V6モデル
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/12 05:53 UTC 版)
「アルピーヌ・A310」の記事における「V6モデル」の解説
1976年には元シトロエンのチーフデザイナーとしてシトロエン・GSやCXを生み出し、シトロエンがプジョー傘下に入った後にルノーに移籍していたロベール・オプロンがフロントエンドを中心にデザインを変更したボディに、ルノー・ボルボ・プジョー共同開発の水冷90°V型6気筒2,664cc 150馬力(DIN)/6,000rpm エンジンに換装したアルピーヌ・ルノーA310・V6に発展した。A310・V6の最高速度は220km/hに達し、ライバルのポルシェ・911にも引けを取らぬ動力性能と、高い直進性による独自の操縦性、独特のPRV・V6サウンドで存在を示した。 A310・V6は1981年にバンパー等が変更され「シリーズ2」となり、翌1982年には、オーバーフェンダー、ワイドタイヤ、エアロパーツが装備された「GT」「GTブローニュ」が追加された。「GTブローニュ」のエンジンは2,842cc193馬力に強化された。 V6の方が遥かに生産台数が多いことからも、V6になってようやく本来の面目を発揮できたことが窺える。後継となるアルピーヌ・V6GTとアルピーヌ・V6ターボ(GTA)にもその基本構成とスタイリングは踏襲され、その後もスープアップと改良によりアップデートを図り、最終作となるA610まで受け継がれた。このV6モデルは日本にも当時のルノー日本総代理店であるキャピタル企業、後に日英自動車によって輸入された。 A310 V6モデル 生産台数1976年 : 140台 1977年 : 1,220台 1978年 : 1,216台 1979年 : 1,381台 1980年 : 1,138台 1981年 : 1,284台 1982年 : 1,095台 1983年 : 1,139台 1984年 : 663台 合計 : 9,276台
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