寿町 (横手市)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/07/31 15:20 UTC 版)
| 寿町 | |
|---|---|
| 町丁 | |
| 北緯39度18分46秒 東経140度33分45秒 / 北緯39.31264度 東経140.56256度座標: 北緯39度18分46秒 東経140度33分45秒 / 北緯39.31264度 東経140.56256度 | |
| 国 |  日本 | 
| 都道府県 |  秋田県 | 
| 市町村 |  横手市 | 
| 地域 | 横手地域 | 
| 人口情報(2020年10月1日現在[1]) | |
| 人口 | 338 人 | 
| 世帯数 | 170 世帯 | 
| 設置日 | 1966年4月1日[2][3] | 
| 郵便番号 | 013-0025[4] | 
| 市外局番 | 182[5] | 
| ナンバープレート | 秋田 | 
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寿町(ことぶきちょう)は、秋田県横手市の町丁。郵便番号は013-0025[4]。人口は338人、世帯数は170世帯(2020年10月1日現在)[1]。丁目の設定のない単独町名で、全域で住居表示を実施している[6][2]。旧横手市横手町の一部に相当する[2][3]。
地理
横手地域の中央部に位置し[3]、東で田中町・前郷一番町、西で三枚橋・駅西、南で駅前町、北で大水戸町・平城町と隣接する。町の西端にJR奥羽本線が南北に縦貫[3]。
全域が都市計画区域に含まれるが、区域区分非設定区域となっている[7]。都市計画法上の用途地域では全域が商業地域に指定されている[8]。
地名の由来
現在の寿町という地名は1966年に実施された住居表示の際に命名されたもので、それ以前は末広町、富士見町と呼ばれる通称地名があった。新たに命名された「寿町」という町名は、町の発展を願う意味が込められているほか、従来の通称地名に近い名称として採用された[2]。
歴史
いわゆる駅前地区と呼ばれる地区に含まれ、横手駅の開業とともに市街地化が進んだ[9]。寿町は駅前の新市街地と旧城下町の市街地とを結ぶ結合点に位置しているが、商店や小さな工場、住宅などが無秩序に開発された上に、道路も迷路のように形成されていた[9]。
1927年(昭和2年)になると、齋藤武治による土地の整理が始まり[10]、翌年7月27日より、横手駅前と正平寺の辺りまで(つまり、駅前地区と旧市街地の間[9])を直線に結ぶ幹線道路の敷設に着手した[9]。ただ、住民の協力が得られずに道路が円弧形に湾曲し、鍋のつる(取手)のような形になったことから、通称・なべつる通りと呼ばれるようになり[11][9]、その沿線住民はこの地域を「末広町」と呼称するようになった[11]。
町名の変遷
住居表示に関する法律が施行された1962年5月10日以降、旧横手市内においても住居表示が進み、1965年より第一次から第五次にかけて実施された[12]。本地域は第二次地区として1966年4月1日に実施され、現行の寿町はここで誕生した[2]。
| 実施後 | 実施年月日 | 実施前 | 備考 | 
|---|---|---|---|
| 寿町 | 昭和41年4月1日 | 横手町字上飛瀬(一部) よこてまち あざかみとびせ | |
| 横手町字下飛瀬(一部) よこてまち あざしもとびせ | 
2005年(平成17年)10月1日に横手市が発足、同日より町名の読み方が「ことぶきまち」から「ことぶきちょう」へと変更された[13]。
世帯数と人口
2020年(令和2年)10月1日現在の世帯数と人口は以下の通りである[1]。
| 丁目 | 世帯数 | 人口 | 
|---|---|---|
| 寿町 | 170世帯 | 338人 | 
人口・世帯数の推移
以下は国勢調査による1995年(平成7年)以降の人口の推移。
| 年 | 人口 | 
|---|---|
| 1995年(平成7年)[14] | 
       573
       | 
| 2000年(平成12年)[15] | 
       504
       | 
| 2005年(平成17年)[16] | 
       429
       | 
| 2010年(平成22年)[17] | 
       336
       | 
| 2015年(平成27年)[18] | 
       330
       | 
| 2020年(令和2年)[1] | 
