芥辺探偵事務所
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/22 00:18 UTC 版)
「よんでますよ、アザゼルさん。」の記事における「芥辺探偵事務所」の解説
芥辺(アクタベ) 声 - 浪川大輔 芥辺探偵事務所所長。悪魔を召喚し使役する悪魔探偵であり、さくまの雇用主。三白眼で額から瞳にかけて常に影がかかっている凶相。 契約した悪魔を圧倒的な力と恐怖で支配し、悪魔をして「悪魔」と言わしめる男。基本的にソロモンリングの影響下においた悪魔相手には無類の強さを誇り、ベルゼブブの呪いや次代モロクの拳を片手で弾き飛ばしたり、サルガタナスの異次元空間を素手で破壊できる。天使も彼の結界には容易に侵入できない。 事務所には多数グリモアを所有しており、本業の傍ら収集に勤しんでいる。悪魔やグリモアに関する案件には積極的に関わり、グリモアがあると聞けば地球の裏側へも出かけていき、時には窃盗などの非合法手段もためらわない。グリモアを集める理由について「心ない悪魔使いに悪用されないようにするため」と語っているが、真意は不明。 人間の醜い部分が好きらしく、ドロドロした仕事で若干テンションが上がりがち。依頼人の願いは基本的に聞き入れ、時に探偵の領分を越えた仕事を請け負うこともあるが、殺人はしない主義である。さくまが酒に酔った勢いでした多額の借金を立て替えたり、相手に建物や土地を担保にして金を貸したり、天使に事務所の場所を知られるや即移転するなど、相当な資産を持っていることが伺える。 事務員として雇ったさくまに悪魔使いの素質を見いだし次々と契約させ、一部の探偵業も任せるようになる。なぜかさくまに対しては比較的甘く、強く出られないこともあり、常に「さん」付けで呼ぶ。影から見守って失敗をフォローすることもあるが基本的に冷たく、横暴な態度を崩さない。また自分と同じ悪魔使いに対しては人間味のある態度を見せることがあり、特に直属の部下である佐隈に対しては非常に面倒見がいい。 普段、暇な時はジャンルを問わず本を読んでいる。また、一定周期で非常に機嫌が悪くなることがある。 最終巻では、性愛(エロース)をばらまくアザゼルに嫉妬した神(主)の砲撃を「脇役はすっこんでろ」と言いながら手で弾き飛ばし、アザゼルを守った。この際、空中を当然のように飛行し、額には神(主)と同じマークが浮かんでいた.このことから、神(主)と同等の存在と考えられるが、最終話まで芥辺の正体に関する明記はなかった。 佐隈りん子(さくま りんこ) 声 - 佐藤利奈 本作品のヒロイン。通称「さくま」。芥辺探偵事務所の事務バイト→助手。カレー作りが得意。 アクタベに悪魔使いとしての才能を見出され、現在では悪魔探偵助手として独自に依頼を受け、解決する権限を与えられている。アザゼルからは「さく(ちゃん)」と呼ばれている。早瀬田大学・法学部2年だったが、後に退学している(後述)。 目先の金銭や私益に目が眩んで暴走する一面があるものの、基本的にはちゃんと敬語を使える一般常識のある女性。しかしながら他人には辛辣で、相手が中学生であろうが、学友であろうが、上司であろうが怯むことはない。正義感は強いが、痴漢やキヨコをレイプした(と思っていた)インキュバスには本気で怒った一方、自分に大きなリスクや責任がかかった時にはあっさりと前言を撤回するなど、独善的かつ偽善的な面もある。本人曰く「飲み込みは早い方」で、悪魔使いとしてのスキルは上昇中だが、基本的に危機感に乏しい性格や悪魔使いとしての自覚の欠如から、軽率なミスをすることも多い。 色々とろくなことをしないアザゼルに対しての態度は特に厳しく、彼が真面目に助言した場合でもいい加減な応対で済ませる姿は非常に冷ややかだが、何かと気にかけてはいる。また、光太郎に対しても初対面は良くない印象を持っていたこともあり、アクタベ同様に冷酷な態度を取る場合があるが、光太郎が子供であるため一応見捨てる気はない模様。 酒を飲むと性格が一転し、非常にガラが悪くなる。その酒癖の悪さが災いし、アクタベに対して300万円以上の借金を背負い込むことになった他、ある一件から弱みも握られている。一度、得るには不当な大金を差し出された時、小心ゆえに受け取りを拒否した。 密かに貯めていた金で借金を返し、アクタベの制止を振り切って一時自由を得たが、アクタベの策略や自身に掛けられた呪いが原因で大学を中途退学し、本格的に芥辺探偵事務所の助手として働くことになった。 堂珍光太郎(どうちん こうたろう) 声 - 白石涼子 アクタベの知り合いであり、悪魔使いでもあった珍犯寺の住職・陰光の孫息子。嫌いなものはピーマン、好きなものはハンバーグ。 祖父の死後、グリモアを受け取りに来たアクタベに対して偽のグリモアを渡し、自身はグシオンを召喚。自身の引き取り手である叔母に対しスケベなことを目論んだが、激怒したアクタベの手により叔母が自分を引き取ったのは寺の財産目当てであったことを、ベルゼブブの能力で暴露された上、寺の財産を全て祖父の借金の抵当に取られてしまった。これによって身寄りをなくし、さらにはグシオンへのイケニエとして祖父や叔母との楽しかった記憶を食べられてしまう。その後は芥辺探偵事務所の居候となり、アクタベに酷使されることとなったが、家族と記憶を失ったことによる悲壮感はなく、日々さくまに対してセクハラを働こうとしている。後にゴルゴダヶ丘中学校(アニメではゴルゴダ中学校)に転校したが、事務所の移転に伴い別の学校へ転校している。 中学生相応の幼さを持つが、根は比較的常識人で、本作におけるツッコミ役になっている。ただしアザゼル並にスケベな上、自分が子供であることを逆手に取る小賢しさを見せることも。グシオンの性格もあるが、契約悪魔とのトラブルが多いさくまと違い、安定した関係を保っている。
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