三本柳_(横手市)とは? わかりやすく解説

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三本柳 (横手市)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/06/21 14:03 UTC 版)

日本 > 秋田県 > 横手市 > 三本柳 (横手市)
三本柳
大字
北緯39度19分18.422秒 東経140度32分16.979秒 / 北緯39.32178389度 東経140.53804972度 / 39.32178389; 140.53804972座標: 北緯39度19分18.422秒 東経140度32分16.979秒 / 北緯39.32178389度 東経140.53804972度 / 39.32178389; 140.53804972
座標位置:中心点
日本
都道府県  秋田県
市町村 横手市
地域 横手地域
人口情報2020年10月1日現在[1]
 人口 537 人
 世帯数 222 世帯
設置日 1951年4月1日[2]
郵便番号 013-0074[3]
市外局番 182[4]
ナンバープレート 秋田
ウィキポータル 日本の町・字
ウィキポータル 秋田県
ウィキプロジェクト 日本の町・字
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三本柳(さんぼんやなぎ)は、秋田県横手市大字郵便番号は013-0074[3]。人口は537人、世帯数は222世帯(2020年10月1日現在)[1]。旧平鹿郡旭村大字三本柳、旧平鹿郡三本柳村に相当する。

地理

横手市の中心部、横手地域の西部に位置しており、東で八幡卸町横手町、西で赤川、南で赤坂、北で上八丁静町・八幡と隣接する。水田中心の純農村地帯であり、中央部を東西に横断する秋田県道29号横手大森大内線沿いに中心集落の三本柳、北方に助太郎小屋の集落があり、その周辺には区画整理された水田が広がる[2]長者伝説にまつわる「小屋」という地名が存在する[5]

全域が都市計画区域に含まれるが、区域区分非設定区域となっている[6]都市計画法上の用途地域には指定されていない[7]

地名の由来

地名の由来については、菅江真澄の『雪の出羽路 平鹿郡』によれば、3本のの古木があったことに由来するのではないかと推定されている[8]。また、延享元年(1744年)8月5日に字村尻で八幡神社が創建された際、村の発展を祈願して、寺田・助太郎小屋・六郎小屋の3か所に1本ずつ、計3本の柳を植えたことから「三本柳村」と名付けられたとも伝えられている[9]

小字

2024年令和6年)10月5日時点での「横手市(秋田地方法務局大曲支局)登記所備付地図データ[10]デジタル庁公表の「アドレス・ベース・レジストリ」の「秋田県 横手市 町字マスター(フルセット) データセット[11]、横手市公表のオープンデータ[12]によれば、三本柳の小字は以下の通りである。

町・字 出典
大字 小字 登記[10] 町字マスター[11] 行政区一覧[12]
三本柳 字家間
字街道下
字街道上
字高口
字寺田
字助太郎小屋
字沼頭
字村尻
字中島
字碇
字縄手下
字馬場尻
字北ノ町
字六郎小屋

歴史

正保4年(1647年)の『出羽国知行高目録 下』には三本柳村として村名が見え、享保年間までの村高を記録した郷帳に記載された町名を調べた『平鹿郡御黒印吟味覚書』でも三本柳村として記載がある[13]。享保15年(1730年)の『六郡郡邑記』によると、三本柳村は家数18軒、支郷に寺田村(家数3軒)・助太郎小屋村(同5軒)・六郎小屋村(同6軒)がある[14]

沿革

  • 1873年(明治6年)2月 - 秋田県第6大区小2区に属する[15]
  • 1889年(明治22年)4月 - 町村制施行に伴い、赤坂村・三本柳村・赤川村・猪岡村・清水町新田村・塚堀村が合併し、旭村となる[16]。三本柳村は旭村大字三本柳となる[17]
  • 1951年(昭和26年)4月1日 - 旭村が栄村とともにが横手町に編入、同時に市制を施行[18]。横手市三本柳となる[17]

世帯数と人口

2020年(令和2年)10月1日現在の世帯数と人口は以下の通りである[1]

