ハーバード大学 特筆すべき関係者

ハーバード大学

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/26 04:42 UTC 版)

特筆すべき関係者

エピソード

ホリオキセンター(大学事務棟)

ハーバードと地理学

アメリカ合衆国最高の教育水準を保つハーバード大学であるが、地理学に関しては1956年以降地理学者がいない状態が続いている[20]。ハーバード大学は、かつて地形輪廻を提唱したウィリアム・モーリス・ディヴィス環境決定論で知られるエルズワース・ハンティントン人文地理現象を自然との関係で捉えようとしたイザイア・ボウマンなどの地理学者を輩出してきた[20]が、1948年2月に財政難を理由に地質・地理学科の地理学部門の閉鎖が決まった[20]。実際には地理学者エドワード・アッカーマン英語版の準教授への昇任をめぐる駆け引きがきっかけとされ、学内からはエドワード・アルマン、学外からはリチャード・ハーツホーンカール・O・サウアーが地理学部門を守るために尽力したが、結局廃止に追い込まれた[20]

杉浦芳夫は、『二〇世紀の地理学者』の中で卒業生のイザイア・ボウマンが時のハーバード大学総長ジェームス・コナントに存続を働きかけていたら、状況は変わっていたかもしれないと述べている[20]。しかしボウマンは、同じ政治地理学分野で考えの合わなかったダウエント・ホイットルセーがハーバード大学で教鞭を執っていたこともあってか、コナントに働きかけをすることをしなかった[20]。閉鎖にともなってアッカーマンはシカゴ大学へ、アルマンはワシントン大学へ移籍し、最後まで残ったホイットルセーは、1956年に急死し、ハーバード大学の地理学は終焉を迎えた[20]

そのほかのエピソード

  • 特にイェール大学とのライバル関係で知られている[21][リンク切れ]。アイビー・リーグのフットボールの試合の最終戦は伝統的にハーバード対イェールであり、"The Game"と呼ばれる一大イベントとなっている[22][リンク切れ]
  • ハーバード大学、イェール大学プリンストン大学は、この3大学の関係者内で「ビッグ・スリーBig Three」または各校の頭文字をとってHYPと呼ばれている。

学生生活・課外活動

キャンパス俯瞰

学生寮

上級生向けに12の学生寮(ハウス)がある。三月上旬に行われるハウジング・デイ(Housing Day)で 二年生からどこの寮で暮らすのかが知らされ、夏休み明け直前に一斉に引越しをする。二年生以上も、一年おきに部屋が変わる。それぞれの寮に教授が住んでおり、教授宅でのパーティを始めとしたイベントは多岐に渡る。

12寮それぞれがマスコットキャラクター・旗・色を持っており、3月頭に行われるHousing Dayではそれぞれの寮をモチーフにしたビデオを撮影・公開したり、オリジナルのユニフォームを作ったり、着ぐるみを着たりと様々な個性・工夫が凝らされキャンパスは賑わいを見せる。

またダドリー・ハウスはハーバード13番目のハウスとして、大学院生を組織化している。ハーバード大学が、不動産部門、アパートを持っており、大学院生のための住居を斡旋している。コナントホールなどの大学院生専用居住施設もある。

スポーツ

  • ハーバード大学のスポーツチームは、スクールカラーから「クリムゾン」と呼ばれている。
  • ザ・ゲーム(The Game): 毎秋恒例のイェール大学とのフットボール交流戦。ハーバード大学で行われる場合は、オールストン(ボストン)側にあるハーバードスタジアムが会場。
  • アイスホッケーはハーバード大学が全米大学体育協会(NCAA)の全米選手権チャンピオンになった初めてのスポーツであり、1989年に優勝している。フローズン・フォー(全米ベスト4)にも13回もの進出を果たしており、ハーバード大学の中で最も成功しているチームの一つ。長年のライバルはコーネル大学であり、全米でも有名なカレッジアイスホッケーのライバル関係である。
  • その他、約40個のスポーツチームがある。

