒木九根子 本作で初めて登場するアラクネの生まれ変わりで、心臓が2つある。編み物が趣味の美人だが、誰のことも愛さない。 九根子がアラクネだと確信した不気田にボウリング場の地下駐車場に閉じ込められ、恐怖から前世の記憶を取り戻す。その後土グモに変身して穴へと消えたはずだが、死体だけが残った。 山田 作中で唯一、成人以降も不気田と共に過ごして愛を捧げた女性。 高校時代に不気田の不死身の秘密を知り、不遇な身の上から彼を愛するようになるが愛されることはなかった。クラスメートで誰からも愛される荒木九根子をアラクネと信じて監禁し、ついには死なせてしまった不気田を恨んだ同級生から守るために一緒に逃げるも、自身の作った毒薬で殺してしまう(実際には薬に毒としての効能はなかった)。何年か後に生き返った不気田を見つけ、続編へとストーリーが続いていく。
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