2代目 A32型とは? わかりやすく解説

2代目 A32型(1994年-2000年)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/10 06:13 UTC 版)

日産・セフィーロ」の記事における「2代目 A32型(1994年-2000年)」の解説

1994年8月24日発表マキシマとの統合により従来型FRから一転FFとなった生産日産追浜工場移管された。エンジン国内車種第一となった新開発V6横置きのVQエンジン搭載され2,000ccのVQ20DE、2,500ccのVQ25DE日本のみ)、3,000ccのVQ30DE設定された。 グレード構成はディッシュタイプのアルミホイール足踏み式パーキングブレーキMT除く)、クロームグリルなどを装備したラグジュアリー志向の「エクシモ(含イニシア)」と、スポーク形状アルミホイールやリヤトランクスポイラー、エアロパーツレバーサイドブレーキ、カラードグリルなどを纏ったスポーティー志向の「Sツーリング」の2シリーズ構成とした。運転席SRSエアバッグ全車に、ABS上級グレード標準装備それ以外ではオプション)とし、安全性訴求するとともにデバイス低価格化への礎を築くきっかけとなったJ30マキシマ譲りの広い室内シンプルかつクリーンなエクステリア、それにしなやかな乗り心地披露するリヤマルチリンクビームサスペンション(B14型サニー基本構造は同じ)を採用したことも功を奏しA32型は販売的にも日産のアッパーミドルクラスセダンとしては大成功収めたまた、ブラウン内装助手席エアバッグなどを装備した「デュアルセレクション」ならびに「デュアルセレクションII」もモデル途中発売され人気拍車をかけた。先代とはターゲット年齢層若干上昇しており、30代から40代夫婦で、CMもその年齢層意識していた。 1996年1月特別仕様車「デュアルセレクション」を設定25エクシモ / 20エクシモをベース運転席助手席エアバッグABS本革巻きステアリングなどを装備する1996年6月10日オーテックジャパン扱いの「エアロセレクション」を発売。25Sツーリング / 20Sツーリングベース専用前後エアロバンパーサイドパネルリヤスポイラー専用アルミホイールR33スカイラインと同デザイン16インチ)などを装備1997年1月13日マイナーチェンジオーテックジャパン扱いの「エアロセレクション」のみ2月7日発売)。全車ABSフロント両席エアバッグ標準装備となったファインビジョンメーター上級グレード)やマルチリフレクター式ヘッドライト(Sツーリング系はブラックインナー、エクシモ系はクロームインナー)ならびにマルチリフレクター式リヤコンビネーションレンズを採用しドアトリムパワーウインドー形状変更センタークラスター木目調パネル面積拡大するなど高級感の向上が図られた(反面リヤ番号灯が2個→1個となり、灰皿クローム加飾廃止されるなどコストダウン敢行された)。上級グレードSRSサイドエアバッグ標準装備するなど安全面の向上も図られた。同時に、Sツーリング装着されるアルミホイール15インチから16インチにサイズアップされた。新グレード「25SツーリングJ」と「20エクシモG」が追加前年6月発表エアロセレクションマイナーチェンジ対応して継続、2.5L車のベースグレードが25SツーリングJに変更された。モデル途中ブラウン内装インフィニティI30同形状のグリルなどを採用した「ブラウンセレクション」も発売され話題呼んだ後期CM出演者は、中山美穂桃井かおり西村知美1997年6月国内市場専用セフィーロワゴン(WA32型)登場歴代唯一のワゴンモデルである。 詳細は「日産・セフィーロワゴン」を参照 1998年 韓国ルノーサムスン当時三星自動車)が「SM5」という名称でライセンス生産開始詳細は「ルノーサムスン・SM5」を参照 1998年1月、小改良セダンの25SツーリングJ、イニシアが廃止される1998年5月19日セフィーロ誕生10周年記念車「20エクシモ 10th ANNIVERSARY」を発売20エクシモをベースに、10周年記念オリジナルキー、アルミホイール特別装備1998年11月セダン生産終了在庫応分のみの販売となる。 1998年12月セダンA33型にフルモデルチェンジし、販売終了。(ワゴンはWA32型が継続生産された)販売終了前月までの新車登録台数累計は66120台。 2000年8月、ステージア・プリメーラワゴン・アベニールに統合される形でワゴン販売終了セフィーロワゴンはセドリックワゴン/グロリアワゴンの受け皿でもあった)。 2代目以降FFになったため、リヤサスペンションの特性上、4WDの製作が難しかったため後継車ティアナが出るまでFFのみであったA32型は当時日産世界戦略車種として位置づけられ、北米へは「マキシマ」や「インフィニティI30」、ヨーロッパロシアへ1995年より「マキシマQX」として投入されるなど、世界各国広く発売されていた。また、台湾裕隆汽車公司でもA32セフィーロ現地生産行っていた。 尚、海外仕様AT車足踏み式パーキングブレーキ採用したのはSM5V6モデルのみで、それ以外国内仕様のSツーリングと同じサイドレバー式を採用した台湾セフィーロ日本におけるセドリック同等に位置づけられる高級車A32セフィーロ台湾継続生産されていたY30型セドリック後継車種)であり、最上級グレードの名称は当時セドリック同じくブロアムVIPであった外観について前期日本仕様とほぼ同じだが、後期については大型バンパー専用リヤガーニッシュ、大型フロントグリル用い改良受けている。 セフィーロワゴン インフィニティI30 ルノーサムスンSM5 マキシマQX 台湾仕様 リヤ前期型台湾仕様 フロント後期型台湾仕様 リヤ後期型

