埴生家
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/24 14:04 UTC 版)
埴生 斎(はにゅう いつき)→海老原 斎(えびはら いつき)〈41→43〉 演 - 床嶋佳子(高校時代:小宮有紗) 主人公。邦英と徳美の不倫の末生まれた娘。郷治の妻、美亜の母。弟の友也と共に長沢家に養子に出されるが、長沢夫妻の死後は実父が居る海老原家に引き取られ育つ。久しぶりに異母妹・朔子らと会い、生き生きと暮らす彼らに影響を受け家を出ることを決意するが、美亜から同行を断られる。電話で元春を呼び出し関係を持ったことにより自信をつけ、14年ぶりに日吉にある海老原家に戻る。徳美が美亜を連れ去り口論となった際に、初めて徳美を「お母さん」と呼ぶ。自立のためコモタセレモニーで葬儀専門司会者として勤務。仕事の後、元春に抱かれる日々が続く最中、初恋の男・聡に瓜二つの潮と出会い、恋に落ちてゆく。離婚届を美亜から受け取り提出、海老原姓を名乗る。元春の死後、美亜を引き取り瑞彦が経営する診療所を手伝いながらエンバーミングの資格を取得し、初仕事が順調に終了。遺骨ペンダントのチェーンの同じ位置が潮のものと同時刻に切れたこと、潮夫妻に夫婦関係がないことを知り驚く。2年ぶりに潮と再会。範子の復讐のターゲットとなり生きながら火葬される寸前に潮により救われた。邦英に潮との崇高愛を叱責され、徳美の死に責任を感じ己を責める日々が続く。友也の遺骨ペンダントと徳美が持っていた遺骨を徳美の骨壷に入れ、納骨する。 埴生 郷治(はにゅう ごうじ) 演 - ダンカン 斎の夫。早稲田にある古書店の范乎堂店主。斎と出会った大学生の頃のような知的さや演劇熱はみじんも残らぬ万引き犯を捕まえるだけが生きがいの男。離婚したがる斎に娘の美亜を渡す気はない。盗み読みをした斎の日記に記された聡の存在を嫉妬している。離婚届を美亜に届けさせるが、斎が元春と交際してると知ると離婚しないと言い出すが、離婚届は提出されたと聞き後悔。美亜が家出をすると海老原家に乗り込み「くそブルジョアめ」と捨て台詞を残し立ち去る。(第1話 - 第3話、第7話 - 第8話、第12話、第22話、第24話) 埴生 幹子(はにゅう みきこ) 演 - 丘みつ子 郷治の母。店番や家事を殆どしない嫁の斎との仲は悪く、孫の美亜に斎の悪口を吹き込む始末。范乎堂の跡取りである美亜を斎に渡す気は毛頭ない。その意地の悪そうな風貌から、斎の結婚披露宴で初対面した英明からは嫌われている。美亜が斎と暮らす際にも「斎は死神だから葬式の仕事は似合っている」と美亜に言う。 埴生 美亜(はにゅう みあ)〈14→16〉 演 - 大出菜々子 郷治と斎の娘、卓球部所属の中学生。同居の祖母・幹子から聞かされる斎の悪口を真に受けている。斎と郷治の不仲に心を痛めており、斎が家を出る際に一緒に行こうと言われるが「死神と一緒に居ても幸せになれない」と断る。ある日、帰宅途中を母方の祖母・徳美と元春により連れ去られた事もあったが、しばしば徳美のマンションを訪ね、斎ら4人と楽しい時間を過ごす。郷治から斎に手渡すよう言われた物が離婚届と知りショックを受ける。両親の離婚が原因で学校に居づらくなり家出をし「お母さんと二人で暮らしたい」と斎に心中を吐露。中学卒業後は斎と一緒に暮らしているが、反抗期まっしぐら。診療所で出会った勝一のカメラに興味を持ち、勝一にカメラ操作を習う。親子ほど年の差がある勝一を「ボーイフレンド」と祖母・徳美に紹介する。徳美の死後は斎を避けるようになり、海外取材の助手としてついて行きたいと勝一に願い出る。邦英に太一を紹介されると「あなたのヌードが撮りたい」と言い出し太一を驚かせるが、その後は親しくする。
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