?マジっすか!とは? わかりやすく解説

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?マジっすか!

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/13 14:54 UTC 版)

?マジっすか!』は、2001年4月15日から2003年3月18日まで毎日放送テレビ(MBSテレビ)で放送されたバラエティ番組ステレオ放送

この番組は基本的には関西ローカルで放送されていたが、毎日放送の関連CSチャンネルであるGAORAでも数か月遅れで放送されていた。また、レギュラー放送終了後の2004年12月30日には、毎日放送テレビでこの番組の特別版『?マジっすか!リターンズ』が放送された。

レギュラー放送概要

吉本興業の劇場baseよしもとに所属する若手芸人たちがロケをしてVTRを作り、それを様々な年代の審査員が審査するというのがこの番組の大まかな内容であるが、度重なるリニューアルによって審査する人物やその方法、番組の意義、放送時間などがまちまちであった。後述するように、現在全国区で活躍しているコンビが数多く出演していた。

以下に挙げる放送データは、毎日放送で放送されたものを基本とする。

第一章

2001年4月15日、日曜13時からの54分番組として放送開始。baseよしもとからの公開生放送番組で、司会は陣内智則シャンプーハットFUJIWARAらが担当。後述する第二章の途中までこのスタイルは継続された。

毎週10組の若手芸人がそれぞれロケVTRを作り、事前に様々な年代の一般審査員が50人×1点、特別審査員(キダ・タロー浜村淳桂小枝円広志が週替わりで担当)が50点満点の計100点満点で審査し、得点別に2位からVTRを放送。VTRが放送されていない司会陣以外の芸人は、控え室で待機させられていた。また、番組が生放送だったため、下位の芸人のVTRはあまり放送されなかった。そして、オンエア時間が残りVTR1本分となった時点でチャイムが鳴り、最後に1位と最下位の芸人を同時に発表するというシステムであった。1位の芸人は次週のタイトルに自らの名が載り(例:陣内智則がその週の1位だった場合、次週のラテ欄などに「陣内智則?マジっすか!」と載ることとなる。この制度は第一章のみ)、10位の芸人はレギュラー落ちし、他のbase芸人と入れ替わるというルールだった。2001年9月16日まで。

なお、この番組の姉妹番組として、同時期に2か月に1回、月曜深夜25:35 - 27:35に放送されていた番組『マジやってん!』がある。この番組では、『?マジっすか!』本編でオンエアされなかった下位のVTRが放送された。

  • 第一章におけるエピソード
    • 第一章の半年間において、FUJIWARAただ1組だけが出演したVTRのすべてが放送され、最も多く1位を獲得した(20回のうち6回優勝、そのなかでも4週連続制覇という離れ技を見せた)。ロケVTRは、放送時間の都合上通常6位、7位のVTRまでは放送されていたが、それ以下の順位は放送時間の都合で放送されないことが多く、8位以下はまず放送されることがなかった。FUJIWARAは一度7位までランクを落としたことがあるが、この時は運良く放送された。
    • FUJIWARAの他に、全20回で一度もレギュラー落ちしなかったのは陣内智則、ハリガネロックランディーズキングコングの4組である。
    • シャンプーハットは司会進行であるにもかかわらず2度も最下位となり、レギュラー落ちしたことがある。最初にレギュラー落ちした回は順位未発表の芸人に陣内智則とシャンプーハットの両司会が残り、会場は騒然となった。ただし、復帰までの約2か月間は何かしらの理由をつけて毎週顔出しをしていた。当然、この期間中はロケVTRは無しだった。
    • 司会陣以外で優勝回数が最も多かった芸人はケンドーコバヤシ(3回)で、シャンプーハットと同じく2位。この番組で初めて連覇を達成した男でもあり、さらには初登場1位も達成した。ちなみに、番組初の初登場1位は野性爆弾が達成している。マニアックな芸人らしく、上位の回と下位の回との差が激しく「ホームランか三振」を地で行っていたが、レギュラー出演8回目で最下位となり、あえなくレギュラー落ちした。
    • 2005年のM-1グランプリ覇者・ブラックマヨネーズは2度レギュラー入りに挑戦しているが、2回とも最下位となり、半年間一度もレギュラー入りすることはできなかった。また、2003年のM-1覇者であるフットボールアワーも9位、10位、復帰後も9位で第一章終了と、両コンビともに『?マジっすか!』のロケVTRの成績は振るわなかった。
    • 2001年4月29日に放送されたキングコングのVTR「ボクらはみんな生きている?」内で過度の演出、いわゆるやらせが行われたとして、同年5月27日のエンディングでテロップとアナウンサーの読み上げによる番組からのお詫びが放送された。淀川河川敷で前述の歌の歌詞に出てくる昆虫を採集するというロケを行った際に、実際は事前にスタッフが入手して地面に埋めていたオケラをキングコングの2人が偶然発見したかのように収録していた。
    • ビッキーズのVTRでは、テーマの「天」→「生駒の天辺」で9位、翌週のテーマ「出」→「生駒で出てこい掘り出し物」で9位と、生駒に肖ってさらに翌週のテーマ「無」→「無類の生駒好き」で9位だったが、そのさらに翌週のテーマ「鉄」で生駒ネタをやめた「鉄ゲタで過ごそう」で10位のレギュラー落ちになってしまった。

