蒼天堀ファイブスター
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/16 04:14 UTC 版)
「龍が如くシリーズの登場人物」の記事における「蒼天堀ファイブスター」の解説
『0』の真島の「蒼天堀水商売アイランド」のイベントに登場する、蒼天堀のキャバクラを牛耳っている人気キャバクラ5店舗のオーナーの総称。元々、蒼天堀にはキャバクラという新ビジネスの勢いの波に乗ろうとたくさんのキャバクラ店がひしめいていて栄えていたが、彼らが蒼天堀に出店してからは他のキャバクラ店に対しての嫌がらせや金を使ったキャストの引き抜きや暴力的な圧力など手段を選ばない手法によりどんどんと閉店に追いやられ、最終的にはファイブスター以外の蒼天堀のキャバクラはサンシャインのみとなった。また、彼らはお互いに手を組み自分たちの店だけで蒼天堀のキャバクラを独占しようと企んでいる。最終的な目標は、蒼天堀のキャバクラを独占しそこに渦巻く金や利権、人脈を手に入れた後に、蒼天堀で最も大きな力と金を持つキャバレー「グランド」を潰すことにあったが、真島と陽田によるファイブスター壊滅活動により追い詰められて行き、最後は組織の黒幕であったことみが月山と共に警察に自首したことで消滅した。 火野(ひの) 声 - 堀内隼人 キャバクラ「CLUB MARS」のオーナーで、蒼天堀ファイブスターの一人。上下赤のスーツに金色の蝶ネクタイとお坊ちゃん風の風貌をした傲岸不遜な拝金主義者で、月山からは「五本指のいわば小指」とあまり当てにされていない。招福町西に構えているMARSは、金持ちをのみをターゲットとした店となっており、「蒼天堀キャバクラランキング元気っ娘部門1位」に君臨している亜衣がNo.1として在籍している。また、キャバクラバトルでは、サンシャインの客を帰らせるフィーバーヒートを使う。真島が来る前からサンシャインに対していたずら電話や営業中に店で騒ぐなどの執拗な嫌がらせをしていたが、真島が来てからは本格的にサンシャイン立ち退きに乗り出し、真島たちが偵察しに来た際には「虫退治」と称して店員に暴力行為を指示するも真島に返り討ちにされた。その後、立ち退きに応じないサンシャインにキャバクラバトルを申し込むも敗北し、自身が負けた責任を全て亜衣に押しつけて無効を主張するが、その後に現れた月山により敗北したこととその見苦しさからファイブスターからの離反を突きつけられ、消されることを恐れてサンシャインを飛び出し逃げて行った。 木塚(きづか) キャバクラ「CLUB JUPITER」のオーナーで、蒼天堀ファイブスターの一人。迷彩柄の作業着風の衣服を身にまとい、顔中にピアスを付けたいかつい風貌をした元暴走族総長で、ファイブスターの「汚れ仕事」を任されている。文左衛門筋に構えているJUPITERは、キャストを休ませない経営から出勤率が高く、「蒼天堀キャバクラランキング連勤日数1位」の座に君臨し蒼天堀のキャバクラ嬢一の体力から「連勤の沙希」の異名を持つ沙希がNo.1として在籍している。また、キャバクラバトルでは、サンシャインのキャストの体力を減らすフィーバーヒートを使う。戦闘ではルチャで戦う。火野の敗北後、サンシャインに対して真島の留守中に手下を使い、陽田に暴行行為を働くなどの嫌がらせ行為をし、サンシャイン潰しに本格的に動き始める。その後は立ち退きに応じないサンシャインにキャバクラバトルを申し込むも敗れ、自身の負けを認めつつも今度は「男同士の拳の勝負」と真島に対して直接対決を挑むもこちらでも敗北し、潔く完敗を認めた(真島から「喧嘩は一流」と評された)。対決後は月山に消される事を恐れて身を隠す意向を示し、JUPITERを閉店させる事を決めた後、沙希に今までの詫びを入れ、真島に沙希を雇って欲しいと懇願して立ち去った。 水村(みずむら) キャバクラ「CLUB MERCURY」のオーナーで、蒼天堀ファイブスターの一人であり、陽田に水商売のイロハを教えた師匠。