19世紀の再建とは? わかりやすく解説

19世紀の再建

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/13 14:24 UTC 版)

ロカマドゥール」の記事における「19世紀の再建」の解説

19世紀初頭ロカマドゥール聖域はかなり荒廃していた。大階段には草木はびこり、ほとんどの商人はこの地を去った3つの聖所サン・ソヴール教会、サンタマドゥール教会ノートルダム礼拝堂日々の業を行っていた。サン・ミシェル礼拝堂とサン・ブレーズ礼拝堂の状態が悪くサンタンヌ礼拝堂とサン・ジャン・バティスト礼拝堂廃墟となっていた。サン・ソヴール教会屋根修復を必要とする状態で、南側面した外壁円蓋降り積った瓦礫圧力で30cmほど張り出していた。1831年考古学者ジャック=アントワーヌ・デルポンは「あらゆる点が、この有名な礼拝堂はもう長くはないと告げている」と記している。 歴史文化保存政治的な試みフランスで始まった1830年4月13日ロット県知事ボーム内務大臣にあてて緊急援助要請する手紙書いたカイヨー修道院長によって1822年工事費用の見積もりがなされ、目標8500フランであったこの手紙に返事はなかった。文化財リストロット県により作成され、そこにはロカマドゥール礼拝堂優先して掲載されていた。しかし、訴訟によって台無しになり、資金は国またはロカマドゥール自治体から付与されていなかった。 1855年初頭カオール司教ジャン・ジャック・バルドゥは、資金調達のため規模大きな宝くじ始めアイデア持っていた。内務省は、宝くじ条件として事業計画工事モットー課した。県に委託され建築家文書作成し予見可能な収益額は318 819,71フランであると評価した抽選3回行われた1856年12月15日1857年7月30日1857年12月31日である。60万枚のくじが1枚1フラン発行された。しかし宝くじ収益は、事業必要な合計額の1/4である、84 624,63フラン報告された。 カトリック教会司祭であり、モントーバン司教座建築家でもあったジャン・バティスト・シェルヴァは、1858年始まった事業指揮をとるようバルドゥ師に任命された。公的資金がなく、事業遅延避けるため、司教歴史文化委員会に対して事業について指示を仰ぐことを断った事業には宗教建築の集まるシテシャトー全て含まれた。神父シェルヴァは建設過程多く困難に直面した傾斜60度と切り立った斜面往来困難なため、クレーン設置と、傾斜面上前後に2本の小さな鉄道線路設置すること 労働者雇用鉄道敷設競争 トゥールーズから機械資材供給が困難 土地購入するため所有者店主との交渉過熱 河岸での事故労働者負傷1872年8月、シェルヴァ自身が高い足場崩壊によって負傷した1861年9月4日宝くじ販売収入枯渇その後収入宗教用品を売る店の売り上げ献金箱に入る献金寄付金からもたらされた。 教会北側にある谷の土地不安定性1865年、シェルヴァ師は教会北側の谷に生じた大きな亀裂当局報告した技師ビラール問題調査しコミューンの泉の水源がもはや一定でないばかりか流れ下側にあたる粘土層の土壌水浸しであることを報告したロカマドゥール自治体1865年2月3日起きた地滑り対応しなかった。この地すべりでは納屋ラフォンオーベルジュ倉庫押しつぶし、小鉄道の線路防御壁達した自治体と、巡礼管理に対して訴訟起こされた。1868年3月2日技術的な論拠にもかかわらずグルドンにおいて教会側に有罪課されその後1868年12月28日アジャンにおいて控訴審開かれ被害者への補償擁壁建設命じられた。 1872年夏の終わり大規模修復事業完了した

※この「19世紀の再建」の解説は、「ロカマドゥール」の解説の一部です。
「19世紀の再建」を含む「ロカマドゥール」の記事については、「ロカマドゥール」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「19世紀の再建」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「19世紀の再建」の関連用語

19世紀の再建のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



19世紀の再建のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaのロカマドゥール (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS