生徒会戦挙
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箱庭学園の前身である黒箱塾時代の塾則第百五十九項に基づき、全校生徒の半数以上の署名を集めて生徒会長にリコールを請求した場合に行われる、現生徒会とリコールした側との決闘。庶務、書記、会計、副会長、会長の順に1対1の決闘を行う。黒箱塾時代は防具をつけず、日本刀のみで5つの役職を奪い合った。 今回は準備期間も兼ねて一週間ごとの開催となっており7月25日から8月22日まで行う。管理は選挙管理副委員長、長者原融通。一般生徒の見学は原則禁止。 決闘法は、子(ね)から亥(い)までの十二支に人を足した13枚の札に振り分けられており、いずれか1枚を選ぶくじ引きによって役職ごとに決定される。札の中身は次の対戦時には全て別の物に差し替えられる。長者原の独断で現代風にアレンジされた箇所を除いて、その大半は黒箱塾時代の文献に基づいた内容。生徒会は絶対的な力を持って君臨すべきとの考えに基づいてルールは挑戦者サイドに有利に作られており、5戦の対戦成績の勝敗が五分(例:2勝2敗1分)の場合は挑戦者サイドの勝利となる。また戦挙中の負傷、死亡は事故として処理される。 庶務戦・巳「毒蛇の巣窟」 人吉善吉 対 球磨川禊 勝者 人吉善吉 庶務戦の13の決闘法の中で一番残虐な内容。グラウンドに開けられた四方および深さが10mの穴の四隅に支柱を立て、柱に四方をはめただけの未固定の金網の上で行われる。底には夥しい数のハブが潜んでおり、時間経過とともに金網が下底の蛇に近づいていく。挑戦者有利のルールを最も色濃く発揮しており、勝利条件は挑戦者が腕章を現職者から奪い取る、あるいは挑戦者に現職者が降参を申告させること。すなわち、現職者は何らかの手段で敗北を認めさせる以外に勝つ方法はない。奪取・守備時の手段に制限はなく時間も無制限。ギブアップ申告も可能。金網が底に着き両者がハブに咬まれて死亡した場合は両者失格。 書記戦・巳「冬眠と脱皮」 名瀬夭歌(阿久根高貴の代理) 対 志布志飛沫 勝者 志布志飛沫 書記戦の13の決闘法の中で一番残虐な内容。学食係所有の巨大冷凍庫内、-48℃の世界が会場。黒箱塾時代は氷室で行われていた。勝利条件は相手の身包みを全て剥ぎ、全裸にすること。零下のステージは冬眠を、身包みの剥ぐことは脱皮を見立てている。剥ぎ取った相手の衣服を自分が纏うことは可能。時間無制限でギブアップ不可。 会計戦・卯「火付卯」 人吉瞳(喜界島もがなの代理)、人吉善吉(サブプレイヤー) 対 江迎怒江、球磨川禊(サブプレイヤー) 勝者 無し(タイムアップのため引き分け) 箱庭学園内の植物園「木漏れ日」が会場。各陣営より、候補者のほかにサブプレイヤーとして1人ずつ参加するタッグ戦。サブプレイヤーの手首に時限爆弾内蔵のブレスレットを装着・施錠し、制限時間1時間以内に候補者が互いに持つブレスレットの鍵を奪いあい、自らのパートナーを助けた方が勝利となる。時限爆弾機能は連動しており、ひとつを解除すれば相手側の爆弾も解除される。鍵の廃棄・破壊・隠匿はいずれも反則負け。制限時間を過ぎた場合、両陣営のサブプレイヤーの時限爆弾が爆発して引き分けとなる。 副会長戦・戌「狂犬落とし」 日之影空洞(着任者無しのため、代理出場) 対 蝶ヶ崎蛾ヶ丸 勝者 日之影空洞 建設中の校舎が会場。建設途中の校舎の鉄骨の上から相手を地面に突き落とした方が勝利となる。参加者の安全を考え、セーフティネットが張ってあるが、そこも地面の一部と見なされる。地面に落ちたとしても自らの下に鉄骨の一部ないしは、相手がいるなど地面やネットに直接触れなければ敗北とはならず、試合は続行される。 会長戦・人「人間比べ」 黒神めだか 対 球磨川禊(不知火半袖の代理) 勝者 黒神めだか 会長戦における「人」のカードは一種のワイルドカードで、生徒会側が自由に勝負方法を決める。めだかが提示した勝負方法は、「会場は箱庭学園全域、時間無制限・どんな武器でも使用可能でルールはただ一つ『負けたと思った方の負け』」(つまりどちらかがギブアップしない限りずっと続く)。
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