霊・怪物
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/10 05:04 UTC 版)
天井破り(てんじょうやぶり) 声 - 小野塚貴志 ゴキブリに驚いてジャンプしたら天井に頭が刺さって死んだ男の霊。棲み処の無人ビルを荒らした花子の夢の中に現れ、夜ごと頭突きを繰り返していた。モブに除霊される。 総長(そうちょう) 声 - 藤原啓治 雑誌などにも取り上げられる有名な心霊スポット「骨井戸トンネル」に棲み付いていた悪霊。集団暴走中、先頭のバイクがバナナの皮を踏んで転倒したために玉突き衝突を起こし全滅した暴走族の総長。炎を放って攻撃する「根性焼きポルターガイスト」で霊幻を襲うが、モブに除霊された。 匂い嗅ぎ(においかぎ) 声 - 堂坂晃三 聖ハイソ女学園に棲み付き、怪奇現象を引き起こしていた悪霊。生前は目立たずモテない「青春の脇役」を自称する青年だった。 女装して聖ハイソ女学園に来たモブに除霊されるが、消滅間際にモブが自分と同じ類の人間であることを指摘し、「僕は死んでからやっと楽しくなってきたのに」と恨みの言葉を残す。 口裂け女 多くの人間の恐怖心や好奇心を媒介にし、人の噂から生まれた怪物。容姿も強さも人間に設定されている。「わたしきれい?」と聞きながらハサミで切りかかって来る。 自身に恐怖する者の力を吸収して大きくなるが、口裂け女の何が怖いのかを知らないモブには通用せず、消滅させられた。 アニメ版では、おひきさん(声 - 小林ゆう)に変更されている。 くねくね 上級悪霊。生前は土地の持ち主だったが、土地に執着して悪霊化した。農家の畑の野菜から生気を吸い取り、枯らしていた。 除霊に来た霊幻たちを畑の植物を操作することで捕らえるが、モブに植物の操作を上書きされて除霊された。 最上啓示(もがみ けいじ) 声 - 石田彰 40年ほど前に世間を賑わせていた、世界で一番有名だった霊能力者。モブの全力の攻撃をものともしない強大な霊力を持つ。霊幻が現在の商売を始めるにあたって参考にした人物でもある。 メディアに頻繁に登場する傍らで、原因不明の病に苦しむ母親(声 - 竹内絢子)の治療費を稼いでおり、時には殺しの依頼なども引き受けていた。しかしその病の原因が、これまで母のためにと思って行っていた自身の所業が引き寄せた「魔」だったことを、死して悪霊と化した母親から告げられ絶望した。一転して、今度は力を己のために使おうと「世直し」を決意する。強力な悪霊になるべく様々な心霊スポットから霊素を取り込み(ちなみにこの時エクボとも会っている)、自殺した。 悪霊と化した後は(株)アサギリホールディングスの社長令嬢・浅桐美乃莉に取り憑き、依頼を受けてやって来たモブたちと対決する。 「超能力を持たないただの人間」で、尚且つ「学校ではみのりを筆頭としたグループから陰湿なイジメを受けている」という設定にした精神世界にモブを引きずり込み彼を精神的に追い込んでいくも、最後は???%状態のモブに敗北し、みのりから出て行った後は魔津尾に捕らえられる。 5超の峯岸との戦いで偶然封印から解放され圧倒的な力で峯岸を殺そうとしたが、モブの懇願により断念。そのままどこかへ去っていった。 百鬼 各地から集まった妖怪の集団。妖怪大王の復活を最終目的としており、そのために人間の生命エネルギーを奪っており、多数の妖怪ハンターを手に掛けている。 天草晴明によると、妖怪大王が目覚めるとさらに活発に動き出し、人類は絶滅の危機に瀕するらしい。 調味市の廃ビルを根城としており、退治しに来た天草一行に、妖怪四天魔王や既に復活していた妖怪大王たちが襲い掛かって来るが、モブと芹沢に一蹴されて消滅した。 サイコヘルメット モブと統一郎との戦いの余波を受けて出現した、巨大なブロッコリー「神樹」に対する人々の想いから生まれた存在。外見はモブに酷似している。 「神」を自称しており、神通力を見せてサイコヘルメット教の教祖の立場に就いた。町内の住民ほぼ全員を洗脳することで信者数を増やし、ゆくゆくは国全体まで信仰を広めようとしている。 その正体はエクボが神樹への人々の想いのエネルギーを利用して作り上げた存在。自我を備えており、エクボの思考と同期している節があるものの、エクボの制御が外れるのを待ってエネルギーの指揮権を奪った。モブのエネルギーをも狙って攻撃しにかかるが、エクボの必死の抵抗により相打ちとなり、神樹ごと空高く浮遊しどこかへ消えていき、住民の記憶からも消えた。
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