第1幕 / Act One
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「モンティ・パイソン 復活ライブ!」の記事における「第1幕 / Act One」の解説
序曲 ジョン・デュ・プレ編曲。"Sit on My Face"、『自由の鐘』、『フィンランド』、『スパム・ソング』、"Always Look on the Bright Side of Life" を編集したスペシャルメドレーだった。 オープニングタイトル 20世紀フォックスのタイトルや『2001年宇宙の旅』を模したアニメーションの後、太陽としてグレアム・チャップマンの顔が映し出される。その他のパイソン・メンバーは、『DOCTOR WHO』に登場するターディス(英: Tardis)を模した、「リターディス」(英: RETARDIS)から現れる。その後写真撮影コーナーが設けられており、冒頭の写真はその時に撮られたもの。 ラマ(スケッチ)(クリーズ、アイドル、ジョーンズ、ギリアム、ペイリン、クリーヴランド) 初出:第1シリーズ第9話「アリのご紹介」(クリーズ、アイドル、ジョーンズ、チャップマン) ラマの危険性をスペイン語で説くスケッチで、会場向けには英語字幕が付けられていた。途中でラマに乗ったクリーヴランドが登場する(一方元スケッチでは途中でバイクに乗ったチャップマンが登場する)。 自由の鐘 第1シリーズから第4シリーズまでのオープニングをリプレイ。『自由の鐘』は『空飛ぶモンティ・パイソン』のオープニングソングだった。 4人のヨークシャー男(スケッチ) (Four Yorkshiremen) (クリーズ、アイドル、ジョーンズ、ペイリン) パイソンズ作品での初出:『ライブ・アット・ドルリー・レーン(英語版)』(チャップマン、アイドル、ジョーンズ、ペイリン) ヨークシャー出身の男たちが貧乏自慢を行うスケッチ。演じたメンバーの中ではペイリンのみがヨークシャー出身である。このスケッチは元々、クリーズ・チャップマンの出演していた番組 "At Last the 1948 Show" で演じられたものである。番組では、この2人の他、ティム・ブルック=テイラーとマーティ・フェルドマンがヨークシャー男を演じた。 唇よサヨウナラ(アニメ、アーカイヴ) 放送話:第3シリーズ第2話「ブライアン・ノリス夫妻の冒険」 魚のハリセン・ダンス (The Fish-Slapping Dance) (スケッチ、アーカイヴ)(クリーズ、ペイリン) 放送話:第3シリーズ第2話「ブライアン・ノリス夫妻の冒険」/ スケッチに続くギリアムのアニメーションも放映。 ♪ムスコのうた(歌)(アイドル、ギリアム) 初出:映画第4作『人生狂騒曲』「パート6『晩年』」"Penis Song"(アイドル) アイドルと女装したギリアムがカップルで現れ、アイドルが曲を歌う。初出ではアイドルがピアノの弾き語りを行ったが、今回はギリアムがピアノ伴奏を行った。 ♪海軍メドレー(ダンス、歌) 直前にアイドルの歌った『ムスコのうた』などを含めたメドレー。曲はこのライブが初出で、後にアルバム『モンティ・パイソン・シングス(アゲイン)』に収録された。 お笑い海兵隊(ダンス)(クリーズ、ダンサー) スケッチの初出:第2シリーズ第9話「身体のパーツを見分ける方法」『進軍体操』(パイソンズ) クリーズ演じる腕の無い将軍が現れた後、ダンサーが恋愛沙汰をおちょくる進軍体操を行う。 腕のない将軍(スケッチ)(クリーズ、ダンサー) 元作品:第2シリーズ第12話「スパム」『戦場1914(その2)』(クリーズ) グレアム大佐(スケッチ、アーカイヴ)(チャップマン) 前のスケッチで登場した将軍のスピーチ中に、番組に度々現れてはスケッチを検閲し、強制終了させていた軍人 (The Colonel) が突然登場する。キャラクターは第1シリーズ第4話「フクロウの柔軟体操」で初登場し、その後もチャップマンの持ち役として何度も登場している。今回使われたのは第1シリーズ第8話でのシーン。 真珠湾攻撃再現劇(スケッチ、アーカイヴ)(パイソンズ) 放送話:第1シリーズ第11話「王立交響楽団、トイレへ!」 ダビデ(アニメ、アーカイヴ) 放送話:第1シリーズ第6話「芸術の時間」 初出時とは異なり、ダビデの付けていた葉っぱが取られると、プーチンの顔が現れる。またこのダビデ像は次のスケッチで登場するミケランジェロ作のものである。 