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小田原厚木道路

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2012/01/09 11:30 UTC 版)

日本の道路 > 一般国道 > 国道271号小田原厚木道路
その他の自動車専用道路
(有料)

Odawara-Atsugi Road Route Sign.svg
国道271号標識

小田原厚木道路
総距離 33.1 km
制定年 1963年(国道)
1969年(有料道路)
開通年 1969年
起点 神奈川県小田原市
終点 神奈川県厚木市
接続する
主な道路
記法
西湘バイパス
Tomei Expwy Route Sign.svg東名高速道路
Template(ノート 使い方) ウィキプロジェクト 道路
小田原厚木道路

小田原厚木道路(おだわらあつぎどうろ)は、神奈川県小田原市から厚木市東名高速道路厚木IC(JCT兼用)へ至る中日本高速道路管理の一般有料道路であり、全区間が一般国道271号に指定されている。

政令で定める起終点間を連絡する道路が小田原厚木道路のみであり、国道271号の一般道路は現在存在しない。このため、国道271号に係る項目についても本項で述べる。

125 cc以下の二輪車(原付一種および原付二種)は全線が通行禁止である。

目次

概要

小田原厚木道路

起終点は「一般国道271号」として政令で定めるもの[1](カッコ内は中日本高速道路の管理区間)を示す。

  • 陸上距離:33.1 km
  • 起点:神奈川県小田原市(神奈川県小田原市早川/小田原西IC
  • 終点:神奈川県厚木市(神奈川県厚木市酒井/厚木IC
  • 指定区間:小田原厚木道路の区間
  • 道路の種別:第3種第1級
  • 設計速度:80 km/h(大磯IC - 厚木西IC)・60 km/h(左記以外の区間)
  • 車線数:4車線(専用部)
  • 償還完了予定:2050年8月29日[2]

過去の神奈川県管理区間(一般部)

「一般国道271号」の道路区域から外され[3]神奈川県道63号相模原大磯線に編入された[4]

  • 管理延長:9.8 km
  • 起点:神奈川県厚木市酒井(国道129号交点)
  • 終点:神奈川県平塚市岡崎(神奈川県道 平塚秦野線交点)
  • 車線数:2車線(一般部・一部区間は2車線×2)
  • 管理:神奈川県県土整備局厚木土木事務所・平塚土木事務所

地理および道路の現況

地理

東名高速道路が経由しない小田原市へのアクセス道路であり、概ね神奈川県西部を斜めに縦断している。小田原市から大磯町付近までは国道1号の北側をほぼ平行する。その後国道1号から離れ、平塚市内陸部や伊勢原市を経由して、厚木IC東名高速道路に接続する。

道路の現況

小田原厚木道路(専用部)

ほぼ全区間が片側2車線・規制速度70 km/hの完全立体交差である。建設時期が古く路側帯が狭いという難点もあるが、その構造は都市高速道路に近く快適に走行可能な道路である。線形が良いため多くの車両が規制速度よりも速い速度で走行している。このため、覆面車両(私用概態警邏車)による取締りが強化されている。

案内標識において「小田厚」という表記が使用されている例(神奈川県道714号栢山停車場曽我線栢山入口交差点)

周辺利用者からは通称「小田厚(おだあつ)」という略称が使用されており、2009年5月1日現在では案内標識にも使用されている。

平塚IC-厚木ICは自動車専用道路に指定されている。対して、平塚IC以西は道路交通法による一部車両通行規制道路として125 cc以下の二輪車、軽車両等は通行が禁止されている。これは大磯ICを境に当路線の設計速度が異なり、大磯IC以西の規制速度を神奈川県公安委員会により70km/hへ引き上げて指定したことに関係する。小田原西IC及び平塚IC付近に自動車専用道路に関する案内標識があるが、利用者の見地からは自動車専用道路である区間との大きな相違はない。

終点の厚木ICでは東名高速道路のみに接続し、国道129号等の一般道路へは直接連絡していない。一般道路へは厚木西ICを利用する(下記一般部の項目参照)。

週末・混雑期には西湘バイパス箱根口IC石橋ICを先頭とする渋滞が当路線まで延びることがある。この点から、荻窪IC小田原西ICの区間では、渋滞中の割り込み事故防止のため左側車線から右側車線への車線変更が禁止されている。小田原西IC箱根方面に向かう車両は、荻窪IC付近までに右側車線への車線変更が必要となる。