第二章

2001年10月7日放送分からはチーム対抗戦となり、毎週ある一つの漢字に基づいたテーマでロケをしてくるというルールに変更された。また、審査方式をゲスト審査員持ち点50点 + 観客持ち点50点の100点満点で、その場で採点するという方式に変更。また、翌2002年1月8日からは番組の放送時間が火曜23時55分 - 24時55分になり、同時に録画放送になった。番組の収録は引き続きbaseよしもとで行われていた。以降、番組終了まで陣内智則が総合司会を担当した。放送時間変更後は関西テレビで24時40分から当番組の裏で放送されており、FUJIWARAとランディーズが出演している「すぽーつアミーゴ!」との兼ね合いで、最後の組に必ずチームハリガネロックまたはチームケンドーコバヤシを放送する配慮がなされていた。2002年3月5日まで。

第三章

選抜高等学校野球大会の放送による約1か月間の休止[2]を経て、2002年4月9日から放送を再開。この第三章では、各コンビが四文字の造語の漢字一文字に対するテーマでロケをするトーナメント戦へと移行した。審査は会場の来客100人。2002年8月20日まで。 ブラックマヨネーズ、青空、ビッキーズ、麒麟は「モンゴル8」というユニットでトーナメント戦に出場した。

  • 参考 各ラウンドのテーマと優勝コンビ
    • ラウンド1 「山本勝三(やまもとかつぞう)」 - シャンプーハット
    • ラウンド2 「火場夜期(かばやき→蒲焼き)」 - サバンナ
    • ラウンド3 「発十取工(はっととりく→ハットトリック)」 - サバンナ
    • ラウンド4 「名間日流(なまびいる→生ビール)」 - ロザン

第四章

2002年10月1日放送分にて番組の大幅なリニューアルを実施。まず、収録は「MBSスタジオ in USJ」で行われ、出演者も陣内智則シャンプーハットサバンナ$10チュートリアルフットボールアワーキングコングケンドーコバヤシの8組14人に絞られた。そして、毎週レギュラーメンバーがロケをしてくる(※審査やレギュラー落ちは無し)という内容に変更された。2003年3月18日に放送終了した。

スペシャル版

  • マジやってん![3]
    • 2001年5月、7月、9月(月曜) 25:35 - 27:35
  • マジねた![4]
  • ?マジやぞ![5]
    • 2001年(日曜) 15:00 - 15:30
  • 大?マジっすか!
    • 2001年9月2日(日曜) 13:00 - 17:00
  • ?マジっすか!Z[6]
    • 2001年12月25日(火曜) 23:55 - 24:55
  • 電光石火?マジっすか!
    • 2001年12月30日(日曜) 13:00 - 14:54
  • 1分?マジっすか![7]
    • 2002年3月25日 - 4月4日(月 - 木曜) 23:54 - 23:55[8]
  • ?マジっすか!生放送 いっぺん聞いてみたかってん
    • 2002年9月1日(日曜)
  • ?マジらいぶ! base SUMMER SMILE02OSAKA
    • 2002年9月17日(火曜) ※レギュラー放送を35分拡大
  • ?マジっすか!リターンズ[9]
    • 2004年12月30日(木曜) 15:55 - 18:00