教皇とミケランジェロ(スケッチ)(クリーズ、ギリアム、アイドル) パイソンズ作品での初出:『ライブ・アット・ザ・ハリウッド・ボウル』「ミケランジェロの『最後の晩餐』」(クリーズ、チャップマン、アイドル) ♪エヴリ・スパム・イズ・セイクリッド(歌、ダンス)(クリーズ、アイドル、クリーヴランド、ホームズダンサー) 初出:映画第4作『人生狂騒曲』「パート1 『出産の奇跡2 第3世界編』」(ペイリン、ジョーンズほか) 曲名:「全ての精子は神聖なり」(英: "Every Sperm Is Sacred")。クリーズとアイドルは前のスケッチの役をそのまま引き継ぎ、アイドル演じるミケランジェロが歌を歌った。 プロテスタントの夫婦(スケッチ)(ペイリン、ジョーンズ) 初出:映画第4作『人生狂騒曲』「パート1 『出産の奇跡2 第3世界編』」(チャップマン、アイドル) 初出時にはカトリックの夫婦を演じていたペイリン・ジョーンズが、今回は逆にプロテスタント夫婦を演じた。 神様降臨(アニメ、アーカイヴ) 元作品:映画第2作『モンティ・パイソン・アンド・ホーリー・グレイル』(声:チャップマン) 馬鹿オリンピック(スケッチ、アーカイヴ)(パイソンズ) 放送話:『空飛ぶモンティ・パイソン ドイツ版』第1話 職業カウンセラー(スケッチ) (Vocational Guidance Counsellor) (クリーズ、ペイリン) 初出:第1シリーズ第10話「無題」(クリーズ、ペイリン) ♪ランバージャック・ソング(歌)(ペイリン、クリーヴランド、合唱団(ギリアム、ジョーンズほか)) 初出:第1シリーズ第9話「アリのご紹介」(ペイリン、ジョーンズ、コニー・ブース、合唱団(クリーズ、チャップマンほか)) 前のスケッチで登場した公認会計士アンチョビ氏(ペイリン)が木こりになった。 筋肉増強マシーン "ダイナモ・テンション"(アニメ、アーカイヴ) 放送話:第1シリーズ第5話「20世紀後半における男のアイデンティティ・クライシス」 国際哲学者サッカー 前半(スケッチ、アーカイヴ)(パイソンズ) 放送話:『空飛ぶモンティ・パイソン ドイツ版』第2回 オーストラリアのブルースたち(スケッチ)(ギリアム、アイドル、ペイリン、クリーヴランド、ホームズ) 初出(スケッチ):第2シリーズ第9話「身体のパーツを見分ける方法」(パイソンズ) 初出(曲):アルバム "The Monty Python Matching Tie and Handkerchief" (en) 呑兵衛なブルースたちの自己紹介に引き続き、「ブルースの哲学者の歌」(英: "Bruces' Philosophers Song")が歌われた。パイソンズが「リターディス」から現れた時同様に、ホームズ演じる着ぐるみのカンガルーも現れた。最終日にはブルースたちに混じって、前日「ブラックメイル」へ出演していたエディー・イザードが登場した。 国際哲学者サッカー 後半(スケッチ、アーカイヴ)(パイソンズ) 放送話:『空飛ぶモンティ・パイソン ドイツ版』第2回 ウィゾ・チョコレート株式会社(スケッチ) (Crunchy Frog) (クリーズ、ギリアム、ジョーンズ) 初出:第1シリーズ第6話「芸術の時間」(クリーズ、チャップマン、ジョーンズ) 綴りをデタラメに喋る男(スケッチ)(アイドル、ペイリン) 初出:第3シリーズ第4話「血、破壊、死、戦争そして恐怖」(アイドル、ペイリン) アイドルの十八番とも言える言葉遊び芸。ゲストはアナグラムで喋るとの触れ込みだったが、途中からはスプーナー語法で喋るだけだった。 ♪アイ・ライク・チャイニーズ(歌、ダンス)(パイソンズ、クリーヴランド) 初出:アルバム "Monty Python's Contractual Obligation Album" (en) 前のスケッチで席を立ったアイドルがそのまま歌い始める。オリジナルとはやや歌詞が異なる特別版で、更に途中でエルヴィス・プレスリーに扮した人物(ホームズ)が登場する。歌詞はライブ用の特別版だった。 "Their tiny little trees"(訳:彼らの可愛らしい植木)との歌詞があり、「それは日本の盆栽!」とツッコミが入るが、中国にも同様の「盆景」があり、歌詞は強(あなが)ち間違いでもない。
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