その他


注釈

  1. ^ 銘版には、「John Harvard Founder 1638」と書かれているが、ジョン・ハーバードは、ハーバード大学創設者ではなく、寄贈者である。ハーバードカレッジの創設は、1638年ではなく1636年。モデルが、1884年作製当時の学生
  2. ^ ここには、ボストンのトリニティー教会設計のリチャードソンがデザインしたロマネスク様式建築セバーホール、イタリアルネサンス様式のボイルストンホールなどがある。ハーバード大学の建物のほとんどすべてに固有名詞が入っており、同じケンブリッジにあるマサチューセッツ工科大学が、建物を番号で呼んでいるのとは対照的である。毎学期の終わり、試験週の始まる前日には、このハーバードヤードで「プライマルスクリーム」と呼ばれる、全裸で学生たちが走り回る伝統が行われる。

出典

  1. ^ : Wadsworth House
  2. ^ : Holyoke center
  3. ^ : Faculty of Arts and Sciences
  4. ^ : Master of Arts
  5. ^ : Master of Science
  6. ^ : Master of Engineering
  7. ^ : Master of Forest Science
  8. ^ : Loeb Drama Center
  9. ^ : Hasty Pudding Theatricals
  10. ^ : Man of the Year
  11. ^ : Woman of the Year
  1. ^ Heads of State” (英語). Harvard University. 2019年2月11日閲覧。
  2. ^ a b c d Quick Facts” (英語). Harvard University. 2019年2月11日閲覧。
  3. ^ : endowment
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  7. ^ Dinger, Ed. "Harvard University." International Directory of Company Histories. Ed. Derek Jacques and Paula Kepos. Vol. 125. Detroit, MI: St. James Press, 2011. 190­193. Business Insights: Essentials. Web. 11 Feb. 2019
  8. ^ Kahn, E. J., Jr. Harvard: Through Change and through Storm. New York: Norton, 1969.; Maddocks, Melvin. “Harvard Was Once, Unimaginably, Small and Humble.” Smithsonian, September 1986, 140.
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  10. ^ School, Harvard Law. “History of Harvard Law School” (英語). Harvard Law School. 2019年2月11日閲覧。
  11. ^ Palmer & Brattle St
  12. ^ ハーバード大にも金融危機の余波、大学基金が80億ドル減少 写真1枚 国際ニュース:AFPBB News”. www.afpbb.com. 2022年1月16日閲覧。
  13. ^ 米ハーバード大学に学べ! 長期に複利運用を続けると起こるスゴイこと【投資の基本を知る その3】(小田切尚登)” (日本語). J-CAST 会社ウォッチ (2020年11月12日). 2022年1月16日閲覧。
  14. ^ http://www.gsas.harvard.edu/programs_of_study/degree_programs.php
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  16. ^ https://www.timeshighereducation.com/world-university-rankings/harvard-university#ranking-dataset/629337
  17. ^ https://www.topuniversities.com/universities/harvard-university
  18. ^ http://shanghairanking.com/World-University-Rankings/Harvard-University.html
  19. ^ Harvard University USNews
  20. ^ a b c d e f g 竹内啓一; 杉浦芳夫 (2001-10-09), 二〇世紀の地理学者, 古今書院, pp. 311-312, 319-320, ISBN 4-7722-6004-8 
  21. ^ http://www.gocrimson.com/sports/mcrew-hw/tradition/harvard-yale
  22. ^ https://alumni.harvard.edu/harvard-yale/the-game
  23. ^ http://www.hno.harvard.edu/gazette/
  24. ^ It Was A Normal Tuesday Night. Then Scores of Harvard Students Dropped Their Underwear. | News | The Harvard Crimson” (英語). www.thecrimson.com. 2019年4月29日閲覧。
  25. ^ “誇り喪失 大規模カンニング 米ハーバード大、70人退学処分”. SANKEI EXPRESS (産業経済新聞社). (2013年2月4日). オリジナルの2013年3月22日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20130322001847/http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/world/america/627415/ 2013年2月4日閲覧。 Archived 2013-03-22 at the Wayback Machine.
  26. ^ http://www.ksgj.org/
  27. ^ http://www.u-netsurf.ne.jp/hbscoj/
  28. ^ http://hsph.jp/
  29. ^ http://www.boston-researchers.jp/wp/
  30. ^ http://hmj97.umin.jp/






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