藤原拓海とその関係者
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/11 23:38 UTC 版)
「MFゴースト」の記事における「藤原拓海とその関係者」の解説
頭文字Dの登場人物も参照のこと。 藤原 拓海(ふじわら たくみ) カナタが卒業したレーシングスクール「RDRS」の講師。日本の群馬県渋川市出身。本人の姿は登場せず、彼を知る人物の言葉でのみ来歴や活躍が語られる。 20歳で渡英後、同国内のラリー競技に参戦。特にターマック(舗装路)で無類の強さを発揮し、3年目にタイトルを奪取し「フライングジャン(空飛ぶ日本人)」と称賛される。その後、トヨタ自動車とプロ契約を結んで世界ラリー選手権へのフル参戦が決定するが、テスト走行中の事故による重傷が原因でドライバー生命を絶たれ、「悲運のラリースト」と呼ばれるようになる。その後、一時期は消息不明となるが、RDRSの講師に転身しており、カナタを鍛え上げた。 講師としての指導方針は、手取り足取りすべてを教えるスタイルではなく、漠然とした課題を与えた後に学生自身が答えをみずから導き出すようにするスタイルを取っており、カナタのMFG参戦にあたっては、ほかの選手より馬力の低い車を選べという課題を与えて日本に送り出している。本編の1年前に結婚していたことが、第3戦で判明する。 元走り屋であり、当時は白黒のAE86型トヨタ・スプリンタートレノを駆っていた。その走りは上有や小柏など、彼と同じ時代に走り屋だった多くの人物に強い印象を残している。 小柏 カイ(こがしわ カイ) レーシングチームの監督を務めるプロレーサーで、開幕戦の解説役を務める。MFG上層部とも個人的に友人としてかかわりがあり、リョウ・タカハシの正体も知っているが、絶対に口外しないよう口止めされている。拓海とは、かつて走り屋として競い合った仲でもあった。 高橋 啓介(たかはし けいすけ) 自動車のアフターパーツの販売や不動産業などを手がける商社「TKマッハコーポレーション」の代表取締役。兄の涼介よりも先に結婚し、子供も授かっている。小柏や拓海の知人でもあり、カナタを褒めちぎる小柏を「褒めすぎ」と評し、カナタの走りを「露呈していないだけで、何か重大な欠点があるはず」と冷静に分析する。 かつては兄の涼介が率いる走り屋チームで腕を磨き、現在も一流のテクニックを持つ。自らレースに出ることはないものの、「ドリームプロジェクト」で若手ドライバーの発掘に力を入れており、そこで見出した愛弟子の瀬名を第3戦から出場させる。第3戦の後のサマーブレイク中に深夜の赤城山で瀬名のスープラに乗車し、瀬名を助手席に乗せて目をつむって全身の感覚で感じ取れと指示し、瀬名に赤城道路の攻略法を自ら実践して感嘆させる腕前を誇っているが、その際のドライビングは全く本気を出しておらず「眠くなる」「腹減った」などとボヤきながらの運転であり、並のドライバーではたどり着けない円熟の域に達している。また、MFGの出場選手のために公式サイトで公開されている模範(デモ)走行動画のドライバーも務めており、その参考タイムは時代遅れの黄色のFD3S型RX-7にもかかわらず、ミハイルが更新するまで誰も破ることができなかった。 中村 賢太(なかむら けんた) TKマッハコーポレーションの不動産部門チーフ。以前は自動車のアフターパーツ部門に所属していたが、啓介の「地上げのセンスがある」という一存で不動産部門に転属させられた。本人はパーツ部門への復帰を希望しているが、啓介は「自分で考える力が足りない」として認めていない(会社の収益の柱を不動産事業が担っているという事情もある)。 池田 竜次(いけだ りゅうじ) 小田原市の市議会議員。本業は実家の寺院の住職であり、モータースポーツによる青少年育成スクール「ゼロ・アカデミー」の主宰者でもある。過去に走り屋として活動していた頃の経験から「人間が公道で扱えるのは晴天時でせいぜい350馬力程度、悪天候なら200〜250馬力程度」という考えに至り、ハイパワーエンジンと電子デバイスで武装したスーパーカーが席巻している現状について、レギュレーションの真意が正しく理解されていないと考えている。 上有たちMFG関係者とも親交があり、第2戦の解説者を務める。 松本 修一(まつもと しゅういち) 高橋涼介が率いていた「赤城レッドサンズ」と「プロジェクトD」にメカニックとしてスカウトされ、抜群の腕前を発揮していたメカニックマン。現在は「松本コンセプト」というチューニングショップの代表を務める。「ドリームプロジェクト」でもメカニックマンを担当し、瀬名のGRスープラのチューニングを手掛けている。その腕前は「群馬県のゴッドハンド」と呼ばれるほど絶賛されている。 武内 樹(たけうち いつき) 渋川市のガソリンスタンド店員。拓海の親友であり既婚者。群馬県の新たなヒーローである瀬名と、拓海の教え子であるカナタを応援している。「頭文字D」の頃から20キログラム太っている。 池谷 浩一郎(いけたに こういちろう) 渋川市のガソリンスタンド所長。樹や健二と同じく、MFGに注目している。若い頃の恋愛経験を引きずっているために結婚しておらず、独身。「頭文字D」の頃からは想像もつかないほど頭髪が薄くなっており、健二に「また生え際が後退している」と言われて怒っている。 健二(けんじ) ガソリンスタンドの常連客。瀬名のMFG参戦を池谷達に報告する。既婚者。 秋山 渉(あきやま わたる) 第3戦の解説者を務めるプロドライバーで、MFGの立ち上げに尽力した運営理事の一人でもある。埼玉県で活躍していた元走り屋であり、現在は全日本ラリー選手権、全日本ジムカーナ選手権、ツーリングカーレース等で活躍している。拓海やMFG上層部とは走り屋時代から交流があり、物語開始から一年前に帰国してきた拓海と会い、近況報告を受けている。 藤原 文太(ふじわら ぶんた) 本編にはまだ登場していないが、ナレーションで息子の藤原拓海や高橋涼介・高橋啓介と共に、群馬プライドの頂点に名を連ねる4名のドライバーの一人として紹介されている。 須藤 京一(すどう きょういち) 第4戦の解説者で、MFG運営理事の一人。栃木県いろは坂で活躍していた元走り屋であり、その後に全日本ラリー選手権のトップドライバーとして活躍。現在は第一線を退いているが、国内ラリーの振興に精力的に取り組む。
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