2代目 250型とは? わかりやすく解説

2代目 250型(1973年 - 1990年)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/06 09:49 UTC 版)

日産・プレジデント」の記事における「2代目 250型(1973年 - 1990年)」の解説

当時資料ではフルモデルチェンジと銘打たれてはいるが、基本車台キャビン部のエクステリアデザイン等はほぼ不変であり、実際フルモデルチェンジと言うよりも「スキンチェンジ」に近い状態であるが、当時3ナンバー車税金が非常に高額であり、当然市場限定されていたため、少な費用新型車の開発余儀なくされていた。そこで250型は150型設計多く踏襲し部分的な設計変更コスト抑えて開発された。全て新規設計ではないが、新型車として運輸省当時)の認可受けているため、法律的にモデルチェンジである。新型としての変更点はフロントマスクとリアエンドを中心とした大幅なデザインの変更全長の200mm以上の延長である、派手で押し出しの強い即物的スタイリングとなった。また全長延長分のそのほとんどは150型時代不評だったトランクルーム容量拡大費やされ結果リアオーバーハングの増大へとつながっている。アメ車並の排気量相まって、一層アメリカンスタイル強まったデザインになった搭載エンジンはY44型4.4LV型8気筒OHVと、150型から引き継いだH30型3.0L 直列6気筒OHV2種類1973年8月29日 - 発売開始グレードはY44型搭載車タイプDとH30型搭載車タイプAMT車)・B(AT車)の3段となった搭載エンジングレードシート 主な装備Y44型 タイプD デュアルシート D-S D-1 パワーキット・マルチエアコン D-2 パワーキット・マルチエアコン・E.L.Aブレーキ装置 セパレートシート D-3 パワーキット・マルチエアコン D-4 パワーキット・マルチエアコン・E.L.Aブレーキ装置 電動セパレートシート D-5 パワーキット・マルチエアコン D-6 パワーシート・マルチエアコン・E.L.Aブレーキ装置 H30型 タイプB デュアルシート B-1 B-2 マルチエアコン B-3 パワーキット B-4 パワーキット・マルチエアコン セパレートシート B-5 B-6 マルチエアコン B-7 パワーキット B-8 パワーキット・マルチエアコン タイプA デュアルシート A-1 A-2 マルチエアコン セパレートシート A-3 A-4 マルチエアコン 1975年4月 - マイナーチェンジ昭和50年排出ガス規制適合型式当初昭和50年排出ガス規制適合も単にH250型だったが制度変更によりA-H250型となる。搭載エンジンEGI化されたY44E型エンジン1種類のみとなり、グレード構成タイプD1種類のみで装備組合せ9段階となる。日産車初のデジタル時計ドラム式)を装備外観も「V8エンブレムが「V8E」に変更後部に「NAPSエンブレム追加により「PRESIDENTエンブレム右側から左側移設した程度にとどまる。 シートグレード主な装備デュアルシート D-1 ジャージシート D-2 ジャージ地シート・マルチエアコン D-4 朱子織ナイロン地シート・パワーキット・マルチエアコン D-5 朱子織ナイロン地シート・パワーキット・マルチエアコン・E.L.Aブレーキ装置 セパレートシート D-3 ジャージ地シート・マルチエアコン D-6 朱子織ナイロン地シート・パワーキット・マルチエアコン D-7 朱子織ナイロン地シート・パワーキット・マルチエアコン・E.L.Aブレーキ装置 電動セパレートシート D-8 朱子織ナイロン地シート・パワーキット・マルチエアコン D-9 朱子織ナイロン地シート・パワーキット・マルチエアコン・E.L.Aブレーキ装置ELメーター照明 1975年12月 - 一部改良。トランクリッドハンドル新設1976年7月 - マイナーチェンジ昭和51年排出ガス規制適合型式がC-H251型となった1977年8月 - マイナーチェンジ昭和53年排出ガス規制適合により型式がE-H252型となった最高級グレードソブリン追加150型設定されていた後席パワーシート採用されている。グレードは「ソブリン」(セパレートシート)・「タイプD」(電動セパレートシート・セパレートシート・デュアルシート)・「タイプC」(デュアルシート)の3段となった外観ではラジエーターグリルの意匠変更など。デュアルエアコンが全車標準装備される。 1980年3月 - 一部改良カセット付AM/FMマルチラジオ、子時計追加1982年11月 - マイナーチェンジ。ラジエーターグリルの意匠変更角型4灯ヘッドランプ採用の他、内装ではインストゥルメンタルパネルを一新。ガソリンタンクの容量75リットルから95リットルへと拡大しリアサスペンションパナールロッド付4リンク+コイルスプリング変更。その他、装備・仕様を向上。 1984年6月 - 一部改良。トランクロックシステムをキーを左に回しておくと室内から開かないように変更パワーウインドーにロックスイッチ追加12月 - 一部改良全車にフロントスポットランプを1灯式から左右独立して使用できる2灯式に変更バイアスタイヤ設定廃止。ソブリン・タイプDのオーディオ番組予約機能付AM/FM電子チューナーFMダイバーシティ受信システム付)ラジオ+ドルビーNRメタル クロムテープ対応機能付カセットデッキ変更1985年1月 - 「ソブリン」を超える最高級グレードソブリンVIP」(電動セパレートシート・デュアルシート)追加既存ソブリンから強化された項目は後席回り中心世界初のリヤシート・エアサポート機構左側の後席に設定助手席背もたれ中央後ろ倒して、そこに足を延ばせるリラックスシートの採用(セパレートシート車)。後席の読書灯に日本初めハロゲンランプ採用。その他、リア断熱ガラス、後席内蔵型ヒーターなど装備を向上。 1986年3月 - 一部改良フェンダーミラー大型化、後席可動式ヘッドレスト追加。「NISSANエンブレム書体変更1988年11月 - 一部改良タイプDタイプCのホイールカバーをソブリン同一のものに変更1989年3月 - シフトロック追加1990年1月 - カタログ等のエンジン出力表示ネット表示変更販売終了前月までの新車登録台数累計は33128台

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