救命処置とは? わかりやすく解説

救急処置

(救命処置 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/05/22 06:19 UTC 版)

救急処置(きゅうきゅうしょち)とは、傷病者を救助し、医師または救急隊員に引き継ぐまでの救命処置及び応急手当をいう。 なお、救命手当とは一般市民の行う救急蘇生法のことであり、心肺蘇生法および止血、近年では自動体外式除細動器(AED)の使用も含まれる。 また、応急手当とは救急蘇生法を除いた、一般市民の行う手当てであり、主に骨折脱臼捻挫熱傷などの処置を指す。


一般市民による救急処置

救急処置が直ちに必要な例

緊急度の高い順から

これらに対しては救急車や医師の到着を待たず直ちに心肺蘇生法を行わなければならない。
これらに対しては直ちに救急車を呼び、もし受傷・発症機転を目撃していればそれを救急隊員・医師に証言することが望まれる。

なお、いくつかの傷病が合併して起こっている場合、緊急度の高いものから手当てをしなければならない。

注意点

  • 救急処置はあくまでも医師等への引継ぎを目的としているため、救命手当、応急手当にとどめ、必ず医師の診察を受けさせる。
  • 死亡の診断は医師がその資格において行う
  • 原則として医薬品等(市販の軟膏、アロエ果汁等)を使用してはならない。ただし、急病などの場合、本人が医師から処方された医薬品は使用してよい場合がある(例:ニトログリセリン。他人にたいして処方された薬は絶対に使用しないこと)
  • 救助者自身の安全を確保し、二次事故、二次災害の防止に努める。

関連項目

参考文献

  • 『改訂3版 救急蘇生法の指針 市民用』(へるす出版、2006年)
  • 『改訂3版 救急蘇生法の指針 市民用・解説編』(へるす出版、2006年)
  • 『応急手当講習テキスト』(東京法令出版)
  • 『赤十字救急法基礎講習テキスト』(日本赤十字社、平成20年)
  • 『赤十字救急法講習教本』(日本赤十字社、平成20年)
  • 『救急法教本』(国際救急法研究所、1997年)
  • 『全訂 消防団員実務必携』(東京法令出版、平成23年)

救命処置

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/10/18 09:52 UTC 版)

東條英機自殺未遂事件」の記事における「救命処置」の解説

銃弾心臓の近く撃ち抜いていたが、急所外れている様子だった。 4時45分クラウス少佐総司令部への報告アメリカ人医師傷病搬送者を手配のために東條邸を離れた4時50分ごろ、隣家日本人医師呼ばれた5時15分現れ日本人医師は「(治療しても)2時間もつまいといって積極的な治療行わず傷口包帯押えるとしかしなかった。自決から約2時間後、アメリカ人医師団到着軍医ジョンソン大尉らは応急処置として血漿注射し傷口ふさいだ上で東條傷病運搬車乗せて第1師団病院運び、ここでも血漿注射が行われた。7時20分、東條はさらに横浜市本牧大鳥国民学校(現・横浜市立大小学校)に設置され野戦病院搬送され9時40分に到着し、ただちに手術室運ばれた。この第98エバキュエーション・ホスピタルはこの時日本で唯一のアメリカ軍病院だった。 東條を「殉教者にしてはならない」と侵略戦争首謀者として断罪することを決めていたマッカーサー指示の下、東條にはアメリカ軍による最善尽くした手術看護施され奇跡的に九死に一生を得る

※この「救命処置」の解説は、「東條英機自殺未遂事件」の解説の一部です。
「救命処置」を含む「東條英機自殺未遂事件」の記事については、「東條英機自殺未遂事件」の概要を参照ください。

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