出演者一覧

?マジっすか!リターンズ出演者

2004年12月30日放送。フットボールアワーがMCとして出演。2003年にbaseよしもとを卒業しうめだ花月の出演者となった元メンバー達、2002年10月に東京進出をした元メンバーの次長課長、そして笑い飯麒麟千鳥という当時のbaseよしもとトップ組が出演した。前日の深夜には年末恒例の特番「オールザッツ漫才」が放送され、東京組のフットボールアワー次長課長キングコングFUJIWARAを除く出演者たちは朝方までオールザッツ漫才に参加し、そのまま休まずに出演をした。

顧問

第一章から第二章まで週替わりで出演。

スタッフ

  • 作・構成:かわら長介、前野弘光、八木晴彦、武輪真人、根宜利彰、野々村友紀子オパヤン寺本覚、小松加奈
  • タイトル:原田専門家
  • 技術:波多間博(MBS)
  • SW (スイッチャー):前田昌彦
  • CAM (カメラマン):林謙一郎
  • 音声:上野太
  • VE (ビデオエンジニア):四藤史郎
  • 照明:南島和博、上田和博
  • 音効:久坂恵紹、三木直彦
  • TK(タイムキーパー):松本美希
  • VTR編集:柴田展子
  • 美術:内田公幸(MBS)
  • 美術進行:天津知恵
  • スタイリスト:スタジオセルズ
  • メイク:MORE
  • マルチモニター:インターナショナルクリエイティブ
  • HP制作:菊池崇、松川和代
  • AD (アシスタントディレクター):前田大助・住永恭子(MBS)、古賀俊之、竹口晶子、松本真樹(MBS企画)
  • ディレクター:渥美昌泰新堂裕彦・長富剛・坂井佳史・小野智也(MBS)、大城哲也(東通企画)、坂口好史(Jワークス)、坂本丈一(アイ・ティ・エス)、中本圭(ブリッジ)、塩見直久(デラックスキッズ)、西谷公太(FUNS)
  • AP (アシスタントプロデューサー):大木里織・鈴木悌之・小林弘依(吉本興業)
  • 演出:田中将徳〔初期〕・岸本孝博〔第2期以降〕(MBS)
  • プロデューサー:浜田尊弘(MBS)、新田敦生(吉本興業)
  • チーフプロデューサー:増谷勝己(MBS)
  • 技術協力:ウエルカムTrashアーチェリーイングス戯音工房
  • ロケ技術協力:アルチザン、光学堂
  • 車輌協力:フォレスト
  • 美術協力:つむら工芸
  • 制作協力:東通企画Jワークスアイ・ティ・エス、ブリッジ、ファンズプロダクションMBS企画、ドゥエンタープライズ、デラックスキッズ
  • 製作著作:毎日放送テレビ、吉本興業

脚注

  1. ^ 2001年12月30日(日)放送の特番「電光石火?マジっすか!」にて放送。チーム爆笑戸塚水産の1回限りのVTRは「光り輝け!」という光GENJIのパラダイス銀河の曲に乗せてローラースケートで滑るという内容。2002年3月19日(火)深夜の「もう一度見たいっすか!(第2章の傑作選)」でも放送された。
  2. ^ 番組休止中はミニ番組「1分?マジっすか!」を放送。
  3. ^ ?マジっすか!の生放送ではオンエア出来なかった10位までの下位のVTRを2か月に1回月曜深夜にまとめて放送していた。
  4. ^ ?マジっすか!出演芸人のロザン・ランディーズ・ビッキーズ・シャンプーハットが漫才ネタでお送りした30分の特番
  5. ^ ?マジっすか!でロケVTRが10位(レギュラー落ち)したロザンやシャンプーハットらがなぜ10位になったか生放送終了後のスタジオで検証した30分の生特番
  6. ^ 番組MCの陣内智則がメインの特番。12月25日深夜の生放送は番組スタッフルームからたった一人で生放送を行った。当日の夜はM-1グランプリ2001で優勝した中川家に生電話を行った。
  7. ^ 春のセンバツ高校野球のため火曜深夜のレギュラー放送が中止になった穴埋めで放送したミニ番組。放送枠が1分間なのでその間にVTR振り、30秒程度のVTR、最後に?マジっすか!の番組ステッカー等のプレゼント告知という内容だった。
  8. ^ 全8回
  9. ^ VTR最下位のキングコングは翌年の2005年1月3日(月)深夜に1時間の特番として放送された。
  10. ^ a b c 出演は第1章と2章
  11. ^ 出演は第1章のみ
  12. ^ a b 出演は第3章から

