ないぶ‐かんさ【内部監査】
内部監査
【英】:Internal Audit
ISO9001、ISO14001などのマネジメントシステムにおいて要求される、組織内で行う自らのマネジメントシステムを監査する活動。
マネジメントシステムのPDCAサイクル(「P」Plan:計画、「D」Do:実行、「C」Check:点検、「A」Action:見直し)の『「C」Check:点検』に位置づけられる活動。
自社のマネジメントシステムの適合性、有効性を評価し、この結果をマネジメントシステムの改善(「A」Action:見直し)に活用し、PDCAサイクルをスパイラル的に継続することにより、自社の管理能力を高める役割を担っている。
内部監査では、ISO等規格の要求事項を満たしているか否かを確認することはもとより、より良いマネジメントシステムの構築を目指して、自社の品質あるいは環境などの向上に向けての課題を抽出していくことが重要であり、いかに質の高い内部監査を運営していくかが、マネジメントシステム構築の成功の鍵であると考えられる。
内部監査
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/12/20 20:05 UTC 版)
内部監査(ないぶかんさ、英:internal audit)とは、組織体の内部の者による監査のことをいう。
- ^ IIAはトレッドウェイ委員会支援組織委員会の構成組織のひとつである。
内部監査
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/24 14:21 UTC 版)
アメリカでは、初期から内部監査よりも外部監査が普及したため、1941年まで内部監査は盛んではなかった。1941年には内部監査人協会(英語版)(IIA)が設立され、ガイダンスとして「内部監査人の責任に関する意見書」(1947年)を公表した。この意見書では内部監査人の責任や、内部監査の役割を経営(業務)監査に転換することなどが提言されている。これにより内部監査が経営のツールであることが強調された。1992年には、トレッドウェイ委員会支援組織委員会(COSO)で内部統制フレームワーク(COSOフレームワーク)も発表された。IIAの活動は国際的な動きにもなり、のちの専門職的実施の国際フレームワーク(IPPF、2002年)へとつながる。内部統制報告を規定した最初の法律として連邦預金保険公社改善法も制定された。 コーポレートガバナンスは、企業や経営者を適切に方向づけるシステムであり、財務報告においては監査法人もシステムに含まれる。財務諸表の開示に加えて、財務処理に関わる内部統制の開示と監査も義務づけられるようになった。アメリカでは1980年代以降、ヨーロッパでは1990年代以降にコーポレートガバナンスについて議論が進んだ。
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