2代目 A60型(1981年-1986年)
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「トヨタ・セリカXX」の記事における「2代目 A60型(1981年-1986年)」の解説
1981年7月登場。初代がラグジュアリー志向の高級スペシャルティカーであったのに対し、初代のコンセプトを先に発売されたソアラが引き継いでいたため、2代目は一転してスポーティー路線へと変更された。CMでもロータスの創始者であるコーリン・チャップマンを起用し、カタログでも走行性能の高さを前面にアピールしていた。なお当時あった「足回りのセッティングをロータスが担当した」という話は誤りとされていたが、後年トヨタ自動車から正式に協力関係にあったことが発表されている(トヨタ自動車公式企業サイト内)。 外観は直線を主体としたシャープな造形のボディーと、空力を意識したリトラクタブル・ヘッドライトによるシンプルな顔立ちへと変貌を遂げた。CD値0.35という空力特性と前面投影面積の小ささで日本車としては久々となる200Km/hオーバーを記録した(2800GT)。スポーティーに振ったキャラクターではあったが装備は充実しており、カローラ店での高級車、およびフラグシップカーとしての役割も担っていた。 クルーズコンピューター、ソアラに初採用されたデジタルメーター(2800GTに標準、2000Gにオプション)、オートドライブ、スピードアラーム(オートドライブとの併設は不可)、電子チューナーAM/FMラジオカセットオーディオ(オプション)とウーファー1個、ツイーター2個、スピーカー2個の5オーディオシステムが装備されていた。中でも注目の装備は、目的地の方角を入力するとその方角を指示し、目的地までの距離をコンピューターが算出する「クルーズナビコン」が2800GTにオプション設定された(クルーズコンピューター、電動式サンルーフとの併設は不可)。バーガンディーの内装設定も引き続き採用され、サンルーフは初代の手動式から電動式に改められた。 週刊少年ジャンプで連載されていた「よろしくメカドック」においては主役車両の1台であり、5M-GEUにツインターボを装着するなど、後の「スープラ2.5GTツインターボ」を予告するようなチューニングが施された。 前期型 1981年7月発売。エンジンは2800GTにソアラで初採用された直列6気筒 2.8L DOHC (5M-GEU) と2000L、S、Gにクレスタで初採用された2.0L SOHC (1G-EU)を搭載。 1982年2月 2.0L SOHC ターボ (M-TEU) を搭載するターボS/Gを追加 1982年8月 6気筒 2.0L DOHC 24バルブ (1G-GEU) を搭載する2000GTを追加。(2000GTにオプションで195/60R15サイズの60扁平タイヤが用意された) 上級モデルにはデジタルメーターが採用された。(2800GTに標準、2000G、2000Gターボ、2000GTにオプション設定) トランスミッションは、2000GTはMTのみ、2000GターボはATのみであった。 なお前期型のテールライトレンズはカットパターンが独特で、輝きがとても美しい。 後期型 1983年8月 マイナーチェンジ。外観の変更はバンパーの形状変更、テールレンズのデザイン変更、テールゲート及びリヤバンパーのボディー同色化、ドアミラーの標準化。最廉価グレードのLは廃止。5M-GEUは圧縮比アップにより175ps/5,600rpm、24.5kgm/4,400rpmに向上。 1986年 販売終了。モデルチェンジに併せ北米と同じスープラに名称が変更された。
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2代目 A60型(1981年-1986年)
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「トヨタ・スープラ」の記事における「2代目 A60型(1981年-1986年)」の解説
詳細は「トヨタ・セリカXX#2代目 A60型(1981年-1986年)」を参照 セリカXX/北米スープラの2代目モデル。 日本国内仕様も1983年からドアミラーが認可された。
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