特撮関連
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/07 05:50 UTC 版)
『七人の侍』と同時期に撮影所では『ゴジラ』の撮影が行われていたが、土屋はそれに興味を持ち、黒澤の目を盗んでは本多猪四郎や円谷英二監督のいる特撮セットの見学に行くため、円谷組のスタッフの協力を得てトイレに行くと口実を作っては頻繁に通い、この熱意に円谷は土屋の見学に合わせて本番を待ってくれるほどの仲だったという。 日本人俳優として初めて宇宙人を演じた土屋は『地球防衛軍』のミステリアン役や『怪獣大戦争』のX星人役において独自に「宇宙語」を考案し、これに自動翻訳された片言の日本語の台詞を被せるというアイディアを出すことで、劇中のリアリティを高めた。監督の本多猪四郎は自由にやらせてくれたといい、文句をつけてきた相手には「お前は宇宙人を見たことがあるのか」と返していたという。なお、その後日談として、某テレビ局から「ワ・レ・ワ・レ・ハ……という宇宙人の喋り方を最初に発明したのは土屋さんですか?」という問い合わせの電話に土屋が「そうです」と答えたことから、「ワレワレハウチュウジンダ」という定番のフレーズも土屋が由来だという説がある(なお、『地球防衛軍』に「ワレワレハウチュウジンダ」というセリフは登場しない)。また、X星人の言葉は芥川龍之介の『河童』に出てくる河童語をもじったものを混ぜ、ミステリアンはこれにドイツ語とフランス語をさらに混ぜたものであるとも語っている。 『地球防衛軍』では、当初顔出しの主役級で配役されていたが、敵側の宇宙人の方が面白いと考え、「顔が見えなくてもいいから宇宙人をやりたい」と演技課に要望するも「顔が見えないからダメ」と止められ、「俳優は顔が見えればいいってもんじゃないんだ!」と抗議した後に本多へ直訴し、地球を侵略する宇宙人・ミステリアン統領役に回った。この際、前もって黒澤に「今度宇宙人を演りたいんだけど」とうかがいを立てたところ、「おかしな映画に出るんじゃないぞ。たとえばゴジラとかな。」と釘を刺していた[要出典]黒澤も「イノさん(本多監督)とこの仕事ならいいよ」と答えたそうである。 『ゴジラの逆襲』で初登場した怪獣アンギラスの名前が一般公募されていた時期、土屋は「ギョットス」という名前を考えて応募したが採用はされなかった。 『マタンゴ』では、出演者達が食べる劇中のキノコは蒸し菓子で米粉を練った和菓子素材で作られており、食紅などで色がつけられていた。菓子は風月堂が映画用に作っており、毎朝撮影所に蒸したてが届けられた。そのままでは、味気なかったため、彼の提案で砂糖を加えて食べやすくしたところ大変好評で、スタッフたちも撮影の合間につまみ食いをしており、水野久美は特に気に入って食べていたという。 ニック・アダムスとは特に息が合い、彼をからかい、女性に対しての挨拶は「もうかりまっか?」や朝のあいさつ「ああ、腹減ったなあ」などの日本語をあいさつとして教えていたが、そのうちに「誰が(アダムス)にでたらめを教えたんだ」と騒動になり、張本人の土屋は他人のふりをしてとぼけたという。アダムスの離日時、彼にサインをプレゼントし、「大事に家に飾っておくよ」と約束された。土屋は「すぐ捨てるんだろう」と本気にしていなかったが、数年後、田中友幸が訪米した際にアダムスの自宅を訪ねたところ、本当に自宅に飾ってあったという。 『ウルトラQ』、『ウルトラマン』、『ウルトラセブン』といったウルトラシリーズにゲスト出演したのが縁で当初は『帰ってきたウルトラマン』の伊吹竜隊長の候補に挙がっていた。 特撮映画においては、ナチュラルでかつシリアスな芝居を抑制して演じることを心がけており、当たり役となったガス人間では、自然体な言動を淡々とメリハリの利いた芝居に混ぜて演じることに終始し、『ゴジラvsキングギドラ』でのゴジラとの対面場面では敢えて微動だにしない芝居を行った。また、特撮にありがちな顔の見えないキャラクターが大げさな身振りや手ぶりをしがちになることには懐疑的で、指先などの細かい部分での芝居が重要だとの自論を持っている。 1959年の『宇宙大戦争』撮影当時、まだアポロ宇宙船が月に行っておらず、月面での正確な動きは分かっていなかったが、土屋は「月面は重力が地球の3分の1だから、フワフワした歩き方になる。役者はそう芝居しなきゃウソだ」と強硬に主張した。スタッフはカッコ悪さや見栄えを懸念したが、最終的に本多監督が賛同したこともあって押し通した。10年後、実際に月面探査が実現した際、撮影中だった土屋はロケ先の六甲山ホテルのロビーで中継映像を鑑賞し、自説が正しかったことを見届けて「ブラボー(ざまぁみろ)!」と叫んだという。 『怪獣島の決戦 ゴジラの息子』でグアムロケを行った際、現地人からジャングルに日本兵の生き残りがいると聞き、冗談半分で「戦争は終わった」と声をかけていったが、数年後には横井庄一が実際にその付近に潜伏していたことが明らかになった。 ゴジラは昭和シリーズで卒業したと考えていたが、『ゴジラvsキングギドラ』でゴジラと対峙して死亡する役を演じ、これを集大成だと述べている。
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特撮関連
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/02 08:26 UTC 版)
俳優を志したのは「仮面ライダーのように変身したい」という理由からだったが、子役時代は特撮などの変身ヒーローものに携わることは少なかった。 特撮作品ではコミカルな怪人や軽妙な敵役を演じる機会が多い。『スーパー戦隊シリーズ』では悪役として多く出演しているが、『忍風戦隊ハリケンジャー』では正義のヒーロー・シュリケンジャーを演じている。 『救急戦隊ゴーゴーファイブ』では、ゴーゴーファイブの変身前を演じる俳優らがアフレコに慣れていないにもかかわらず5人で言うセリフのタイミングを合わせようとしなかったため、叱ったことがある。このことをきっかけにメンバーの中から「せーの」と言う担当が決まり、以後の戦隊でも「せーの」担当が決められるようになったという。 オリジナルビデオ『忍風戦隊ハリケンジャー 10 YEARS AFTER』では、別人がシュリケンジャーに変身するという設定だった事情から松野は出演することができず、悔しさのあまり同作品は観ていないという。その後、『デジモンセイバーズ』を担当していた東映アニメーションプロデューサーの柴田宏明が『手裏剣戦隊ニンニンジャー』の担当になったことから、松野は柴田に懇願。その結果、同作品の43話にてシュリケンジャーがゲスト出演することが決まり、再び同役を演じることが叶った。
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特撮関連
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/14 04:45 UTC 版)
特撮ドラマ化されたものや、メディアミックスとして漫画化された作品群。 伊賀の影丸 仮面の忍者 赤影 キャプテンウルトラ ジャイアントロボ 人造人間キカイダー サンダーマスク ウルトラマンタロウ イナズマン がんばれ!!ロボコン 秘密戦隊ゴレンジャー 仮面ライダーBlack
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