大字 世帯数 人口
三本柳 222世帯 537人

人口・世帯数の推移

以下は国勢調査による1995年(平成7年)以降の人口の推移。

三本柳の人口推移
人口
1995年(平成7年)[19]
306
2000年(平成12年)[20]
360
2005年(平成17年)[21]
534
2010年(平成22年)[22]
605
2015年(平成27年)[23]
599
2020年(令和2年)[1]
537

以下は国勢調査による1995年(平成7年)以降の世帯数の推移。

三本柳の世帯数推移
世帯数
1995年(平成7年)[19]
80
2000年(平成12年)[20]
101
2005年(平成17年)[21]
178
2010年(平成22年)[22]
207
2015年(平成27年)[23]
218
2020年(令和2年)[1]
222

小・中学校の学区

市立小・中学校に通う場合、学区(校区)は以下の通りとなる[24]

小字 小学校 中学校
六郎小屋・助太郎小屋・街道上・街道下・寺田・家間・
村尻・縄手下・北ノ町・沼頭・馬場尻
横手市立横手北小学校 横手市立横手北中学校
その他 横手市立朝倉小学校

交通

鉄道

町内に駅はない。最寄り駅は奥羽本線北上線横手駅

道路

施設

脚注

  1. ^ a b c d e 令和2年国勢調査の調査結果(e-Stat)”. 総務省統計局 (2020年10月). 2025年6月21日閲覧。
  2. ^ a b 角川日本地名大辞典編纂 1980, p. 790.
  3. ^ a b 郵便番号”. 日本郵便. 2025年6月18日閲覧。
  4. ^ 市外局番の一覧”. 総務省. 2022年3月21日閲覧。
  5. ^ 角川日本地名大辞典編纂 1980, p. 318.
  6. ^ 都市計画区域・区域区分(線引き)”. 横手市 (2021年9月28日). 2025年6月19日閲覧。
  7. ^ 都市計画図(横手地域)”. 横手市 (2024年3月29日). 2025年6月19日閲覧。
  8. ^ 伊沢 1984, p. 122.
  9. ^ a b c d 横手市史編さん 1981, p. 488.
  10. ^ a b 横手市(秋田地方法務局大曲支局)登記所備付地図データ”. G空間情報センター. 一般社団法人社会基盤情報流通推進協議会 (2024年10月5日). 2025年3月25日閲覧。
  11. ^ a b 秋田県 横手市 町字マスター(フルセット) データセット”. デジタル庁 (2024年7月5日). 2025年1月14日閲覧。
  12. ^ a b 横手市総務企画部情報政策課情報政策係: “横手市の行政区”. オープンデータ. 横手市 (2022年5月24日). 2025年3月25日閲覧。
  13. ^ 横手市 2010, p. 702.
  14. ^ 横手市 2010, p. 704.
  15. ^ 横手市史編さん 1981, p. 21.
  16. ^ 横手市史編さん 1981, p. 22.
  17. ^ a b 角川日本地名大辞典 1979, p. 318.
  18. ^ 角川日本地名大辞典 1979, p. 787.
  19. ^ a b 国勢調査 / 平成6年国勢調査 小地域集計 / 小地域集計 05秋田県”. 総務省統計局. 2022年5月12日閲覧。
  20. ^ a b 国勢調査 / 平成12年国勢調査 / 小地域集計 05秋田県”. 総務省統計局. 2022年5月12日閲覧。
  21. ^ a b 国勢調査 / 平成17年国勢調査 / 小地域集計 05秋田県”. 総務省統計局. 2022年5月9日閲覧。
  22. ^ a b 国勢調査 / 平成22年国勢調査 / 小地域集計 05秋田県”. 総務省統計局. 2022年5月9日閲覧。
  23. ^ a b 国勢調査 / 平成27年国勢調査 / 小地域集計 05秋田県”. 総務省統計局. 2022年5月9日閲覧。
  24. ^ 横手市立小中学校通学区域に関する規則”. 横手市. 2022年4月7日閲覧。

参考文献

外部リンク




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