関連項目

外部リンク

毎日放送テレビ(MBSテレビ) 日曜13:00枠
前番組 番組名 次番組
不明
?マジっすか!
(2001年4月15日 - 2001年12月30日)
単発番組放送枠
毎日放送 火曜23:55枠
東京上陸バラエティー ゴズィラ
(2001年6月5日 - 2001年12月25日)
?マジっすか!
(2002年1月8日 - 2003年3月18日)
オ・サ・ム
(2003年4月8日 - 2003年6月24日)

体感魔法少女 マジっすか!?

(?マジっすか! から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/01/05 01:43 UTC 版)

体感魔法少女 マジっすか!?
ジャンル アドベンチャーゲーム
開発元 株式会社ウインライト
発売元 株式会社ウインライト
1作目 体感魔法少女 マジっすか!?
2007年11月29日
最新作 体感魔法少女 マジっすか!?Duo
2008年10月10日
スピンオフ作品 スイーツファイト!
琴莉のむちゃ修行!
公式サイト 萌きゅあっとi
アニメTVモバイル
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体感魔法少女 マジっすか!?」(たいかんまほうしょうじょ‐)は、株式会社ウインライトが開発、配信するiアプリアドベンチャーゲーム、またはそれを第1作とするシリーズの総称である。公式略称は「マジっすか!?」(末尾の「!?」は、略されることも多い)。キャラクターデザインは柚月りんこ。

概要

第1作目の配信は2007年11月29日、株式会社ウインライトが運営するiモード用webサイト「萌きゅあっとi」「アニメTVモバイル」にて開始された。後述のとおり、テレビアニメなどで知られる豪華声優陣を起用、携帯電話向けオリジナルコンテンツ初のフルボイス作品とされる[1][2]。続いて2008年10月10日には、前作に新要素を加えたシリーズ第2作目「体感魔法少女 マジっすか!?Duo」を配信開始した。

同社の他のコンテンツ同様、関連作品を含め全てダウンロード時にのみ料金が発生する「売り切り」課金(従量課金)を採用するが、ゲームで一定条件を満たすと手に入る「アバターアイテム」利用には同社webサイト上にて無料会員登録する必要がある。アプリは上記「フルボイス」版(約748KB)と容量の小さい「ボイスなし」版(約500KB)とがある。また、第1話のみ遊べる無料体験版もある。これらと別に、ヒロインたちの待受け画像や着ボイスが別途有料販売される。なお、フルボイス版では音声再生時にwebサーバからデータを取得するため大容量の通信が行われるのでパケット定額制の利用が強く推奨されるが、無音声にしたり任意場面のみ手動で音声再生させて通信量を調節できたり、ゲーム進行を先読みして音声データをダウンロードすることで読み込みによる停滞時間を減らす工夫も施されている。

アドベンチャーゲームとしては後節のとおりエピソードがテレビアニメなどの様な一話構成となっており、エピソード間にはナレーションによる「次回予告」もある。また、ゲーム中に一度見たイベントシーンをwebサーバ上に保存しいつでもブラウザから接続して鑑賞したり待受け画像として利用できる「アルバム」機能や、ゲーム中に既読メッセージや台詞を過去に遡って参照する「ログ」機能を搭載、セーブは3つとクイックセーブ1つが可能である。さらに直感ゲーム対応機種では、一部場面で携帯電話を振ったり傾けて展開に影響を与える「直感イベント」を搭載、選択を間違えてバッドエンドを迎えると終了後に救済ヒントコーナーが展開される。

