『チャイルド・プレイ/誕生の秘密』より
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「チャイルド・プレイ (フランチャイズ)」の記事における「『チャイルド・プレイ/誕生の秘密』より」の解説
ニカ・ピアス 先天性の障害で車椅子生活を強いられており、精神の病んだ母親と共に屋敷で暮らしていた女性。たまに心臓発作を起こしている模様。 序盤で差出人不明の荷物として送られてきたグッドガイ人形・チャッキーが屋敷に届いた日に母親が亡くなり、その翌日、姉・バーブの家族とベビーシッター、フランク神父が屋敷を訪れ、一緒に食事会を開いた。 中盤でチャッキーを不審に思い、ネットでチャッキーの事件とその事件の生存者であるアンディの存在を知り、更にその記事のリンクから、チャッキーとチャールズ・リー・レイの関係に辿り着き、チャールズがホームビデオに写っていた男と同一人物だと悟る。 その後、斧を持ったチャッキーに襲われるが、障害で足に感覚が無い状態を利用する形であえて斧を足で受け止め、その隙をついて足に刺さっていた斧を抜いて反撃に成功するが、傷の手当てをしている間に復活したチャッキーによって、車椅子に乗ったまま1階に突き落とされる。それと同時に、25年前にチャールズが母親ごと生まれる前の自分をナイフで刺したのが原因で先天性の障害を患ってしまった事を知る。 終盤でチャッキーに追い詰められながらも、アンディがまだ生存している事、「完了できない症候群」である事を指摘して挑発し、襲いかかって来たチャッキーをナイフで突き刺して返り討ちにする。その直後、フランク神父の交通事故の捜査で屋敷に駆け付けたスタントンに一連の事件の犯人と決め付けられ逮捕される。 その後、責任能力無しの殺人犯として無期限で隔離施設に収容されるが、車椅子で法廷から退出する際、自分を殺し損ねて法廷に座らされているチャッキーに対して勝ち誇ったような表情を浮かべながら罵倒した。 7作目の「狂気病棟」では、総合失調症と診断されロックムア精神病院に収容されており、それから4年間、医師による人体実験まがいの治療(主に電気ショック)をさせられ続ける日々を過ごし、更には「家族を惨殺したのは自分であってチャッキーの存在は妄想」だと思い込まされる形で現実を直視するよう説得され、誰からも無実を信じてもらえずに先の見通しも無いまま異常者扱いされ続けた結果、とうとう「家族を殺したのは姉への嫉妬心とアリスに対する独占欲によるもの」と自分に言い聞かせる程、卑屈で後ろ向きな思考になってしまう。その後、統合失調症が改善したと判断され、フォーリーの計らいで監視が緩めのハロゲート精神科病院へと転院された。 そこで出会ったマルコムやカルロスとの交流で安らぎを得たものの、病院を訪れたティファニーからアリスの死を聞かされた事で再び絶望の底に突き落とされてしまい、そのショックからリストカットで自殺しようとしたが、この時既に病院に侵入していたチャッキーに自殺を阻止されて一命を取り留め、代わりに患者の1人がリストカットで殺害された事を境に再びチャッキーとの戦いに挑む事になる。 病院内で患者や職員が次々と殺され、自身もチャッキーに追い詰められて身動きが取れなくなり、遂に諦めて死を選ぼうとしたが、ブードゥー教の呪文を唱えたチャッキーに肉体を乗っ取られる。ブードゥー教の秘術の影響からか、身体機能が回復して自分の足で歩けるようになり、チャッキーそのものと言える残忍な性格になるなど、身も心も変貌してしまう。その後、アンディを病室に閉じ込めて病院から抜け出し、ちょうど迎えに現れたティファニーと共に何処かへと去って行った。 サラ・ピアス ニカの母親。 夫ダニエルの友人であり、近所に住んでいたチャッキーに対しては当初好意的であったが、ダニエルが溺死した後、自分がダニエルの代わりになろうと本性を現したチャッキーによって監禁される。密かに警察に通報するが、屋敷に警察が迫っている事に激昂したチャッキーにナイフで腹部を刺されて重傷を負う。母子共に一命を取り留めたものの、その時の負傷が原因でニカは生まれつき足が不自由となり、自身もそのショックで心を病んでしまう。 