救急処置
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救急処置(きゅうきゅうしょち)とは、傷病者を救助し、医師または救急隊員に引き継ぐまでの救命処置及び応急手当をいう。 なお、救命手当とは一般市民の行う救急蘇生法のことであり、心肺蘇生法および止血、近年では自動体外式除細動器(AED)の使用も含まれる。 また、応急手当とは救急蘇生法を除いた、一般市民の行う手当てであり、主に骨折、脱臼、捻挫、熱傷などの処置を指す。
一般市民による救急処置
救急処置が直ちに必要な例
緊急度の高い順から
- これらに対しては救急車や医師の到着を待たず直ちに心肺蘇生法を行わなければならない。
- これらに対しては直ちに救急車を呼び、もし受傷・発症機転を目撃していればそれを救急隊員・医師に証言することが望まれる。
なお、いくつかの傷病が合併して起こっている場合、緊急度の高いものから手当てをしなければならない。
注意点
- 救急処置はあくまでも医師等への引継ぎを目的としているため、救命手当、応急手当にとどめ、必ず医師の診察を受けさせる。
- 死亡の診断は医師がその資格において行う
- 原則として医薬品等(市販の軟膏、アロエ果汁等)を使用してはならない。ただし、急病などの場合、本人が医師から処方された医薬品は使用してよい場合がある(例:ニトログリセリン。他人にたいして処方された薬は絶対に使用しないこと)
- 救助者自身の安全を確保し、二次事故、二次災害の防止に努める。
関連項目
参考文献
救命処置
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/10/18 09:52 UTC 版)
「東條英機自殺未遂事件」の記事における「救命処置」の解説
銃弾は心臓の近くを撃ち抜いていたが、急所は外れている様子だった。 4時45分、クラウス少佐は総司令部への報告とアメリカ人医師と傷病人搬送者を手配のために東條邸を離れた。4時50分ごろ、隣家の日本人医師が呼ばれた。5時15分、現れた日本人医師は「(治療しても)2時間はもつまい」といって積極的な治療を行わず傷口を包帯で押えることしかしなかった。自決から約2時間後、アメリカ人医師団が到着。軍医のジョンソン大尉らは応急処置として血漿を注射し傷口をふさいだ上で、東條を傷病人運搬車に乗せて第1師団の病院に運び、ここでも血漿注射が行われた。7時20分、東條はさらに横浜市本牧の大鳥国民学校(現・横浜市立大鳥小学校)に設置された野戦病院に搬送され9時40分に到着し、ただちに手術室に運ばれた。この第98エバキュエーション・ホスピタルはこの時日本で唯一のアメリカ軍病院だった。 東條を「殉教者にしてはならない」と侵略戦争の首謀者として断罪することを決めていたマッカーサーの指示の下、東條にはアメリカ軍による最善を尽くした手術と看護を施され、奇跡的に九死に一生を得る。
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