海老原家
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海老原 邦英(えびはら くにひで)〈67→69〉 演 - 石田純一 海老原会総合病院院長。多鶴子の夫、斎と友也の実父。若い頃から徳美を愛人にしていた。本人曰く20年前から接触はない。医大時代の親友・昌利夫妻に斎と友也を養子に出すが、昌利が死去すると海老原家に引き取る。妻の多鶴子には頭が上がらない。伊勢神宮の天照大神に仕える巫女の名から斎と名づけた。部下の医師との縁談が進んでいた最中に斎と結婚してしまった郷治とその母・幹子を嫌っている。一回り以上年の離れた元春と交際する斎を心配する。斎、梢、潮の関係を知ると、梢は斎に負けたのだからと潮と斎を結婚させようとするが、斎は断り、梢と潮を結婚させることに。梢夫妻のセックスレス問題については多鶴子らとは違いバカらしいと相手にせず、斎を庇うが、念のため斎に潮夫妻のセックスレスを知らせる。梢の妊娠騒動に頭を抱え、他言しないようにと家族に釘を刺す。徳美の死後、斎と潮の崇高愛が生んだ悲劇だと斎を叱る。 海老原 多鶴子(えびはら たづこ)〈65→67〉 演 - 山口いづみ 邦英の妻。資産家の家に生まれ、邦英の開院の際に多額の援助を行った。若い頃から和装が多い。現在は変形性膝関節症を患っている。成人後も朔子と梢を溺愛し、ほぼ二人の言いなり。一方斎は高校生の頃から憎悪している。プライドが高く、養父母を失った斎たちを引き取るのを渋々許す。邦英と徳美が実の親子の名乗りをあげるのには強く反対したが、徳美が勝手に実母と名乗り出てからは斎と距離を置く。斎が海老原家に戻ると、高校時代に朔子の嫌がらせにより取り上げた伊代のアクセサリーを斎に返却した。斎が葬儀の仕事をすることを汚らわしいと嫌う。斎と元春の関係を知り、梢の恋人・潮と斎が関係がある事や友也の遺骨が掘り起こされた事を知ると斎への怒りは沸点に達する。2年後、梢夫妻の問題を知ると「斎にはご注意あそばせ」と範子に忠告の電話をする。梢が時夫の子を妊娠していると知ると卒倒し、範子に今までの斎への恨みを吐露する。範子の斎殺害計画を知るが、朔子との秘密にしていた。計画実行後は範子に冷たく当たり、徳美が死亡すると家族の前では斎を気遣うふりをし、朔子だけに「終わったわね」と言う。 海老原 朔子(えびはら さくこ)〈40→42〉 演 - 川上麻衣子(少女期:秋月三佳) 海老原家の長女、斎の異母妹。斎が海老原家に引き取られた際は何かにつけ斎をいじめていた。現在は息子・太一を連れ実家に出戻り居候中、無職。斎のアラフォー仲間。海老原家の人間に斎と元春の交際、潮と斎の関係を暴露し梢や多鶴子に斎を悪人にしようと焚きつける。梢が結婚後一度も潮とセックスをしていないと打ち明けられ、潮を叱り付けたが、この話も海老原家の人間に暴露した挙句、瑞彦夫妻に子供が出来ないのも斎が原因と吹き込み、日菜子を焚きつける。梢と時夫の妊娠も斎のせいだと騒ぎ立て、範子が斎殺害計画するきっかけを作ってしまう。美波のワインバーで乱闘騒ぎを起した際、勝一にカメラでからかわれる。母・多鶴子同様に斎殺害計画を事前に知っていた。事件後は多鶴子に「一番いい終わり方」とこぼす。話題の中心に常に居たいトラブルメーカー、噂話や根も葉もない悪口を好む。恋人はいない。家では殆どガウン姿で過ごす。 海老原〔薦田〕梢(えびはら〔こもた〕こずえ)〈26→28〉 演 - 沢井美優(幼年期:梅崎富羽) 海老原家の次女、斎の異母妹。潮の恋人。幼い頃は斎とは年も離れており事情を知らずよく懐いていた。アリゾナの大学に留学後、外資系製薬会社に勤務していたが退職し、英語力を生かし外国人向けのツアーガイドのアルバイトをしている。朔子から斎と潮の交際を聞き無関心を装っていたが、次第に斎に憎しみを抱く。偽装結婚とは知らず潮と結婚でき上機嫌に。披露宴では元春が目の前で死亡し、結婚後2年しても夫婦関係を結んでもらえない。舅・時夫に色目を使ったり、若い男を夫婦の寝室に連れ込んだりと奔放な行動をしていたが、潮のネックレスを切った際に失神し入院。入院をきっかけに時夫と肉体関係を持ち逢瀬を重ね妊娠。海老原家の家族に時夫の子を生むと宣言すると、姑・範子を「カピバラ女」と罵り、暴力を振るい始め、時夫とは夫婦気取りの生活に。斎の事件後、潮から離婚を告げられるが年老いた時夫の面倒を見る気もないとふてぶてしく断る。その後男児を出産。出産後。体重が戻らない事を気にしながらも、間食がやめられない。 海老原 瑞彦(えびはら みずひこ) 演 - 松田賢二(青年期:南羽翔平) 海老原家の長男、斎の異母兄。海老原家に引き取られた斎に恋心を抱き、妹・朔子のいじめから斎を守る。異母兄妹と知ってから駆け落ちを試みたことも。総合病院形式をやめ、老人医療に特化する病院にしようと考える父・邦英と対立する。緑区に診療所を開設することを決めみどり診療所を開設。斎に仕事を手伝わないかと誘う。潮をめぐる争いの結果として邦英が斎と潮を結婚させると知ると「大岡裁きだ」と呟く。斎が診療所を手伝うようになると、診療所2階にある斎の部屋で夕食を済ますことが多くなる。患者だった岩根の葬儀を期に、岩根の長男・勝一と親しくなる。勝一の写真集出版記念会に斎を誘い、潮にも顔を出すよう声をかけ、再会のきっかけを作った。梢を診察し、妊娠したと診断。邦英と同様に何かと斎を庇っている。 海老原 日菜子(えびはら ひなこ) 演 - 小野真弓 瑞彦の妻。跡取りがいないことをプレッシャーに感じている。朔子によると「いつも笑顔だが本心は何を考えているのかわからない人物」。義妹にあたる年上の斎と朔子を「お姉様」と呼ぶ。潮と斎と梢をめぐる海老原家の騒動には加わらなかったが、診療所開設後は家で夕食を取らなくなった瑞彦を斎が原因ではと心配する。診療所を訪ね、斎の指に刺さったウニの棘を吸い出す様子を目撃し逃げ出す。その後は一時的に瑞彦と斎の近親相姦を一方的に疑い、朔子からの瑞彦についての言葉に心が休まらない日々が続いた。 海老原 太一(えびはら たいち)〈14→16〉 演 - 岡亮 朔子と前夫との息子。別居中の朔子が学校前で待ち伏せをして海老原家に連れてきた。高校生になると縄文遺跡に興味を持つ。 玉木 澄子(たまき すみこ) 演 - 平田まり 海老原家の住み込み家政婦。多鶴子が結婚の際に実家から連れてきた。海老原家の人々からは「スミさん」「おスミさん」と呼ばれている。斎たちが海老原家に引き取られた頃は斎たちと徳美が会えるようこっそり取り計らっていた。
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