防錆剤とは? わかりやすく解説

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ぼうせい‐ざい〔バウセイ‐〕【防×錆剤】

読み方:ぼうせいざい

金属の錆(さび)の発生を防ぐ薬剤。ふつう表面塗布して用いる。さび止めインヒビター


防錆剤

コンクリ-トの鉄筋アルカリ環境下では腐食しないが、ある程度上の量の塩分存在したり、中性化進んだり、有害成分含まれる腐食する。防錆剤はこの腐食速度遅くする目的添加するものであり、物理的あるいは化学的作用によって金属表面吸着し、または、化学反応によって防食皮膜形成し金属腐食液の接触遮断する

防錆剤

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/06/06 13:56 UTC 版)

防錆剤(ぼうせいざい、ぼうさびざい、英語:corrosion inhibitor)とは金属製品のを防ぐ薬剤のこと。防錆剤という名称はに用いられるものを指すことが多く、他の金属に対しては腐食を防ぐという意味で腐食防止剤あるいは防食剤と呼ぶことが多い。

製品・用途を応じて色々なものがある。使用法からは、金属に塗布するもの、気体にして金属を処理するもの、金属製配管等に通す液体(水など)に添加するものなどがある。クラフト紙に防錆剤を塗布した包装資材は、防錆紙と呼ばれる[1]

錆や腐食を防ぐ機構としては、金属表面に被膜を形成するもの(ケイ酸塩、リン酸塩、アミン酸化剤など)が多く、他に還元剤や錆の原因である酸素を除去する捕捉剤が用いられる。

銅版画エッチングなど、銅板を使う版画の中には、間接凹版技法(腐蝕法)と呼ばれる、化学薬品などの腐食作用を利用した塑形ないし表面加工の技法がある。液体グランドや、固形グランドというアスファルト蜜蝋松脂、マスチック(乳香[2]を使った防錆剤を塗った銅板にニードルと呼ばれる道具で線を刻み、腐蝕液につけて腐食させることで凹版を得るのに使用する。

脚注

関連項目

外部リンク


防錆剤

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/10/15 06:48 UTC 版)

混和材料」の記事における「防錆剤」の解説

腐蝕抑制剤とも呼ばれ鉄筋コンクリート鉄筋の錆を抑制する海砂骨材として利用するために開発されたが、水洗いにより砂に含まれる塩分除去するようになり需要減少している。無機系の亜硝酸塩クロム酸塩有機系のエステル塩やメルカプタンなどがあるが、コンクリート硬化時間などに影響少な無機系の物が多く使われている。

※この「防錆剤」の解説は、「混和材料」の解説の一部です。
「防錆剤」を含む「混和材料」の記事については、「混和材料」の概要を参照ください。

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