シリーズ

シリーズ・派生作品ラインナップは以下の通り。

関連作品は以下の通り。

  • アイドル・ジェネレーション 第2次・萌えっ子大戦争!!‐「萌きゅあっと/ぷるるん美少女」各コンテンツのヒロインが登場するリアルタイムストラテジーゲーム。神楽と琴莉が登場。
  • 女子高生と脱×野球拳‐複数の作家が描く女子高校生キャラクターと野球拳をするゲーム。対戦相手の1人として神楽が登場する。
  • ハーレム×デュエル‐「萌きゅあっと/ぷるるん美少女」各コンテンツのヒロイン待受け画像をカードとして使うオンライントレーディングカードゲーム。月額会員向け。
  • もえっ娘はがし‐画面上を線で囲って領域を確保するアクションパズルゲーム。背景画像として他ゲームのヒロインと共にメインヒロイン3名が登場。

シリーズ共通設定

シリーズあらすじ

それぞれ別の経緯によって導かれた3人の少女、彩葉、神楽、琴莉は、たどり着いた市ヶ原洞窟の奥で白く輝く不思議な宝石「レインボークリスタル」の力を得て、魔法少女となった。彼女らは、レインボークリスタルを悪用して世界を危機に陥れようとする異世界の者や宇宙人から市ヶ原タウンを守るべく立ち上がる。

主要登場人物

ナレーション;若本規夫
主人公
プレイヤーキャラクターの初期設定名は「笹 ケン太」だが、苗字・名前とも最大4文字の範囲で自由に変更できる。私立市ヶ原学園2年Q組(成績によってA組から順にクラス分けされている)に通う男子生徒。あるとき、同級生・カオリの不審な行動を目撃したことから彩葉らの戦いに巻き込まれ、神楽を庇った際にレインボークリスタルの力を得て手から魔法剣を出現させる能力を手に入れた。
夢原 彩葉(ゆめはら いろは)(声;小清水亜美
2年N組に属する、おっとりした天然ボケの少女。長いストレートの亜麻色髪の頭頂部に飛び出したゼンマイ状のアホ毛が特徴。甘いものに目が無く、不自然な丁寧語で話す癖がある。あるとき、異世界から落ちてきた魔法の杖「オールスティックス」を拾ったことから魔法少女となり、自分が住む市ヶ原の、そして世界の平和を守る戦いに身を投じる。呪文を唱えることにより、随所にフリルが着いた桃色ドレス姿の「マジカルいろは」に変身する。
オールスティックス(声;若本規夫)
彩葉が持つ魔法の杖。世界の危機を伝えるべく異世界からやって来た。見た目は1mほどのだが自我と会話能力を持ち、魔法や異世界の知識を彩葉に教えたり、彼女に魔力を与えている。普段の声は彩葉にだけ聞こえ、配役は彼女が主人公に杖との出会いを語った際に彼女が演じたときのもの。
佐野下 神楽(さのした かぐら)(声;ひと美
特進クラスである2年A組に属する秀才。普段はとても小柄かつ幼児体型の少女で、セミロングの黒髪の両側頭部をドーナツ型に結っているのが特徴。時に冷ややかなほど冷静な性格で、往々にして暴走したりボケる彩葉や琴莉に対する制止・ツッコミ役。釣り骨董品鑑賞など、渋い趣味を持つ。様々な知識に詳しく見えるが実はウィキペディアで情報収集を行っており、琴莉がそれに絡んだ際には「いつか『マジっすか!?』の記事が出来たら琴莉の悪口を書き込む、と宣言した[3]。物語以前にラジー星人に拉致され、肉体を改造されてしまった。以来、「キャプシューラβ」というペンライト型器具をかざしてメイド服型戦闘服を着た大人びた姿へと変身、「ラジカルかぐら」と名乗る。なお、彼女の能力は動力源こそレインボークリスタルだが、主に宇宙人のオーバーテクノロジーによるものであり、自身によれば彼女は厳密には魔法少女ではない。
月町 琴莉(つきまち ことり)(声;広橋涼
2年ZZ(ダブルゼータ)組に属する格闘技大好き少女。自称“忍者の末裔”。赤い髪を黄色い大きなリボンでポニーテールに結っており、手にオープンフィンガーグローブを嵌めている。豪放磊落とも言える男勝りで大雑把な性格をしており、しばしば“バカキャラ”扱いされる。他の人物を「彩葉っち」などと呼ぶ癖がある。授業をサボって修行に励んだ結果、いつの間にか魔力を得て普通の人よりも強く速くタフな身体になっていた。彼女は常人離れした身体能力を持つが彩葉や神楽の様な遠距離攻撃手段や飛行能力、変身能力といった不思議な能力は持たず、戦闘時には身軽な格闘着に着替えて「バカ力(ばかぢから)ことり[4]として主に地上での肉弾戦で活躍する。

体感魔法少女 マジっすか!?

