腐食
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/02/16 19:02 UTC 版)
その他の「腐食」
人体への化学的腐食
生物学的腐食
生体由来物質に細菌や真菌(特にカビ類)が取り付き、その物質を消化吸収して侵食する状態を腐食とよぶことがある。また、生物的腐食を「腐食」、それ以外のものを「腐蝕」として区別することもある。細菌や真菌が増殖し置換されて行くので、外見あるいは構造が損なわれる。通常は外部に分泌された酵素により生体由来物質が消化分解される。
生物学的腐食を防ぐには殺菌処理を定期的に施す必要がある。
脚注
参考文献
- 松島巖『腐食防食の実務知識』オーム社,2002年,ISBN 4-274-08721-2
- 米山宏『電気化学』大日本図書,1986年,ISBN 4-477-14617-5
関連項目
外部リンク
- 微生物腐食 〜石油関連施設を対象として〜(独立行政法人 製品評価技術基盤機構 バイオテクノロジーセンター)
- ねじ込み式管端防食継手の耐食性に関する研究(福岡県工業技術センター)
- ^ 松島巖『腐食防食の実務知識』オーム社,2002年,p1
- ^ [酸性及びアルカリ性水溶液中における窒化ケイ素セラミックスの腐食劣化挙動](株式会社 日立製作所機械研究所)
- ^ 合成樹脂(ゴム・プラスチック)の劣化評価・分析手法
- ^ ASM Handbook, Volume 13, "Corrosion", ISBN 0-87170-007-7, ASM International, 1987
- ^ 図解入門よくわかるステンレスの基本と仕組み: 性質、製造、材料、加工の基礎知識 64p
- ^ Denshoku bōshi denki bōshoku handobukku.. Denki Gakkai., 電気学会. Ōmusha. (2011). ISBN 9784274209734. OCLC 744264862
- ^ "水分を伴わない腐食(乾食)で、高温の空気あるいは反応性ガスによる酸化の腐食をいい" 農林水産省. 第2章 腐食の種類とその特徴. 農業水利施設の補修・補強工事に関するマニュアル【鋼管等腐食対策編】(案). 2023-02-17閲覧.
- ^ "土や水のような電解質を介在する腐食(湿食)" 農林水産省. 第2章 腐食の種類とその特徴. 農業水利施設の補修・補強工事に関するマニュアル【鋼管等腐食対策編】(案). 2023-02-17閲覧.
- ^ “アルマイト加工処理(陽極酸化皮膜処理)のポーラスとバリア層 | めっき技術レポート | 三和メッキ工業株式会社”. www.sanwa-p.co.jp. 2021年9月30日閲覧。
- ^ “一般社団法人 日本溶融亜鉛鍍金協会 :: 亜鉛めっきとは”. aen-mekki.or.jp. 2021年9月30日閲覧。
- ^ “第13話 錆の原因「異種金属接触腐食」を解説 | NBK【鍋屋バイテック会社】”. 鍋屋バイテック会社. 2021年9月30日閲覧。
- ^ “電食とは?1分でわかる意味、アルミ、銅、ステンレスの関係、組み合わせ”. kentiku-kouzou.jp. 2021年9月30日閲覧。
- ^ 小林浩之「港湾施設に適用した電気防食システムの維持管理に関する研究」九州大学 博士論文甲第11940号、2014年、NAID 500000585287。
- ^ 北川信, 古家和彦, 中村俊一 ほか、「吊橋ケーブル送気乾燥システムの防食性能に関する研究」『土木学会論文集』 2001年 2001巻 672号 p.145-154, doi:10.2208/jscej.2001.672_145
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