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2代目 A32型(1994年 - 2000年)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/25 15:14 UTC 版)

日産・セフィーロ」の記事における「2代目 A32型(1994年 - 2000年)」の解説

1994年8月24日発表マキシマとの統合により従来型FRから一転FFとなった生産日産追浜工場移管された。エンジン国内車種第一となった新開発V6横置きのVQエンジン搭載され2,000ccのVQ20DE、2,500ccのVQ25DE日本のみ)、3,000ccのVQ30DE設定された。 グレード構成はディッシュタイプのアルミホイール足踏み式パーキングブレーキMT除く)、クロームグリルなどを装備したラグジュアリー志向の「エクシモ(含イニシア)」と、スポーク形状アルミホイールやリヤトランクスポイラー、エアロパーツレバーサイドブレーキ、カラードグリルなどを纏ったスポーティー志向の「Sツーリング」の2シリーズ構成とした。運転席SRSエアバッグ全車に、ABS上級グレード標準装備それ以外ではオプション)とし、安全性訴求するとともにデバイス低価格化への礎を築くきっかけとなったJ30マキシマ譲りの広い室内シンプルかつクリーンなエクステリア、それにしなやかな乗り心地披露するリヤマルチリンクビームサスペンション(B14型サニー基本構造は同じ)を採用したことも功を奏しA32型は販売的にも日産のアッパーミドルクラスセダンとしては大成功収めたまた、ブラウン内装助手席エアバッグなどを装備した「デュアルセレクション」ならびに「デュアルセレクションII」もモデル途中発売され人気拍車をかけた。先代とはターゲット年齢層若干上昇しており、30代から40代夫婦で、CMもその年齢層意識していた。 1996年1月特別仕様車「デュアルセレクション」を設定25エクシモ / 20エクシモをベース運転席助手席エアバッグABS本革巻きステアリングなどを装備する1996年6月10日オーテックジャパン扱いの「エアロセレクション」を発売。25Sツーリング / 20Sツーリングベース専用前後エアロバンパーサイドパネルリヤスポイラー専用アルミホイールR33スカイラインと同デザイン16インチ)などを装備1997年1月13日マイナーチェンジオーテックジャパン扱いの「エアロセレクション」のみ2月7日発売)。全車ABSフロント両席エアバッグ標準装備となったファインビジョンメーター上級グレード)やマルチリフレクター式ヘッドライト(Sツーリング系はブラックインナー、エクシモ系はクロームインナー)ならびにマルチリフレクター式リヤコンビネーションレンズを採用しドアトリムパワーウインドー形状変更センタークラスター木目調パネル面積拡大するなど高級感の向上が図られた(反面リヤ番号灯が2個→1個となり、灰皿クローム加飾廃止されるなどコストダウン敢行された)。上級グレードSRSサイドエアバッグ標準装備するなど安全面の向上も図られた。同時に、Sツーリング装着されるアルミホイール15インチから16インチにサイズアップされた。新グレード「25SツーリングJ」と「20エクシモG」が追加前年6月発表エアロセレクションマイナーチェンジ対応して継続、2.5L車のベースグレードが25SツーリングJに変更された。モデル途中ブラウン内装インフィニティI30同形状のグリルなどを採用した「ブラウンセレクション」も発売され話題呼んだ後期CM出演者は、中山美穂桃井かおり西村知美1997年6月国内市場専用セフィーロワゴン(WA32型)登場歴代唯一のワゴンモデルである。 詳細は「日産・セフィーロワゴン」を参照 1998年 韓国ルノーサムスン当時三星自動車)が「SM5」という名称でライセンス生産開始詳細は「ルノーサムスン・SM5」を参照 1998年1月、小改良セダンの25SツーリングJ、イニシアが廃止される1998年5月19日セフィーロ誕生10周年記念車「20エクシモ 10th ANNIVERSARY」を発売20エクシモをベースに、10周年記念オリジナルキー、アルミホイール特別装備1998年11月セダン生産終了在庫応分のみの販売となる。 1998年12月セダンA33型にフルモデルチェンジし、販売終了。(ワゴンはWA32型が継続生産された)販売終了前月までの新車登録台数累計は66120台。 2000年8月、ステージア・プリメーラワゴン・アベニールに統合される形でワゴン販売終了セフィーロワゴンはセドリックワゴン/グロリアワゴンの受け皿でもあった)。 2代目以降FFになったため、リヤサスペンションの特性上、4WDの製作が難しかったため後継車ティアナが出るまでFFのみであったA32型は当時日産世界戦略車種として位置づけられ、北米へは「マキシマ」や「インフィニティI30」、ヨーロッパロシアへ1995年より「マキシマQX」として投入されるなど、世界各国広く発売されていた。また、台湾裕隆汽車公司でもA32セフィーロ現地生産行っていた。 尚、海外仕様AT車足踏み式パーキングブレーキ採用したのはSM5V6モデルのみで、それ以外国内仕様のSツーリングと同じサイドレバー式を採用した台湾セフィーロ日本におけるセドリック同等に位置づけられる高級車A32セフィーロ台湾継続生産されていたY30型セドリック後継車種)であり、最上級グレードの名称は当時セドリック同じくブロアムVIPであった外観について前期日本仕様とほぼ同じだが、後期については大型バンパー専用リヤガーニッシュ、大型フロントグリル用い改良受けている。 セフィーロワゴン インフィニティI30 ルノーサムスンSM5 マキシマQX 台湾仕様 リヤ前期型台湾仕様 フロント後期型台湾仕様 リヤ後期型

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