体感魔法少女 マジっすか!?
ジャンル アドベンチャーゲーム
対応機種 NTTドコモ携帯電話
開発元 株式会社ウインライト
発売元 株式会社ウインライト
人数 1人専用
メディア iアプリ
発売日 2007年11月29日
その他 売り切りコンテンツ。
フルボイス版・ボイスなし版の2種あり。
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あらすじ

下校中に同級生のカオリが自宅とは異なる町外れへ向かうのを不審に思い後を尾けた主人公は、異様な姿に変身した彼女と3人の少女たちとの戦いを目撃する。カオリが相手を殺害するのを制止しようとした彼は、倒れた彼女から自分に向かって来た得体の知れない何かを、手元に突如出現した不思議な剣で払ってしまった。そんな彼に、カオリと戦っていた少女たちは、平和を守るために共に戦おうと誘うのだった。

登場人物

カオリ(声;庄司宇芽香
第1話「僕が魔法少女?!」に登場。主人公(プレイヤー)と同じ2年Q組の女子生徒。剣道場を実家に持つ剣術少女で、二刀流遣い。長い黒髪を持ち、白い肩衣と赤いを着けている。剣技に伸び悩んだ心を悪魔に取り憑かれ、二杖流(にじょうりゅう)遣いとなって町外れの洞窟前で彩葉らと対決、結果的に主人公が魔法能力を持つキッカケを作った。
秋風 もみじ(あきかぜ もみじ)(声;伊藤かな恵
第2話「セピア色の椛」に登場。市ヶ原総合病院に入院している病弱な少女。市ヶ原学園には入学したきりで友だちも居らず、たまたま風邪で来院した彩葉と主人公に出逢う。やがて親しくなった彼女らにより近づきたい一心で病気の克服を望む心をレインボークリスタルを狙うゴーレムに魅入られ、魔女「セピア」としてその具現化に手を貸してしまい、彩葉らと対峙する。
ミルザ(声;島田知美
第4話「私の弟子はザ・フレンチ?!」に登場。琴莉の居るZZ組に編入されたフランス人留学生。空色の髪をポニーテールに纏め、学園の制服ではない白いノースリーブと肘までを覆う同色の長手袋を着けている。「忍者マスター」を志し琴莉に弟子入りするが、修行中、魔法少女しか知りえないレインボークリスタルについて語るのを聞いた琴莉は、彼女を敵と看做して戦闘を開始する。片言の日本語を話し、戦闘時には袖無しの鎖帷子を着て大きな手裏剣を背負うなど、どこか間違った忍者姿になる。「Duo」にも登場する。

エピソード

  • 第1話「僕が魔法少女?!」
  • 第1.5話「修行!魔法剣」
  • 第2話「セピア色の椛」
  • 第2.5話「ラジー星人の生態」
  • 第3話「お休み・こんしんパーティー」
  • 第3.5話「琴莉といっしょ」
  • 第4話「私の弟子はザ・フレンチ?!」
  • 第4.5話「マジっすかクイズ!」‐本編終了後のオマケエピソード。第4話までに描かれた「マジっすか!?」の設定について、神楽が主人公(プレイヤー)に10問のクイズを出題する。

体感魔法少女 マジっすか!?Duo

体感魔法少女 マジっすか!?Duo
ジャンル アドベンチャーゲーム
対応機種 NTTドコモ携帯電話
開発元 株式会社ウインライト
発売元 株式会社ウインライト
人数 1人専用
メディア iアプリ
発売日 2008年10月10日
その他 売り切りコンテンツ。
フルボイス版・ボイスなし版の2種あり。
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新要素

