2代目 AC30型(2010年 - 2016年)
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「トヨタ・パッソ」の記事における「2代目 AC30型(2010年 - 2016年)」の解説
画像提供依頼:2代目後期型の内装の画像提供をお願いします。(2014年4月) 発売から約5年半の時を経て、初のフルモデルチェンジを実施。商品企画の段階から女性スタッフが中心となって、女性目線でのクルマ造りに取り組んだ。初代パッソはモデル末期でも月に平均5000台以上売れた人気車であったため基本的に2代目もキープコンセプトで造られており、プラットフォームもホイールベースも初代とほぼ同じである。エントリーモデルであるこのクラスは年々拡大傾向にあった車幅も先代と同じ寸法に据え置かれている。月間販売目標は6,500台(前期型での場合。後述する後期型の月間販売目標は4,500台。)と発表された。 今回は気取らないシンプルなデザインの中に安心感や親しみやすさを追及したノーマルタイプの「パッソ」、専用フロントバンパーやシャンパン塗装のアウトサイドドアハンドルやドアミラー・専用書体エンブレム・クリアタイプのリヤコンビネーションレンズなどを採用し、上質感を追求した「パッソ+Hana(プラス ハナ)」(以下+Hana)の2タイプを用意した。ボディカラーに「ウグイスメタリック」や「キナコメタリック」「ユキ」「アズキマイカ」など親しみ感溢れる名称を設定。内装色は2タイプで異なり、「パッソ」はベージュ系の「キナリ」を、「+Hana」はブラウン系の「チョコ」をそれぞれ採用。「+Hana」はフロントベンチシートを採用している。快適装備としてパナソニック電工(現:パナソニック)製の「ナノイードライブシャワー」を用意する(販売店装着オプション、全グレードに設定)。 フロントピラーの形状を見直して細く見せ、ヒップポイントを10mm上げてベルトラインを低く設定したことでより良好な視界を確保した。最小回転半径は4.3m(13インチタイヤ装着時)と取り回しの良さを継承した他、助手席リバース連動ドアミラー(1.0X L Package、1.3Gに標準装備)やバックモニター(1.0 V Packageを除く全グレードにメーカーオプション設定)も用意し、運転のしやすさにも配慮した。 エンジンは、1.0L車は1KR-FE型を継続採用、1.3L車はDUAL VVT-iを搭載した1NR-FE型に変更された。全グレードのトランスミッションをCVTに変更したことで燃費を向上、1.0L・2WD車は「平成22年度燃費基準+25%」および「平成27年度燃費基準」を同時にクリア。1.3L車も「平成22年度燃費基準+15%」を達成した。エンジン出力やブレーキを自動制御するVSCと発進・加速時の駆動時の空転を抑え、適切な稼動力を確保し、アクセル操作を容易にするTRCを組み合わせたVSC & TRCも用意された(「1.0X V Package」を除く全グレードにメーカーオプション設定)。 グレード体系は「1.0X」・「1.3G」・「1.0/1.3+Hana」の3グレードだが、「1.0X」は一部装備を簡略化したオーディオレス仕様の「V Package」(2WDのみ)とキーフリーシステムなどを装備した上級仕様の「L Package」を設定。「1.0+Hana」にもオーディオレス仕様の「C Package」(2WDのみ)を設定した。先代に存在していたスポーティーグレードの「1.0Racy」および「1.3Racy」、カスタマイズカーの「TRD Sports M」は何れも廃止となった。
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