しょ‐た【諸他】
読み方:しょた
他のいろいろの物事。
ショタ
ショタ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/05/19 07:15 UTC 版)
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ショタ(英: Shota、中: 正太)は、主に2次元の男性の少年を示す単語である[1]。
定義
ショタに明確な定義はなく、個人によって定義は変わる。一般的な条件としては、可愛い(童顔)で可愛らしい見た目をした男性(男の子)=ローティーンであることを条件に使われている。ショタを好む人間のことをショタコンと呼ぶ。主に幼く可愛らしい容姿の少年で、半ズボンに白い靴下で描かれることが多い[2]。
ジャンル
- イケショタ
- 褐色ショタ
茶色い肌をしたショタのこと[5]。
男の娘
女装をしているか女性的に見えるショタのことを「男の娘」と呼ぶ[6]。
歴史におけるショタ文化
- パイデラスティア
- 古代ギリシャにおいて、少年愛は男性市民に課された義務であった。
ショタキャラクター
VOCALOID
漫画
ハッピーシュガーライフ
アニメ
ショタが主体のアニメは「ショタアニメ」とされる。
魔入りました!入間くん
地縛少年花子くん
少年メイド
ゲーム
ショタが主体のゲームはショタゲーとされる。
原神
プリンセスコネクト!Re:Dive
- カリザ(CV: 岡咲美保)
VTuber
にじさんじ
脚注
関連項目
ショタ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/13 08:55 UTC 版)
一方、アニメにおいては1970年代初頭から、女性がかわいい男子に性的な欲求を向ける動きがあった。いわゆるショタであり、1990年代中・後半期に男性向けジャンルへ越境していく。このショタが「男の娘」の最大の背景であり、成り立ちに直接影響していると考えられている。 小学校高学年くらいの少年同士、または若者と少年の性行為が描かれるショタは、もともとは「やおい(ボーイズラブ)」のサブジャンルであった。少年を主人公とするアニメでは、主として女性ファンによる二次創作がおこなわれていた。1983年にアニメ化された『キャプテン翼』が同人誌即売会の規模を著しく拡大させたことは有名である。同作の登場人物が少年から青年へと成長していく中、女性たちの人気を再び博したのが、元気な小学4年生が活躍する『魔神英雄伝ワタル』(1988年)であった。ショタがやおいから分離して、独自のジャンルとして成立する契機となったのが『ワタル』である。『ワタル』と後続作品のヒットにより、少年ものの二次創作はさらに活性化していった。そして1994年に、『赤ずきんチャチャ』『勇者警察ジェイデッカー』『ヤマトタケル』が放映されると、男性のショタファンが急増し、同人誌の即売会は3作品の男女のファンで混み合うようになる。この流れに、『新世紀エヴァンゲリオン』『ロミオの青い空』(いずれも1995年)などが続いた。 @media all and (max-width:720px){body.skin-minerva .mw-parser-output div.mw-graph{min-width:auto!important;max-width:100%;overflow-x:auto;overflow-y:visible}}.mw-parser-output .mw-graph-img{width:inherit;height:inherit} 図4:ショタアンソロジー刊行数の四半期推移。1997年に本格化したショタアンソロジーのブームは、1998年3月に刊行数のピークを迎え、1999年に完全終息した。ブーム自体は限定的なものだったが、その男性向けジャンルからおねショタ・女装少年などが派生し、拡散していった。吉本は、ショタから派生した象徴的な女装キャラクターとして、ブリジット・渡良瀬準(後述)を挙げている。 そうした中で「男の娘」の源流を形成したのが、ショタ作品を集めたアンソロジーコミックである「ショタアンソロジー」であった。これは二次創作の盛り上がりを受けて生まれた同人誌アンソロジーを母体としており、少年ものの二次創作を出身とする女性作家が多く、最初は完全に女性向けの商品であった。それが、1995年に男性ファンによるショタオンリーの同人誌即売会「ショタケット」が開催されると、男性作家・編集者がこれに刺激を受け、便乗するように男性向けのショタアンソロジーも作られるようになる(#社会的背景も参照)。 すると、刊行数の急増に作家の確保が追いつかなくなり、女性向けに描いていた作家を男性向けに融通するということがおこなわれるようになった(その逆のパターンもあった)。ショタアンソロジーは「女性作家の男性向けジャンルへの大量越境の橋頭堡」(永山 2015, p. 153)となり、多くの男性読者が女性作家の表現に触れる切っ掛けとなったのである。日本視覚文化研究者のSharon Kinsellaは、このことは「かわいい女装少年」の現代様式を生み出した「クロスオーバーポイント」のひとつとして検討できるだろうと述べている。 このように成立したショタアンソロジーの多くは、性行為において主人公の少年を受動的に描いていた。漫画・ジェンダー論研究家の堀あきこは、このことは読者男性の「男性性からの逃避」願望の反映として解釈できるとしている。永山は、女性蔑視を内包するマチズモが衰退していった結果、「受動的な男の子(と強い女性)」表現が登場したと解説している。さらに、それらの性行為表現は非常にハードなものであった。吉本はショタアンソロジーにより、かわいい男の子が、美少女と同じように「性的に消費される存在」「まなざされる存在」になっていったと述べている。 ショタアンソロジーが果たした重要な役割は〈かわいい男の子を性的に消費する表現を確立した〉ことであった。 —吉本 2015, p. 214、出典の強調は傍点 ショタアンソロジーは1995年から1998年にかけてブームを迎える。最も多くの巻数が発行されていた『ROMEO』(一水社→光彩書房。『ロミオの青い空』に由来する。)がそれらの代表であり、ピークの1998年には63種もの単行本が刊行されていた。しかし、1998年に児童買春、児童ポルノに係る行為等の処罰及び児童の保護等に関する法律が国会で審議入りすると出版各社に動揺が走る。連立与党が提出した法案は次の3点を含んでいた。①漫画も規制の対象となること、②同性愛表現も児童ポルノに含まれること、③頒布・所持の禁止。漫画は結局規制対象から除外されたものの、このことが最大の原因となり、ショタアンソロジーは1999年に一度壊滅する(図4)。 ショタアンソロジーの描き手は約75%が女性であり、多くは2000年代初頭のボーイズラブへと流れていったが、しかし、少なくない数の作家がのちの成年向け「男の娘」漫画で活躍することになる。吉本の調査によれば、この時点のショタアンソロジーでは女装している「受け」は全体の3.5%に過ぎなかった。吉本は、これは男の子を女装させるメソッドが確立していなかったためと推測している。
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