また、設計時期の古さから二宮ICは、加速車線・減速車線とも有効長が非常に短い。特に上り線(厚木方面)走行時には、流入車両・本線走行車両とも注意が必要となる箇所である。

なお、周辺有料道路における道路案内との整合性から、道路事業者の広報物等においては旧日本道路公団時代から、政令上の起終点の向きとは逆に、小田原方面の車線を「下り線」、厚木方面の車線を「上り線」として案内を行っている。

元・国道271号側道(一般部)

平塚インター入口交差点-厚木西IC付近の区間では、側道に一般部が併設される構造となっている。この側道は、北側・南側とも片側1車線の二方向交通(対面通行)となっている区間と、北側が厚木方向・南側が小田原方向となっている区間がある。

なお、この側道は厚木西IC付近から小田原厚木道路と別れて北上し、船子北谷交差点で国道129号と平面接続する。[5]厚木ICでは一般道路との接続がないため、厚木西IC-国道129号の連絡にはこの区間を利用する。各交差点に右折車線がないため、渋滞が発生しやすい。

また、この側道は、かつては国道271号に指定されていたが、2006年神奈川県道63号相模原大磯線に降格された[3][4]

上記区間以外(平塚以西)に、国道271号の一般道路は存在しなかった。

標識のマークは、正方形に「271側道」となっている。

沿革

国道271号

  • 1963年(昭和38年)4月1日二級国道271号小田原厚木線(神奈川県小田原市 - 神奈川県厚木市)として指定[6]
    この路線の指定の政令は同年3月30日に公布され、この一部改正令に記載されたのは国道271号だけであった。また、1965年に一級・二級の別がなくなり一般国道となったため、この路線が最後に指定された二級国道となる。
  • 1965年(昭和40年)4月1日:一般国道271号となる[7]
  • 2006年(平成18年)3月28日 : 一般部の国道指定が外れ[3]神奈川県道63号相模原大磯線の一部となる[4]

小田原厚木道路

  • 1964年(昭和39年)1月23日日本道路公団に小田原厚木道路の事業許可が下る。
  • 1964年(昭和39年)3月24日:工事開始[8]
  • 1969年(昭和44年)3月8日:工事終了[9]
  • 1969年(昭和44年)3月19日:全線対面通行(暫定2車線)で供用開始。一般国道271号中、小田原市早川から厚木市酒井までの区間を有料道路「小田原厚木道路」とし、料金徴収期間を1999年3月18日までとする[10]
  • 1977年(昭和52年)10月1日:料金徴収期間を2006年3月18日までとする[11]
  • 1979年(昭和54年)7月5日:全線立体・4車線による供用開始[12]
  • 1979年(昭和54年)8月30日:荻窪IC供用開始。
  • 1992年(平成4年)7月23日改築事業着手。
  • 1992年(平成4年)10月1日:料金徴収期間を2012年3月18日までとする[13]
  • 1997年(平成9年)3月:小田原TBで全国初のETC実用化試験を開始[14]
  • 1999年(平成11年)6月18日:大磯PA(上り線)供用開始(15時から)。
  • 1999年(平成11年)6月18日:平塚PA(旧・上り線)営業終了(22時閉鎖)。
    以前は平塚TBの厚木寄りに平塚PA(旧)が上り線のみ存在した。平塚売店を併設していたが、駐車台数が大・小型車合わせて25台と面積が狭く、改築事業の際に大磯PA供用に伴って閉鎖された。なお、大磯PAの供用開始日に平塚PA(旧)が営業を行っていたのは、大磯PA売店の営業開始が翌19日朝からとなっていたためである。
  • 2002年(平成14年)6月28日:小田原西ICの西湘バイパス下り線からの連絡路供用開始(新設)。
  • 2002年(平成14年)7月19日:小田原西ICの西湘バイパス上り線への連絡路供用開始(新設)。
  • 2003年(平成15年)3月21日:平塚PA(下り線)供用開始。
  • 2005年(平成17年)10月1日道路関係四公団の民営化により日本道路公団から中日本高速道路に移管[15]
  • 2006年(平成18年)3月29日:一般国道の指定区間を指定する政令の改正に伴い、小田原厚木道路が指定区間となる。
  • 2006年(平成18年)4月1日:特定区間割引(荻窪IC以西 - 小田原東IC)実施、料金徴収期間を2050年9月30日までとする[16]
  • 2007年(平成19年)4月1日:ETC短区間割引実施(適用区間は下記参照)[17]
  • 2007年(平成19年)9月10日台風9号により被害を受けた西湘バイパスの一部区間通行止に伴い、応急復旧までの期間、迂回路確保のため当路線全区間の無料通行措置がとられる。9月27日に西湘バイパスが上り線のみの片側対面通行により暫定的に復旧したため、この措置は終了した[18]
  • 2009年(平成21年)3月28日:深夜割引、通勤割引[19]および休日特別割引の適用が開始される[20]
  • 2009年(平成21年)3月30日:平日昼間割引および平日夜間割引の適用が開始となる[20]
  • 2011年(平成23年)3月31日:料金徴収期間を2050年8月29日までとする[2]



