羽黒町_(横手市)とは? わかりやすく解説

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羽黒町 (横手市)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/08/07 01:30 UTC 版)

日本 > 秋田県 > 横手市 > 羽黒町 (横手市)
羽黒町
町丁
羽黒町武家屋敷通り(かまくら
北緯39度18分54秒 東経140度34分15秒 / 北緯39.31497度 東経140.57094度 / 39.31497; 140.57094座標: 北緯39度18分54秒 東経140度34分15秒 / 北緯39.31497度 東経140.57094度 / 39.31497; 140.57094
座標位置:中心点
日本
都道府県  秋田県
市町村 横手市
地域 横手地域
人口情報2020年10月1日現在[1]
 人口 84 人
 世帯数 35 世帯
設置日 1965年4月1日[2][3]
郵便番号 013-0015[4]
市外局番 182[5]
ナンバープレート 秋田
ポータル 日本の町・字
ポータル 秋田県
プロジェクト 日本の町・字
テンプレートを表示

羽黒町(はぐろちょう)は、秋田県横手市町丁郵便番号013-0015[4]。人口は84人、世帯数は35世帯(2020年10月1日現在)[1]。丁目の設定のない単独町名で、全域で住居表示を実施している[6]。旧横手市上島崎町羽黒中丁羽黒末町島崎町羽黒新町上根岸町の各一部に相当する[2][3]

地理

横手地域の中央部に位置しており[2]、東で睦成横手川を挟んで西で大町、南で上内町、北で根岸町と隣接する。住宅街が広がっており、東には愛宕山、西端部を横手川が北流し、学校橋・上ノ橋が架かる[2]。北端部では清水沢川(滝沢)が西流し、横手川と合流する[2]江戸時代の武家居住地であり、袋小路や丁字路など複雑な街路や生け垣に囲まれた屋敷構えなどから当時の景観が忍ばれ、上内町などとともに、横手柿の産地でもある[2]

全域が都市計画区域に含まれるが、区域区分非設定区域となっている[7]都市計画法上の用途地域では第一種住居地域第一種低層住居専用地域に指定されている[8]地区計画では、ほぼ全域が羽黒町・上内町地区計画に指定されている[8]ほか、横手市景観計画において一部が景観重点地区に指定されている[9]

歴史

横手川右岸の朝倉山(通称・お城山)に位置した横手城[10]城下町として栄えた地域で、現在も横手市の中心市街地の一角を成している[11]。現在の上内町は横手川の左岸、武士が住む「内町」に当たる地域の南部(通称・上内町[12])に位置しており[13]江戸時代頃から城下町として形成されていった[14]。また、上内町の内、島崎町を除いた範囲を「羽黒」とも称した[15]

寛文9年(1669年)の横手絵図では、現在の町域に当たる町として、羽黒御足軽町(山ノ手新町)の北に羽黒小路(羽黒上丁・中丁・末丁)、羽黒小路(同上丁)の西に並行して羽黒新町小路、羽黒新町の北に羽黒御免御足軽町小路(通称・川端町)が見える[15]。羽黒小路(同中丁)とその西にある羽黒御免御足軽町小路(川端町)の間には島崎町小路(島崎町)が見え、元禄17年(1704年)の横手城下絵図では町名のみが見える[16]

沿革

町名の変遷

町名の変遷は以下の通りである[20]。特記のないものはすべて住居表示実施に伴う変更。

実施後 実施年月日 実施前
羽黒町 1965年(昭和40年)4月1日 上島崎町
羽黒新町(一部)
羽黒中丁
羽黒末町
島崎町
上根岸町(一部)

世帯数と人口

2020年(令和2年)10月1日現在の世帯数と人口は以下の通りである[1]

町丁 世帯数 人口
羽黒町 35世帯 84人

人口・世帯数の推移

以下は国勢調査による1995年(平成7年)以降の人口の推移。

羽黒町の人口推移
人口
1995年(平成7年)[21]
134
2000年(平成12年)[22]
132
2005年(平成17年)[23]
143
2010年(平成22年)[24]
109
2015年(平成27年)[25]
89
2020年(令和2年)[1]
84

