羽黒洞とは? わかりやすく解説

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羽黒洞

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/01/07 04:02 UTC 版)

羽黒洞(はぐろどう)は、東京都文京区にある画廊である。

概説

1936年木村東介により創立される[1]。肉筆浮世絵書道作品、陶器などの立体作品も取り扱う。Eテレで放送中の「日曜美術館」で多数の取材協力を行っている[2]

沿革

1936年 (昭和11年)に「奥州げてもの店」と称して開業した木村東介は長谷川利行の作品との出会い(1941年)をきっかけに、太平洋戦争終戦の翌年に個展「利行展」を催す(1946年・芝の東京美術倶楽部)。その後、木村は1960年代には画商として東京国立博物館京都国立博物館に肉筆浮世絵を納め、また画廊の主人として他の画廊の展覧会を企画、1972年には日本橋三越で第1回浮世絵肉筆名品展を催している[3]

ジョン・レノン1971年の来日時にオノ・ヨーコの案内で来店し、曽我蕭白などの日本画を購入している[3]

木村東介が亡くなると、長女の木村品子が継承し店名を「羽黒洞 木村東介」と改めて営業を続ける。東介の作品ほか、大島哲以斎藤真一中村正義など強い個性のある作家を扱うことが多い[4]

出版物

浮世絵
画集・展示図録
エッセー集
  • 木村東介『米澤の雪 : 随想』1982年。 NCID BB01885141 
  • 羽黒洞『航海記 : 創作と論文 = The logbook』、星雲社 (発売)、1983年、ISSN 0288-805X 
  • 木村東介『浮世絵渡世』1989年。 NCID BA51516401 
  • 『言い残したこと木村東介』1993年。 NCID BA41675690 
木村東介評伝(共著)

脚注

  1. ^ 『新版山形県大百科事典』p.148
  2. ^ 羽黒洞による2017年3月14日11:01のツイート2018年1月31日閲覧。
  3. ^ a b 羽黒洞 木村東介”. アートインデックス. 2018年11月18日閲覧。
  4. ^ 書籍販売”. 羽黒洞 木村東介. 2018年11月18日閲覧。
  5. ^ 『浮世絵肉筆名品展 : 民族の宝国土の華』(2版)、1979年。 NCID BB24213459 
  6. ^ 『浮世絵肉筆名品展』(株) 羽黒洞木村東介、1999年。 NCID BA75782421 

参考文献

  • 山形放送株式会社新版山形県大百科事典発行本部事務局編 『新版山形県大百科事典』 山形放送、1993年。

外部リンク




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