[ヘルプ]
  1. ^ Wikisource-logo.svg 1958年(昭和33年)6月2日政令第164号: 一般国道の指定区間を指定する政令 - ウィキソース
  2. ^ a b c d 2011年(平成23年)3月31日中日本高速道路株式会社公告第14号「高速道路の料金の額及び徴収期間の変更公告」
  3. ^ a b c 2006年(平成18年)3月28日付神奈川県告示第191号
  4. ^ a b c 2006年(平成18年)3月28日付神奈川県告示第192号
  5. ^ 同交差点は、側道からは左折(渋谷・相模原方面)のみ可で、右折(平塚方面)は禁止されている。
  6. ^ Wikisource-logo.svg 1963年(昭和38年)3月30日政令第109号: 二級国道の路線を指定する政令の一部を改正する政令 (昭和三十八年) - ウィキソース
  7. ^ 1965年(昭和40年)3月29日政令第58号「一般国道の路線を指定する政令」
  8. ^ 1964年(昭和39年)3月23日日本道路公団公告第13号「小田原厚木道路工事開始公告」
  9. ^ 1969年(昭和44年)3月4日日本道路公団公告第9号「工事完了公告」
  10. ^ 1969年(昭和44年)3月17日日本道路公団公告第13号「有料道路「小田原厚木道路」料金徴収公告」
  11. ^ 1977年(昭和52年)9月29日日本道路公団公告第47号「有料道路「小田原厚木道路」の料金の額及び徴収期間の変更公告」
  12. ^ 日本道路公団『年報-平成15年-事業の概要と道路統計』
  13. ^ 1992年(平成4年)9月30日日本道路公団公告第38号「有料道路「小田原厚木道路」の料金の額及び徴収期間の変更公告」
  14. ^ 1998年(平成10年)7月16日『官報』号外第146号35ページ「首都圏整備計画の策定及び実施状況の概要」
  15. ^ 2005年(平成17年)7月28日国土交通省告示第712号「日本道路公団、首都高速道路公団、阪神高速道路公団及び本州四国連絡橋公団の業務の引継ぎ並びに権利及び義務の承継に関する基本方針」
  16. ^ a b 2006年(平成18年)3月31日中日本高速道路株式会社公告第11号「高速道路の料金の額及び徴収期間の公告」
  17. ^ a b c 2007年(平成19年)3月30日中日本高速道路株式会社公告第44号「高速道路の料金の額及び徴収期間の変更公告」
  18. ^ 参考[リンク切れ]
  19. ^ 参考[リンク切れ]
  20. ^ a b c 2009年(平成21年)3月27日中日本高速道路株式会社公告第15号「高速道路の料金の額及び徴収期間の変更公告」
  21. ^ a b 2002年(平成14年)5月28日総務省告示第325号「無線局の免許又は承認を与えた件」
  22. ^ パンフレット『小田原厚木道路改築工事』日本道路公団小田原工事事務所(当時)刊より


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