戦闘中、技を使うヒロインの目元が小ウィンドウに強調表示される「カットインシステム」、負かした敵に対して前作では彩葉らが定められた形でのみ行っていた「おしおき」を要望に沿ってプレイヤーが介入できる形とした「おしおきモード」を搭載した。また、誤った選択肢を選んだ際のバッドエンド救済コーナーが、琴莉と(本編と性格が異なる“黒”)彩葉が行っていた前作の「マジっすかのことり」に代わり、神楽を加えた3人が「萌きゅあっと」同様の水着アバター姿(棒人形に見立てている)で寸劇を演じる「マジっすか地獄」となった。

あらすじ

異なる経緯によって魔法少女となった3人と主人公は次第に信頼関係を築きながら、「レインボークリスタル」を狙って次々と現れる魔法少女たちを協力して撃退した。しかし、レインボークリスタルは市ヶ原のみならず世界中に点在し、「黒い天使」(アンジュ・ノワール)と名乗る何者かがそれら全てを手中に収めようと画策しているという。かくして、3人の魔法少女と主人公の戦いは市ヶ原タウンの外までも続くのだった。

登場人物

冬美(トンメイ)(声:小橋知子
第5話「ニーハオ!超力中華娘」に登場。市ヶ原商店街で骨董品店を始めたばかりの、中国人らしき女性。胸元に猫が描かれた、深いスリットの入った白いチャイナドレスを着用、ピンク色の髪を後頭部でアップに纏め、眼鏡をかけている。微笑を絶やさず、流暢な日本語を話す。たまたま商店街を訪れて店に立ち寄った神楽と主人公を通じて彩葉・琴莉をもおびき出し、彼女たちに襲い掛かる。
イヴ・ガーランド(声;島田知美)
第6話「ターゲット・市ヶ原」に登場したバトラー星人。地球人女性同様の姿で、ショートボブの金髪に、前を大きく開けたパイロットスーツを着ている。高密度エネルギーであるレインボークリスタルを得ようとUFOで市ヶ原学園の裏山に降り、ラジー星人から急報を受けやって来た琴莉らと対決する。
ラタトゥイユ(声;永田依子
通称「ラト」。第8話「ねこみみホライゾン」に登場。見た目は黒い猫耳と尾を着け、白地に青い線が入ったレオタードを着た、緑色の長髪を持つ少女だが、オールスティックスによれば異世界のらしい。ひのえ川の河川敷に居るのを彩葉に発見、保護されたが、気性が荒く些細なことで逆上、琴莉や神楽に襲い掛かってしまう。

エピソード

  • OP「マジッすか紙芝居」‐前作のあらすじを神楽・彩葉・琴莉が紙芝居に見立てて解説するエピソード。
  • 第5話「ニーハオ!超力中華娘」
  • 第5.5話「三つde・萌え!」
  • 第6話「ターゲット・市ヶ原」
  • 第6.5話「わかっちゃいけない」
  • 第7話「ゴールドコーストラッシュ!」
  • 第7.5話「琴莉の挑戦」
  • 第8話「ねこみみホライゾン」
  • 第8.5話「オマケっすか?!」‐本編終了後のオマケエピソード。本編では敵のみを対象とした「おしおきモード」を、彩葉、神楽、琴莉から1人を選んで実行できる。

脚注

  1. ^ 携帯オリジナルとして初のフルボイス! 若本規夫氏や小清水亜美さんが出演するアプリ『体感魔法少女 マジっすか!?』(電撃萌王ブログ 2007年12月2日付記事)
  2. ^ iアプリ・アドベンチャーゲーム「体感魔法少女 マジっすか!?」リリース!‐ウインライトによる公式発表(PDFファイル)。
  3. ^ 第5.5話で、ある選択肢を間違った際に見られる「マジっすか地獄」その7に於ける発言。神楽とウィキペディアの関わりに言及されるエピソードは第5.5話のほか第8話にもあり、劇中で彼女が参照したとされる項目は、南京玉すだれ柚子胡椒ラタトゥイユの3つ。
  4. ^ 公式webサイトなどでは「マジ力(まじちから)ことり」と表記されるが、ゲーム中では専ら「バカ力ことり」と名乗る。

外部リンク



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