最期は、物語序盤人形として復活したチャッキーが屋敷に届いた日に彼の手によって殺害される。 バーブ ニカの姉で、母親の死後にほどなく遺産相続の手続きも兼ねてニカの元へと訪れる。 普段は出版業界に勤めているが、現在は不景気である上、娘の学費が嵩み、家計が苦しい状態である模様。 表面上は妹思いであったが、ニカの元へと訪れたのは屋敷を売却して大金をせしめるためであり、更には彼女をお荷物扱いして障害者施設へと入所させようとしていた。 レズビアンで、ジルとは恋人同士であり、夫に隠れて彼女と付き合っているが、家庭を蔑ろにしているわけでなく、特に娘に対しては愛情を注いでいる。このことから、家族も愛人も両方取りたがっている節がある。 中盤でジルとの関係をイアンに知られた上、彼から親権の剥奪を仄めかされ逆上。チャッキーの事を警告してきたニカに対してもイアンとグルであると誤解して当り散らした。 最期は正体を現したチャッキーにナイフで左目を刺され、死亡。 ジル アリスのベビーシッター。 バーブと同じくレズビアンであるが、彼女とは違い、屋敷の売却には乗り気ではなかった。また、グッドガイ人形の存在を認知している。 夜中に下着姿でバーブとビデオチャットをしていたところ、チャッキーに雨漏りのバケツの水を床ごとコンセントにまかれて感電死する。 イアン バーブの夫で、普段はコーヒーショップで働いているが、収入は彼女よりも少ない。また、ジルと同じくグッドガイ人形の存在を認知している。 娘のアリスを溺愛しており、仕事のためになかなか娘にかまってあげられない現状を負い目に感じている。その一方で、以前からバーブとジルの関係を疑っていたらしく、バーブのカードで買った隠しカメラをチャッキーの胸ポケットに仕込んで彼女達の様子を監視していた。それからほどなくして、2人の関係を知ると、それをネタにバーブを脅迫して彼女から親権を取ろうとした。 中盤でバーブが殺され、アリスが行方不明になった際には疑心暗鬼からニカを犯人と決めつけて彼女を部屋に監禁する。その後、隠しカメラと直結したモニターでアリスの行方とチャッキーの正体を知るが、時既に遅く部屋に入ってきたチャッキーに不意をつかれ転倒、斧で下顎を切断され死亡した。 アリス バーブの娘で、ニカの姪。両親と共にニカの屋敷へと訪れた際に彼女からプレゼントされたチャッキーをすぐに気に入る。 普段から両親が多忙で寂しい日々を過ごしていたらしく、屋敷に来る前はあまり元気がなかった様子で、ジルからもその事を心配されていた。その影響からか、チャッキーを一番の友達として寂しさを紛らわしている節があり、何の疑いも持たずにチャッキーの言葉を真に受ける等、良くも悪くも子供らしい純真な一面を持つ。 中盤ではかくれんぼの一環として、チャッキーに言われるがままに部屋に閉じ込められてしまう。終盤では両親を亡くしてニカが逮捕されたその後、祖母の元に引き取られるがチャッキーと再会し、「魂交換ごっこ」に誘われる。その後の消息及び生死は不明だったが、7作目の「狂気病棟」ではチャッキーに殺害されたことが判明した。 フランク バーブの知人である神父。 サラの死後、バーブに連れられる形でニカの屋敷へと訪れた。イアンやジルと同様、グッドガイ人形を認知している。 その日の晩の夕食でチャッキーが仕込んだ殺鼠剤入りのスープを口にして急激に体調が悪化。だが、スープが原因とは気づかずに急用と称して途中で退席。その状態で車で帰宅した結果、途中で事故を起こして首を切断するという無残な最期を遂げた。 スタントン フランク神父の知人である警官。 自分の名付け親だったフランク神父の教会に通っている。序盤でフランク神父が死亡した際には唯一彼の死に不審感を抱いていた。 終盤でフランク神父が最後に訪れたニカの屋敷に駆け付け、上記の事情もあってチャッキーに襲われたニカを犯人と決めつけて逮捕。その後、ニカが法廷に立たされるシーンで傍聴に同席していた。 その後、ティファニーから礼金をもらう約束で証拠品保管所からチャッキーを持ち出すが、彼女に用済みとして殺害される。
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