二条為道とは? わかりやすく解説

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二条為道

読み方にじょう ためみち

鎌倉後期歌人権大納言二条為世の子、為・為冬の兄。正四位下左中将に至る。為道は為通とも書く。『新後撰集』以下の勅撰集六十六首選入されている。正安元年(1299)歿、29才。

二条為道

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/01/15 09:15 UTC 版)

二条 為道(にじょう ためみち、文永8年(1271年)-正安元年5月5日1299年6月4日))は、鎌倉時代後期の公家歌人二条為世の長男。母は賀茂氏久の娘。子に二条為親・為定藤子。「為通」とも表記される。

略歴

正四位下左近衛権中将まで昇進し、二条流御子左家歌道の嫡流として将来を期待されたが、正安元年5月5日(一説には2日)に29歳の若さで急逝した。

新後撰和歌集』などの勅撰和歌集に合計69首が採録されている。また、『宴曲抄』に所収されている「名取河恋」の作者に比定する説がある[1]

娘の藤子(大納言局・中宮宣旨)は後醍醐天皇の寵愛を受けて懐良親王を生んだ。

系譜

  • 父:二条為世(1250-1338)
  • 母:賀茂氏久の娘
  • 正室:飛鳥井経子 - 飛鳥井雅有
  • 生母不明の子女
    • 男子:二条為親
    • 男子:良聖(延暦寺。僧正。法印。号猪熊)
    • 女子:三条公秀室
    • 女子:二条関白女房、大納言局
    • 女子:土御門雅長室 - 土御門顕実母

脚注

  1. ^ 『国書人名辞典 3』P566.

参考文献

  • 市古貞次『国書人名辞典 3』岩波書店、1996年。P566.


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