真島に似たポニーテール風の髪型に水色の長袖シャツとスーツ姿の老紳士的な風貌をしており、かつてはその手腕の凄さから「キャバレーの獅子」の異名を取っていた。招福町に構えているMERCURYは、水割り1杯10万円という所謂ぼったくりバーで、複雑な家庭事情や体調面に不安を抱えるひびきがNo.1として在籍している。また、キャバクラバトルでは、サンシャインのキャストの調子を下げるフィーバーヒートを使う。サンシャインと敵対していく中で自身の過去が明らかになり、陽田の師匠でかつて蒼天堀の水商売を賑わせていこうと夢を語り合った仲であることや共にキャバレーを経営していた妻を亡くしたことから店が経営難に陥っていたこと、月山の誘いに乗ってキャバクラに経営転換し汚い経営に手を染めてまでも妻との思い出の店を存続させるために奮起していたことなどが判明する。サンシャインとのキャバクラバトルに敗戦した後は、自身の負けを認めつつも、成長した陽田を褒め称え、陽田から「共にまた仕事をしたい」と告げられるも断り、MERCURYの閉店を決意した。また、陽田と同様に真島の手腕も高く評価した上で、ひびきの事情を汲んだ上でサンシャインで雇って欲しいと懇願し、最後には「老兵はただ去るのみ」と言い残してサンシャインを後にした。 金原(かねはら) キャバクラ「CLUB VENUS」のオーナーで、蒼天堀ファイブスターのNo.2。金色のジャケットを着たハンサム風の風貌をしたナルシストで、「どんな手を使おうと相手より優位に立つ」という持論を持ち目的のためなら自らの風貌に魅せられた女を騙し手駒として利用する事も厭わない卑劣さから真島に「外道」と揶揄された。蒼天堀通りの東側に構えているVENUSには、自身の恋人でありミステリアスかつクールな魅力を武器に蒼天堀内でも一、二を争う実力の持ち主と評される千佳がNo.1として在籍している。また、キャバクラバトルでは、サンシャインの客を帰らせると同時にキャストの体力を減らすフィーバーヒートを使う。戦闘では八幡に似た格闘スタイルで戦う。サンシャインにスパイを送り込むなどサンシャインと敵対する中でサンシャインで働くユキに目が止まり彼女を口説こうとしたが、ユキに「生理的に無理」と拒否された。その後もユキに対して口説きを仕掛けるが拒否され、強行手段として自身の個人的な目的とサンシャインの戦力ダウンのためにユキを拉致してサンシャインにキャバクラバトルを申し込むも敗れた。敗戦後は、自身が負けた責任を全て千佳に押しつけ、真島に対して実力行使に出るも再び敗北し、それでも負けを認めようとしない往生際の悪さから、対戦後に現れた月山に「消えなければ消すぞ」と脅されてその場から逃げ去った。 月山(つきやま) キャバクラ「CLUB MOON」のオーナーで、蒼天堀ファイブスターのリーダー。深緑のスーツに眼鏡を掛けたインテリ風の風貌をしている冷静沈着な冷血漢で、同じファイブスターのメンバーに対しても仲間意識を持たずに火野を敗北後にあっさりと切り捨てたり、木塚に対しては汚れ仕事を押し付けたりと駒や道具の様に扱うなど、その冷酷さを水村からは「水商売の悪魔」と評されている。蒼天堀通りの西側に構えているMOONには、「蒼天堀最強のキャバ嬢」の異名を持つまながNo.1として在籍している。また、キャバクラバトルでは最強の能力を誇り、サンシャインの客を帰らせると同時にキャストの体力と調子を下げるフィーバーヒートを使う。戦闘ではムエタイで戦う。他のファイブスターのメンバーが真島に敗れた後は最後の砦として立ちはだかるが、自身も真島に敗れてしまい、直後に母親を死に追いやったグランドを潰すという真の目的を吐露した。その後はまなや真島に諭された事でグランドへの憎しみから解放されようとしたところを、自身を利用していた秘書のことみに撃たれるが一命をとりとめ、彼女に利用されていたという事実を告げられて尚も真島にことみの暴走を止めて欲しいと懇願し、最終的には自殺しようとしたことみを止めて彼女と共に罪を償うために警察に出頭した。
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