進藤一生(しんどう いっせい)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/11 03:41 UTC 版)
「救命病棟24時の登場人物」の記事における「進藤一生(しんどう いっせい)」の解説
演 - 江口洋介(第1〜4シリーズ) 経歴:都立第3病院救命救急センター外科医〈31〉(第1シリーズ) → 杉並東病院(第1シリーズ最終回) → 港北医大救命救急センター外科医〈34〉(第2シリーズ) → 国際人道支援医師団〈37〉(第3シリーズ) → 海南医大高度救命救急センター救命医〈42〉 → 長崎津辻総合病院 1967年8月31日生まれ。血液型は、O型。 救命においては超一流の腕を持つ医師。 進藤の研修医時代の指導教員は最上透。若い頃から既に優秀だったようで、最上は「私が指導した研修医の中で一番優秀だったのは進藤だった」と評している。出身大学は湊大学医学部と考えられる。 指導医として第1シリーズでは小島楓、第2シリーズでは矢部淳平、第4シリーズでは工藤亮介を担当。 性格は至って冷静で無口。行動は患者最優先。信念を曲げない。 進藤の判断で救われた命も多いが、逆に彼の行動によってトラブルになった事、命の危険にさらされた人の数も少なくはない。医者として完璧すぎたせいで、研修医の工藤を過労で倒れさせたこともある。そのため、進藤を煙たがる医師や看護師もいる。しかし、小島の発言によると他人より自分に厳しく、自分より他人に優しい。 第1シリーズでは当初、笑顔や愛想があまりない人物として描かれている。感情が抑えきれず激昂し副院長の氏家真澄を殴った事もあった。予後がわからない患者や家族に対してもあえて真実だけを伝えて、安心させる様な言葉掛けをしなかったが、シリーズを追うごとに穏やかな一面も見せるようになる。 研修医に対する指導方法にも変化が見られ、第1シリーズでは研修医の小島に対して「お前は俺が見た研修医の中で最悪だ」「救命救急に向いてない」「辞めた方が良さそうだ」など辛辣な言葉を放ち(あまりの理不尽さに小島は泣きながら進藤に反論するほどだった)感情的になって小島を怒鳴る事もあったが、第2シリーズの研修医、矢部には不必要な大声はなくなり、第4シリーズの研修医の工藤には怒鳴ろうとする自分を抑えたりもする様になる。 第1〜第2シリーズでは喫煙していたが、第3シリーズ以降は何故か喫煙していない。第5シリーズでは登場していない。 同じフジテレビ系列医療ドラマ「コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命-」の3rdシーズンのフェローシップである横峯あかりは進藤の医師としての活躍ぶりに憧れて救命医を目指したという設定である。実際にコードブルー3rd第7話では映像協力として救命病棟24時第3シリーズ第4話の小島の婚約者、加賀が運ばれ処置をするシーンが流れた。 第1シリーズ 植物状態で入院中の妻・早紀〈30〉が目覚めることを祈り続け、進藤自身も深刻な脳腫瘍(非分泌性脳下垂体腫瘍)に侵されながらも妻のため、自分の身体を犠牲にして救命医として仕事に励む。病気を知った小島や堺慎一からすぐに手術をするよう強く説得されるが妻への想いから断固として拒否。視神経の異常や意識障害をおこすまでに病状は進行。第1シリーズ終盤で遂に限界を超え意識を失い倒れるが、医局長の多田和彦らの働きかけにより脳外科チーム(北村総一朗ら)が万全の体制で備えており助かった。最終話で妻も奇跡的に目覚めリハビリに付き合うために進藤も病院を移る。 第2シリーズ 奇跡的に目覚めた妻が亡くなっており外科医を辞めていた。たまたま事故に遭遇し患者を処置し搬送した先の救命救急センターでナースの桜井ゆきと再会する。そこの医局長である小田切薫に救命医としての高い腕を見込まれ、誘いを受け救命の現場に復帰する。同僚の医師、香坂たまきとの信頼関係も描写されている。 第3シリーズ 国際人道支援医師団医師。アフリカの任地で死んだ同僚・山室剛の遺品を家族に渡すため日本に一時帰国した際、小島と偶然に再会。本来はその日の夜には日本を発つ予定であったがタクシーでの移動中に首都直下型の大震災に遭う。発災当初は河野医院で被災者への救命処置、治療を続けた。その後、小島の勤務する東都中央病院高度救命救急センターの医局長、黒木春正から暫くの間残って欲しいと依頼を受け、震災から約2ヶ月間、同センターで救命医として活動する事となる。最終話で国際人道支援医師団からの要請で再びアフリカに旅立つ。 第4シリーズ 国際人道支援医師団の任期を終えアフリカより帰国し海南医大へ赴任。任務地で地雷で足が千切れたHIVキャリアの少女を治療中に停電と爆撃の振動により使用針を誤って指に刺す。これによってHIVに血液感染した危険性が浮上し、指定の対処法に従って薬を服用していたが、最終的に検査は陰性。これまでのシリーズでは非の打ちどころの無い人間のように描かれていたが、このシリーズで初めて、「ピーマン嫌い」という弱点を見せた(ピーマンが具であるチンジャオロースの存在も知らなかった)。医局長の澤井悦司とは何かと方針が対立することが多い(患者の受け入れの可否など)。最終話でそれまでことあるごとに対立していた澤井に対して救命医療改革への思いを託す。その後、澤井から経営破たんした長崎の病院の立て直しを依頼され、地元の救命医療システムを復活させたいとして長崎に赴く(2010年新春スペシャルのエンディングで現地の病院に行くことになった)。
※この「進藤一生(しんどう いっせい)」の解説は、「救命病棟24時の登場人物」の解説の一部です。
「進藤一生(しんどう いっせい)」を含む「救命病棟24時の登場人物」の記事については、「救命病棟24時の登場人物」の概要を参照ください。
- 進藤一生のページへのリンク