以下は国勢調査による1995年(平成7年)以降の世帯数の推移。

羽黒町の世帯数推移
世帯数
1995年(平成7年)[21]
51
2000年(平成12年)[22]
53
2005年(平成17年)[23]
53
2010年(平成22年)[24]
47
2015年(平成27年)[25]
38
2020年(令和2年)[1]
35

小・中学校の学区

市立小・中学校に通う場合、学区(校区)は以下の通りとなる[26]

小字 小学校 中学校
全域 横手市立横手南小学校 横手市立横手南中学校

交通

鉄道

町内に駅はない。最寄り駅は奥羽本線北上線横手駅

道路

施設

脚注

  1. ^ a b c d e 国勢調査 / 令和2年国勢調査 / 小地域集計 (主な内容:基本単位区別,町丁・字別人口など) 05:秋田県”. 政府統計の総合窓口(e-Stat). 総務省統計局 (2020年10月). 2025年8月7日閲覧。
  2. ^ a b c d e f g 角川日本地名大辞典編纂 1980, p. 792.
  3. ^ a b c 横手市史編さん 1981, p. 797.
  4. ^ a b 郵便番号”. 日本郵便. 2022年3月21日閲覧。
  5. ^ 市外局番の一覧”. 総務省. 2022年3月21日閲覧。
  6. ^ 住居表示”. 横手市 (2021年9月28日). 2025年7月30日閲覧。
  7. ^ 都市計画区域・区域区分(線引き)”. 横手市 (2021年9月28日). 2025年1月3日閲覧。
  8. ^ a b 都市計画図(横手地域)”. 横手市 (2024年3月29日). 2025年8月7日閲覧。
  9. ^ 地区計画などが定められている地区”. 横手市 (2021年10月1日). 2025年7月19日閲覧。
  10. ^ 平凡社 1980, p. 229.
  11. ^ 平凡社 1980, p. 227.
  12. ^ 横手市 2010, p. 654.
  13. ^ 角川日本地名大辞典編纂 1980, p. 790.
  14. ^ 横手市 2010, p. 116.
  15. ^ a b 平凡社 1980, p. 232.
  16. ^ 平凡社 1980, p. 233.
  17. ^ a b c 横手市史編さん 1981, p. 141.
  18. ^ 羽黒町の町並み(横手)”. 施設案内. 横手市 (2022年1月26日). 2025年8月7日閲覧。
  19. ^ 町名・字名の変更部分(横手地域)”. 横手市 (2021年9月28日). 2022年4月8日閲覧。
  20. ^ 横手市史編さん 1981, p. 805.
  21. ^ a b 国勢調査 / 平成7年国勢調査 小地域集計 / 小地域集計 05秋田県”. 政府統計の総合窓口(e-Stat). 総務省統計局. 2025年8月4日閲覧。
  22. ^ a b 国勢調査 / 平成12年国勢調査 / 小地域集計 05秋田県”. 政府統計の総合窓口(e-Stat). 総務省統計局. 2025年8月4日閲覧。
  23. ^ a b 国勢調査 / 平成17年国勢調査 / 小地域集計 05秋田県”. 政府統計の総合窓口(e-Stat). 総務省統計局. 2025年8月4日閲覧。
  24. ^ a b 国勢調査 / 平成22年国勢調査 / 小地域集計 05秋田県”. 政府統計の総合窓口(e-Stat). 総務省統計局. 2025年8月4日閲覧。
  25. ^ a b 国勢調査 / 平成27年国勢調査 / 小地域集計 05秋田県”. 政府統計の総合窓口(e-Stat). 総務省統計局. 2025年8月4日閲覧。
  26. ^ 横手市立小中学校通学区域に関する規則”. 横手市. 2022年3月24日閲覧。
  27. ^ 横手市立学校設置条例”. 横手市 (2005年10月1日). 2025年8月7日閲覧。

参考文献

外部リンク




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