週刊少年マガジン編集部
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「ヒットマン (漫画)」の記事における「週刊少年マガジン編集部」の解説
剣埼 龍之介(けんざき りゅうのすけ) 本作の主人公。東都大学卒業。静岡県伊豆市出身。22歳。小鳥遊翼、島風奈佳、天谷栞、春日清辰、ジャンヌ=ルイーゼ・ミシェルのチーフ担当。 アシンメトリー調の逆立ったヘアスタイルが特徴。明朗快活な性格。大の漫画好きが高じて講談社の採用試験を受け、最終面接で桂木マサトの打ち切り作『トラベリング』を絶賛し、それがきっかけで採用された変わり種。 当初は経験の浅さゆえ、自分の考えを頭ごなしに押し通すなどの面が目立ったものの、指導役である夏目の教育を受けて少しずつ成長していく。編集者としての腕はまだまだ未熟で要領も悪いが、「漫画の面白さ」を見抜く洞察眼に長けており、さらに並外れた強運(早織曰く「不思議な力」)の持ち主である。 色恋沙汰に疎く、異性の扱いも慣れていない。容姿やファッションに対する評価もあまり芳しくないが、真摯で面倒見のよい人柄から好意を抱かれやすい(翼曰く「ラブコメの主人公体質」)。 初めての担当作家である翼に対しては、再会時に交わした「日本一の漫画家にしてみせる」という誓いもあり、一貫して親身に接している。やがて相思相愛になっていくものの、山城の「編集者は決して作家に手を出してはいけない」という教えから、深い関係になることを踏みとどまっていた。紆余曲折の末、沖縄へ赴いた際に想いを打ち明け、恋人同士となって一夜を過ごしてしまう。 その後は北条からも信頼されるほどの編集者として順調な活躍をするが、翼やジャンヌ達とフランスのJapan Expoに取材に行った際に帰国する直前にパスポートをホテルに置き忘れてしまった事から取りに戻る途中で交通事故に遭うも間一髪でトラックから勢いで避けたが、街灯にぶつかり頭に大けがを負ってしまう。 敷島 怜奈(しきしま れな) 龍之介の後輩。『週刊少年マガジン』史上3人目の女性編集者。京極薫のチーフ担当、および島風奈佳のサブ担当。 黒縁眼鏡とマッシュルームカットが特徴。かなりの巨乳。真面目でお堅い性格。指導役こそ綿貫であるが、北条の指示により剣埼と仕事をすることが多い。編集者としての腕は確かであり、配属まもなく大御所作家・京極の担当になる。 元来『灼熱の鬼神』の大ファンであったが、ネット上の批判をうっかり奈佳本人に見せてしまい、休載に追い込んでしまう大問題へ発展する。その後、龍之介の機転により事なきを得て、仮配属から正式配属へと昇格した。 当初は龍之介のことを毛嫌いしていたものの、奈佳の休載騒動で救ってくれたことを機に好意を抱く。 浅間 大翔(あさま ひろと) 龍之介の同期。22歳。 普段こそ温厚に振る舞っているが、実際はしたたかな人物。龍之介のことは嫌っているものの、翼の素質自体は高く評価している。 北条体制になった直後、他誌で連載中のベテラン漫画家を3人引き抜きに成功し、夏目と共に担当することになった。しかし、中盤以降あまり登場しなくなった。 仲田 帝士(なかた たいし) 実在人物。入社3年目の平社員。 担当作品の累計発行部数が少なく、担当作家もことごとく新人賞を逃しているため、登場初期から焦りを感じている。同僚の乙黒と共に時折嫉妬を口にしているが面倒見はよく、定期的にアドバイスを送っている。 「Blue Wells」の大ファンであり、龍之介にバンドの存在を教えた張本人。 乙黒 和彦(おとぐろ かずひこ) 実在人物。入社8年目の平社員。いつも仲田とつるんでおり主にツッコミ役として登場している。 パーマのかかった茶髪が特徴。かなりの毒舌家。 夏目 晶(なつめ あきら) 入社16年目の副編集長であり、龍之介の指導役。天谷栞の元チーフ担当(第25話まで)。 編集者としては非常に優秀であるが、出世欲に乏しいリアリスト。以前から打ち切り候補作ばかり引き継いできたため、担当作品の累計発行部数はいまだゼロ。 北条体制になって以降、浅間と共に北条派の編集部員として身を置いている。 山城 廉太郎(やましろ れんたろう) 初代『週刊少年マガジン』編集長。入社27年目の大ベテラン。桂木マサトの2代目チーフ担当。 龍之介が配属される契機を作った張本人。編集者時代は桂木マサトを売れっ子漫画になるまで育て上げ、コミックス累計2億部以上売り上げた伝説の編集者として評されていたが、編集長としては「アタリ・ハズレ」の激しい新人作家を大量に起用したことで部数を激減させ、そのことで17話より編集長の座を降りることとなる。 編集長の座を降りた後、ヤングマガジン編集部に異動、3年後の入社30年目の時点でヤングマガジン編集長へと出世している。 北条 伸時(ほうじょう しんじ) 2代目『週刊少年マガジン』編集長。入社21年目の大ベテラン。 公家顔が特徴。『月刊少年シリウス』編集長時代の手腕を買われ、山城の後任として就任する。奈佳に対しては絶賛している一方、翼に対しては否定的な意見を述べている。編集会議では八神と対立しているが、それでも個人的に龍之介のことを買っているらしく、「SNSで話題になった作品を容易に連載させて失敗した例」「読者もバカではないこと」など、自らの経験を語っている。 八神 千虎(やがみ かずたけ) 入社16年目の編集次長。桂木の3代目チーフ担当。 アンダーリム眼鏡とオールバックが特徴。クールで物怖じしない性格。「音羽プロダクション」との不祥事の際、極秘裏にフリーライターを使って蛮行現場を撮影し、週刊誌に提供しようと計画していた(明日香の介入により、未遂に終わった)。 若月とは極秘に交際している。 名取 賢治(なとり けんじ) 入社12年目の副編集長。浅間の指導社員。 有果子のグラビア撮影時、龍之介にしぶしぶ頼みごとをする姿が描かれた。 綿貫 雅(わたぬき みやび) 入社10年目の副編集長。敷島の指導社員。『週刊少年マガジン』史上2人目の女性編集者。 隠れがちな左目と一本結びが特徴。サバサバとした男勝りな性格。ギャンブラー体質であり、よく競馬新聞を眺めている。 伏見 直樹(ふしみ なおき) 入社6年目の副編集長。 陰気でイヤミな口調で話す。異例の速さで昇格を成し遂げ、その手腕は周囲からも認知されている。
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