赤坂_(横手市)とは? わかりやすく解説

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赤坂 (横手市)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/07/31 09:50 UTC 版)

日本 > 秋田県 > 横手市 > 赤坂 (横手市)
赤坂
大字
北緯39度18分21.866秒 東経140度32分15.378秒 / 北緯39.30607389度 東経140.53760500度 / 39.30607389; 140.53760500座標: 北緯39度18分21.866秒 東経140度32分15.378秒 / 北緯39.30607389度 東経140.53760500度 / 39.30607389; 140.53760500
座標位置:中心点
日本
都道府県  秋田県
市町村 横手市
地域 横手地域
人口情報2020年10月1日現在[1]
 人口 2,437 人
 世帯数 899 世帯
設置日 1951年4月1日[2]
郵便番号 013-0064[3]
市外局番 182[4]
ナンバープレート 秋田
ポータル 日本の町・字
ポータル 秋田県
プロジェクト 日本の町・字
テンプレートを表示

赤坂(あかさか)は、秋田県横手市大字郵便番号013-0064[3]。人口は2,437人、世帯数は899世帯(2020年10月1日現在)[1]。旧平鹿郡旭村大字赤坂、旧平鹿郡赤坂村に相当する。

地理

横手市中央部、横手地域の西部に位置しており、東で条里婦気大堤安田、西で猪岡・平鹿町上吉田、南で朝日が丘、北で横手町三本柳赤川と隣接する。東日本旅客鉄道(JR東日本)横手駅の西方に位置し、南東にのびる帯状の地帯は国道13号東南方にまで及ぶ[2]。地区の西部は緩やかな丘陵地帯で、山裾の森崎・城野岡集落ではリンゴ栽培が盛んに行われている[2]。南部は低湿地帯で、南西部の丘陵地帯には朝日が丘団地がある[2]。北部は水田地帯であり、頭無堰排水路が東西に横断する[2]。城野岡に旭小学校、郷土館(ごうしだて)に横手南中学校の教育施設がある[2]

全域が都市計画区域に含まれるが、区域区分非設定区域となっている[5]都市計画法上の用途地域では中心部の住宅密集地は第一種中高層住居専用地域に、国道107号沿いが準工業地域に指定されている[6]

小字

2024年令和6年)10月5日時点での「横手市(秋田地方法務局大曲支局)登記所備付地図データ」のうち地番区域に記載されているものと[7]デジタル庁公表の「アドレス・ベース・レジストリ」の「秋田県 横手市 町字マスター(フルセット) データセット[8]、横手市公表のオープンデータ[9]によれば、赤坂の小字は以下の通りである。

町・字 出典
大字 小字 登記[7] 町字マスター[8] 行政区一覧[9]
赤坂 字赤坂
字下タ森崎
字下喜連森
字下後野
字家ノ前
字館ノ下
字橋本
字郷士館
字後野
字後野堰添
字荒沼
字高口
字山崎
字柴崎
字上ノ台
字上喜連森
字上後野
字城野岡
字城野岡前
字城野岡道下
字森崎
字仁坂
字仁坂下
字甚吉森
字西山
字大沼下
字大沼沢
字大道向
字大道添
字沢口
字中山
字堤下
字白山前
字富ケ沢
字伏山
字野際

歴史

正保4年(1647年)の『出羽国知行高目録 下』には村名が見えず、享保年間までの村高を記録した郷帳に記載された町名を調べた『平鹿郡御黒印吟味覚書』では、塚堀村とともに新田として村名が見える場合もあるが、多くは記載されていない[10]。享保15年(1730年)の『六郡郡邑記』によると、赤坂村は家数40軒、支郷に上野岡村[注 1](家数10軒)・森崎村(同1軒)、元禄7年(1694年)に廃村となった柴崎村・伏山村(同6軒)がある[11]

菅江真澄の『雪の出羽路 平鹿郡』では、この地域の代表的姓となっている七ッ塚を紹介している[11]。七ッ塚はかつて赤坂にあり、藤原塚・鎌田塚・高橋塚・高山塚・佐藤塚・菅原塚・池田塚と呼ばれる源氏の流れを汲む落人の裔が、先祖の系図とともに名前を書いて埋めて塚にしたとされている[12][11]。また、横手から赤坂に入ったところ(赤坂後野[12])にある「蓄思碑」を紹介している[11]。これは、横手町と赤坂村間の道路が悪路であり、冬季は凍死者も出ていたことから、道路の改修工事が完成した文政3年(1820年)に死者を弔うために赤坂の入口に設置されたものである[13]。通称「ふきどりの碑」とも呼ばれたが、1972年(昭和47年)に市内の個人宅に移転している[12]

赤坂の西方には「城野岡」という地名があるが、城野岡のさらに西方に猪岡があり、『雪の出羽路 平鹿郡』によれば、ここに猪岡市左衛門が居たとされていることから、猪岡市左衛門の居城があったのではないかと考えられている[14]

沿革

世帯数と人口

2020年(令和2年)10月1日現在の世帯数と人口は以下の通りである[1]

大字 世帯数 人口
赤坂 899世帯 2,437人

人口・世帯数の推移

以下は国勢調査による1995年(平成7年)以降の人口の推移。

赤坂の人口推移
人口
1995年(平成7年)[31]
1,714
2000年(平成12年)[32]
2,068
2005年(平成17年)[33]
2,314
2010年(平成22年)[34]
2,427
2015年(平成27年)[35]
2,544
2020年(令和2年)[1]
2,437

以下は国勢調査による1995年(平成7年)以降の世帯数の推移。

赤坂の世帯数推移
世帯数
1995年(平成7年)[31]
463
2000年(平成12年)[32]
593
2005年(平成17年)[33]
717
2010年(平成22年)[34]
827
2015年(平成27年)[35]
872
2020年(令和2年)[1]
899

小・中学校の学区

市立小・中学校に通う場合、学区(校区)は以下の通りとなる[36]

小字 小学校 中学校
字伏山 横手市立横手北小学校 横手市立横手北中学校
その他 横手市立旭小学校 横手市立横手南中学校

交通

鉄道

町内に駅はない。最寄り駅は奥羽本線北上線横手駅

バス

羽後交通

道路

施設

脚注

注釈

  1. ^ 野岡村ではない。

出典

  1. ^ a b c d e 令和2年国勢調査の調査結果(e-Stat)”. 総務省統計局 (2020年10月). 2025年6月21日閲覧。
  2. ^ a b c d e f 角川日本地名大辞典編纂 1980, p. 788.
  3. ^ a b 郵便番号”. 日本郵便. 2022年3月23日閲覧。
  4. ^ 市外局番の一覧”. 総務省. 2022年3月21日閲覧。
  5. ^ 都市計画区域・区域区分(線引き)”. 横手市 (2021年9月28日). 2025年1月3日閲覧。
  6. ^ 都市計画図(横手地域)”. 横手市 (2024年3月29日). 2025年1月3日閲覧。
  7. ^ a b 横手市(秋田地方法務局大曲支局)登記所備付地図データ”. G空間情報センター. 一般社団法人社会基盤情報流通推進協議会 (2024年10月5日). 2025年3月25日閲覧。
  8. ^ a b 秋田県 横手市 町字マスター(フルセット) データセット”. デジタル庁 (2024年7月5日). 2025年1月14日閲覧。
  9. ^ a b 横手市総務企画部情報政策課情報政策係: “横手市の行政区”. オープンデータ. 横手市 (2022年5月24日). 2025年3月25日閲覧。
  10. ^ 横手市 2010, p. 702.
  11. ^ a b c d 横手市 2010, p. 704.
  12. ^ a b c 伊沢 1984, p. 2.
  13. ^ 横手市 2010, p. 706.
  14. ^ 伊沢 1984, p. 136.
  15. ^ 横手市史編さん 1981, p. 21.
  16. ^ 横手市史編さん 1981, p. 22.
  17. ^ a b 角川日本地名大辞典 1979, p. 55.
  18. ^ 横手市史編さん 1981, p. 363.
  19. ^ 横手市史編さん 1981, pp. 660–661.
  20. ^ a b 横手市史編さん 1981, p. 364.
  21. ^ 角川日本地名大辞典 1979, p. 787.
  22. ^ a b 横手市史編さん 1981, p. 181.
  23. ^ a b 横手市史編さん 1981, p. 246.
  24. ^ a b 横手市史編さん 1981, p. 141.
  25. ^ 横手市史編さん 1981, p. 390.
  26. ^ 横手市史編さん 1981, p. 373.
  27. ^ 横手市史編さん 1981, p. 412.
  28. ^ a b 横手市史編さん 1981, p. 391.
  29. ^ 横手市 2010, p. 666.
  30. ^ a b 赤坂総合公園”. 旧横手市 公式サイト. 2006年1月9日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年1月21日閲覧。
  31. ^ a b 国勢調査 / 平成6年国勢調査 小地域集計 / 小地域集計 05秋田県”. 総務省統計局. 2022年5月12日閲覧。
  32. ^ a b 国勢調査 / 平成12年国勢調査 / 小地域集計 05秋田県”. 総務省統計局. 2022年5月12日閲覧。
  33. ^ a b 国勢調査 / 平成17年国勢調査 / 小地域集計 05秋田県”. 総務省統計局. 2022年5月9日閲覧。
  34. ^ a b 国勢調査 / 平成22年国勢調査 / 小地域集計 05秋田県”. 総務省統計局. 2022年5月9日閲覧。
  35. ^ a b 国勢調査 / 平成27年国勢調査 / 小地域集計 05秋田県”. 総務省統計局. 2022年5月9日閲覧。
  36. ^ 横手市立小中学校通学区域に関する規則”. 横手市. 2022年3月23日閲覧。
  37. ^ a b c d 横手市史編さん 1981, p. 489.
  38. ^ a b 横手市立学校設置条例”. 横手市 (2005年10月1日). 2023年4月4日閲覧。
  39. ^ 横手市都市公園条例”. 横手市. 2025年6月18日閲覧。
  40. ^ 秋田県ふるさと村条例”. 秋田県. 2023年3月29日閲覧。

参考文献

関連項目

外部リンク


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