警察の不祥事とは? わかりやすく解説

警察不祥事

(警察の不祥事 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/07/11 01:41 UTC 版)

警察不祥事(けいさつふしょうじ)とは、警察官・警察組織が起こす不祥事。現職のみならず、警察官OBが起こす例もある。


注釈

  1. ^ もっとも処分を受けた警察官のほとんどが直後に依願退職し、降格や懲戒免職の処分にされることは少ない。処分された以上、昇進などは不可能ではないものの、非常に困難なため。また勤務年数やキャリアに応じて退職金も支給される。さらには殺人などの重大事件を起こした後自殺をした場合は処分ができなくなるため退職金を支給した例(神奈川県警女性隊員殺害事件)がある。
  2. ^ 北海道新聞の体験。北海道警察の裏金を追い始めた直後に社が横領で捜査されたり、報道ソース提供を断られたりし「特オチ」が続いた。

出典

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  3. ^ 警察職員の職務倫理及び服務に関する規則”. e-Gov法令検索. 総務省行政管理局. 2009年10月29日閲覧。
  4. ^ 法律で規制されていない、被害が発生していないとの理由で見逃されてしまう。
  5. ^ 言葉の意味を取り違える、あるいは十分理解していないことが多い。
  6. ^ “埼玉県警、詐欺通報に警官対応せず 上司の「大丈夫」誤解”. 日本経済新聞. (2015年11月14日). https://www.nikkei.com/article/DGXLASDG13HBR_U5A111C1000000/ 
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    この警視は、慶大から民間企業を経て警察庁に入庁したキャリア組(ないし準キャリア組)であった。
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  27. ^ 『京都新聞』1978年7月25日朝刊第16版第一社会面19頁「西陣署けん銃盗難事件 広田、否認のまま送検 府警 懲戒免職処分に」(京都新聞社) - 『京都新聞』縮刷版 1978年(昭和53年)7月号811頁。
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  29. ^ 『京都新聞』1984年9月5日夕刊第7版一面1頁「短銃強奪射殺事件 広田元巡査部長の犯行、ほぼ断定 府警、きょう中に逮捕状 西陣署へ本人電話 6年前、郵便局強盗 広域事件に指定 警察庁」(京都新聞社) - 『京都新聞』縮刷版 1984年(昭和59年)9月号151頁。
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  32. ^ “警察 違法疑いの警官ら未発表 昨年懲戒全国99人”. 毎日新聞. (2016年10月3日). オリジナルの2016年10月3日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20161003004136/http://mainichi.jp/articles/20161003/k00/00m/040/100000c 
  33. ^ 袴田貴行、安達恒太郎 (2016年4月1日). “北海道警 ひき逃げ警官、訓戒止まり 身内に甘く 横領や傷害も”. 毎日新聞 (毎日新聞社). http://mainichi.jp/articles/20160401/ddr/041/040/004000c 2016年4月7日閲覧。 
  34. ^ 揺らぐ警察 ―組織“弱体化”を食い止められるか―、2013年5月16日放送
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  36. ^ a b “動画配信された黒人射殺の警官に無罪判決 米”. AFP. (2017年6月17日). https://www.afpbb.com/articles/-/3132419 2017年11月28日閲覧。 
  37. ^ 平沢勝栄『警察官僚がみた「日本の警察」』講談社、1999年3月、89-92頁。ISBN 4-062-09560-2 


「警察不祥事」の続きの解説一覧

警察の不祥事

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/16 18:07 UTC 版)

平野母子殺害事件」の記事における「警察の不祥事」の解説

この事件においてはMの足取り関係する要証拠である煙草吸い殻72本のうち71本を紛失していたことが2011年5月17日明らかになった。これにより、最高裁差し戻し当たって指摘した吸い殻証拠鑑定不可能となり、審理影響を及ぼすことは必至であった紛失した71本は段ボール箱入れられ平野警察署設けられていた捜査本部整理置いていたものの、起訴から間もない2002年12月下旬紛失判明した捜査員24時間常駐する捜査本部から第三者持ち出した可能性皆無であるとして、誤廃棄であると結論付けられていた。しかし大阪府警は、公判において弁護側が吸い殻に関する証拠開示請求行った後の2004年1月頃まで検察側に対し紛失伝えていなかった。

※この「警察の不祥事」の解説は、「平野母子殺害事件」の解説の一部です。
「警察の不祥事」を含む「平野母子殺害事件」の記事については、「平野母子殺害事件」の概要を参照ください。

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