       338
       | 
以下は国勢調査による1995年(平成7年)以降の世帯数の推移。
| 年 | 世帯数 | 
|---|---|
| 1995年(平成7年)[14] | 
       196
       | 
| 2000年(平成12年)[15] | 
       185
       | 
| 2005年(平成17年)[16] | 
       159
       | 
| 2010年(平成22年)[17] | 
       147
       | 
| 2015年(平成27年)[18] | 
       152
       | 
| 2020年(令和2年)[1] | 
       170
       | 
小・中学校の学区
市立小・中学校に通う場合、学区(校区)は以下の通りとなる[19]。
| 番地 | 小学校 | 中学校 | 
|---|---|---|
| 全域 | 横手市立横手南小学校 | 横手市立横手南中学校 | 
交通
鉄道
町内に鉄道駅はない。最寄り駅は■奥羽本線、■北上線の横手駅。
バス
- 末広町(横手・本荘線、横手・湯沢線、横手・大曲線、横手・小安線、朝日が丘線、大森線、山内線、ふるさと村線)
- 富士見町(大森線)
道路
- 秋田県道31号横手停車場線
- ゆりのき通り
施設
脚注
- ^ a b c d e “令和2年国勢調査の調査結果(e-Stat)”. 総務省統計局 (2022年2月10日). 2022年3月22日閲覧。
- ^ a b c d e 横手市史編さん 1981, p. 802.
- ^ a b c d 角川日本地名大辞典編纂 1980, p. 790.
- ^ a b “郵便番号”. 日本郵便. 2025年7月24日閲覧。
- ^ “市外局番の一覧”. 総務省. 2022年3月21日閲覧。
- ^ “住居表示”. 横手市 (2021年9月28日). 2025年1月3日閲覧。
- ^ “都市計画区域・区域区分(線引き)”. 横手市 (2021年9月28日). 2025年1月3日閲覧。
- ^ “都市計画図(横手地域)”. 横手市 (2024年3月29日). 2025年7月24日閲覧。
- ^ a b c d e 横手市 2011, p. 567.
- ^ 小松田 2011, p. 84.
- ^ a b 小松田 2011, p. 86.
- ^ 横手市史編さん 1981, p. 789.
- ^ “町名・字名の変更部分(横手地域)”. 横手市 (2021年9月28日). 2022年3月26日閲覧。
- ^ a b “国勢調査 / 平成7年国勢調査 小地域集計 / 小地域集計 05秋田県”. 総務省統計局. 2025年7月24日閲覧。
- ^ a b “国勢調査 / 平成12年国勢調査 / 小地域集計 05秋田県”. 総務省統計局. 2025年7月24日閲覧。
- ^ a b “国勢調査 / 平成17年国勢調査 / 小地域集計 05秋田県”. 総務省統計局. 2025年7月24日閲覧。
- ^ a b “国勢調査 / 平成22年国勢調査 / 小地域集計 05秋田県”. 総務省統計局. 2025年7月24日閲覧。
- ^ a b “国勢調査 / 平成27年国勢調査 / 小地域集計 05秋田県”. 総務省統計局. 2025年7月24日閲覧。
- ^ “横手市立小中学校通学区域に関する規則”. 横手市. 2022年3月26日閲覧。
- ^ “ツルハドラッグ 横手寿町店”. ドラッグストア・ 調剤薬局 店舗検索. ツルハグループ. 2025年7月24日閲覧。
- ^ “カシワヤ楽器”. カシワヤ楽器. 2025年7月24日閲覧。
参考文献
- 「角川日本地名大辞典」編纂委員会 編『角川日本地名大辞典』 5(秋田県)、角川書店、1980年3月。全国書誌番号:80016503。
- 横手市史編さん委員会『横手市史』 昭和編、横手市、1981年11月3日。doi:10.11501/9570576。
- 横手市 編『横手市史』 通史編 近現代、横手市、2011年3月。全国書誌番号: 21980157。
- 小松田正司『横手駅前(東口)地域のあゆみ』小松田正司、2011年。
外部リンク
|   | 平城町・大水戸町 | 中央町 |   | |
| 三枚橋 |   | 田中町 | ||
|  寿町   | ||||
|   | ||||
| 駅前町 | 前郷一番町 | 
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