1960–1969とは? わかりやすく解説

1960–1969

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/13 15:55 UTC 版)

量子力学の年表」の記事における「1960–1969」の解説

1961 – クラウス・イェンソンによる電子使った最初二重スリット実験1961アナトール・アブラガムによる核磁気共鳴量子論についての教科書「The Principles of Nuclear Magnetism」が出版 1961ジュリアン・シュウィンガー発展させた電弱相互作用モデルシェルドン・グラショー拡張短距離中性カレントZ_oを含めた1962レオン・レーダーマンメルヴィン・シュワーツジャック・シュタインバーガー2つ上のニュートリノ存在することを示す。 1962マレー・ゲルマンユヴァル・ネーマンそれぞれ独立ゲルマン八道説と呼んだシステムに従ってハドロン分類1964年クォークモデルに繋がる。 1962ジェフリー・ゴールドストーン南部陽一郎アブドゥッサラームスティーヴン・ワインバーグが、現在ではゴールドストーン定理として知られるものを発展1962 to 1973ブライアン・ジョゼフソン超伝導電流トンネル効果予言1964年には結合した超伝導体理論適用。後にベル研究所実験的に確認された。1973年ノーベル物理学賞1963ユージン・ウィグナーノーベル物理学賞量子力学における対称性原子核構造基礎的研究基礎築いたことに対して1963マリア・ゲッパート=メイヤーヨハネス・ハンス・イェンゼンノーベル物理学賞原子核の殻構造に関する発見に対して1963ニコラ・カビボ数学的な行列導入しクォーク第一第二世代予言。 1964 – マレー・ゲルマンジョージ・ツワイク独立ハドロンクォークモデル提案アップダウンストレンジ呼ばれるクォーク予言された。ゲルマンジェイムズ・ジョイスフィネガンズ・ウェイクからクォーク名付けた。 1964 – フランソワ・アングレールRobert Broutピーター・ヒッグスGerald Guralnik、C. R. HagenTom Kibbleが、現在ではヒッグス場呼ばれる量子場空間広がっており、それと相互作用するとヒッグス機構により基本的な亜原子粒子質量与えると仮説した。ヒッグス場クォークレプトン質量与えると仮説するが、その質量陽子中性子などその他の亜原子粒子質量ごく一部にしか過ぎない。この場合クォーク同士を繋ぐグルーオン質量大部分与える。これらの結果独立した3つのグループから得られた。フランソワ・アングレールRobert Broutグループフィリップ・アンダーソンアイデアに基づくピーター・ヒッグスグループGerald Guralnik、C. R. HagenTom Kibbleのグループである。 1964 – シェルドン・グラショーJames Bjorkenチャームクォーク存在予言。 1964 – ジョン・スチュワート・ベルベルの不等式発表アインシュタイン=ポドルスキー=ローゼンのパラドックス欠陥示し局所的な隠れた変数理論では量子力学再現できないこと証明した。 1964 – ニコライ・バソフアレクサンドル・プロホロフチャールズ・タウンズノーベル物理学賞レーザー量子エレクトロニクスメーザーに関する研究に対して1967スティーヴン・ワインバーグアブドゥッサラームSU(2) X U(1) 超対称性群を用いてヤン=ミルズ理論記述した論文出版自発的対称性の破れによる弱い相互作用W粒子質量を導く。 1968スタンフォード大学SLAC国立加速器研究所陽子がより小さ物質から構成されており、素粒子ではないことを深非弾性散乱実験示した当時はこの物質クォークであるとすることに消極的であり、ファインマン命名したパートン」と呼ばれたSLAC観測され物質は後にアップクォークダウンクォークであると判明したそれでもなおパートン」は、ハドロン構成粒子クォーク反クォークグルーオン)の総称として用いられるストレンジクォーク存在は、SLAC散乱実験から間接的に正当化されるゲルマンツワイクの3クォークモデル必要な構成粒子であるだけでなく、1947年宇宙線から発見されK中間子パイ中間子説明与える。 1969 to 1977ネヴィル・モットフィリップ・アンダーソンガラスアモルファス半導体など非結晶中の電子量子論発表磁性体無秩序系の電子構造研究1977年ノーベル賞受賞電子スイッチングとメモリーデバイスの発展寄与した同年ジョン・ヴァン・ヴレック磁性体電子振る舞い理解への貢献ノーベル賞受賞磁性量子論結晶場理論金属錯体化学結合)の基礎築いた1969 and 1970 – Theodor V. IonescuRadu Pârvan、I.C. Baianuが縦磁場中の重水素ホットプラズマ中の電磁放射量子増幅刺激観測。ホットプラズマ中のイオン結合した収束イオンビームによるラジオ波マイクロ波増幅コヒーレント放射量子論発表1970グラショーJohn Iliopoulos、ルチャーノ・マイアーニチャームクォーク存在予言その後実験的に確認されノーベル賞受賞

※この「1960–1969」の解説は、「量子力学の年表」の解説の一部です。
「1960–1969」を含む「量子力学の年表」の記事については、「量子力学の年表」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「1960–1969」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  
  •  1960–1969のページへのリンク

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「1960–1969」の関連用語

1960–1969のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



1960–1969のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaの量子力学の年表 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS