藤原忠家とは? わかりやすく解説

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藤原忠家

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/06 16:24 UTC 版)

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藤原 忠家
時代 平安時代中期
生誕 長元6年(1033年
死没 寛治5年11月7日1091年12月19日
官位 正二位大納言
主君 後冷泉天皇後三条天皇白河天皇堀河天皇
氏族 藤原北家御子左流
父母 父:藤原長家、母:源懿子源高雅の娘)
兄弟 道家忠家祐家藤原信長室、證明
藤原経輔の娘、藤原敦家の娘
高階業敏の娘
基忠俊忠、顕良、忠実、忠円、祐覚、加藤正家
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藤原 忠家(ふじわら の ただいえ)は、平安時代中期の公卿藤原北家御子左流権大納言藤原長家の次男。官位正二位大納言

経歴

後朱雀朝末の寛徳元年(1044年)に元服して従五位下叙爵し、翌寛徳2年(1045年侍従次いで左近衛権少将任官する。寛徳3年(1046年)従五位上次いで正五位下永承3年(1048年従四位下次いで従四位上、永承4年(1049年正四位下と順調に昇進し、永承5年(1051年従三位に叙せられ公卿に列した。

公卿昇任後も、永承6年(1052年正三位・右近衛中将、天喜2年(1054年従二位と昇進し、康平3年(1060年参議に任ぜられる。参議任官後も引き続き中将を兼ね、康平6年(1063年権中納言、康平7年(1064年正二位、延久4年(1072年権大納言に叙任された。この間の康平8年(1065年中宮権大夫を兼ねると、皇太后宮権大夫・太皇太后宮大夫として、約10年に亘って章子内親王に仕えている。

承暦4年(1080年藤原師実関白就任を不満として出仕を取り止めていた内大臣藤原信長太政大臣に祭り上げられた際、忠家は大納言に昇進した。しかし、信長と近かった忠家は弟の藤原祐家とともにこの人事を不満として、出仕を取り止めてしまい、翌永保元年(1081年)不出仕により職封を止められている。

応徳3年(1086年堀河天皇即位式では外弁を務め[1]、翌応徳4年(1087年)の踏歌節会では内弁を務めた。寛治4年(1090年)9月25日出家。最終官位は大納言正二位。翌寛治5年(1091年)11月7日に薨去。享年59

官歴

公卿補任』による。

系譜

脚注

  1. ^ 中右記
  2. ^ 『公卿補任』『尊卑分脈』による。『今鏡』では藤原基貞の娘とする。
  3. ^ 『中右記』『公卿補任』『今鏡』では母を経輔の娘とする。『尊卑分脈』では母を敦家の娘とする

参考文献

  • 加納重文「藤原忠家」(『平安時代史事典』(角川書店、1994年) ISBN 978-4-04-031700-7
  • 槇野廣造 編『平安人名辞典―康平三年〈上〉』(和泉書房、2007年) ISBN 978-4-7576-0396-7
  • 『尊卑分脈 第一篇』吉川弘文館、1987年

藤原忠家(ふじわらの ただいえ)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/05/28 08:26 UTC 版)

心に星の輝きを」の記事における「藤原忠家(ふじわらの ただいえ)」の解説

東雲らの父。初登場時44歳

※この「藤原忠家(ふじわらの ただいえ)」の解説は、「心に星の輝きを」の解説の一部です。
「藤原忠家(ふじわらの ただいえ)」を含む「心に星の輝きを」の記事については、「心に星の輝きを」の概要を参照ください。

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