江戸城家
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/06 01:43 UTC 版)
「まじかる☆タルるートくん」の記事における「江戸城家」の解説
所在地は南野町1丁目。二階建ての一軒家である。 江戸城将軍之介(えどじょう しょうぐんのすけ) 声 - 堀秀行 本丸の父親。職業は絵本や童話作家で、ペンネームは「大江戸火消し男」。読切版(本丸8歳)で28歳のため、本編開始時点で31歳。あらゆる格闘技に精通しており、本丸の実質的な師匠でもある。ハーフらしいが、どこの国の血が混じっているのかは不明。本丸曰く「魔法に詳しい」とのこと。 厳格で頑固ゆえに表情は険しいことがほとんどで普段の口数はあまり多くない。硬派な印象とは裏腹に本丸同様にスケベな面も見られる。 仕事は、机でうつ伏せになって、昼寝をしていることが多く、本丸曰く「仕事をサボって昼寝をするのが父ちゃんの生きがいであり、起こした者は、この世の地獄を味わう」とのこと。 本丸への修行方法はスパルタ的で我が子を千尋の谷に突き落とす、獅子のような苛烈さが伴う。タルと出会う前の本丸に過酷な特訓を施した際には、本丸の成長を促せなかったが、本丸がタルとの生活や特訓の日々を経て、努力する事の大切さを学んでいってからは良き師弟関係にもなっていき、本丸が寧蔵の件で自らの意思で強くなる事を望んだ際には、親子のマンツーマンで山篭りでの拳法修行を施し、本丸を学校でも最強クラスの武術家になるまで成長させる事に成功した。 タルについては「本のネタになる」と言う理由で受け入れている。 不器用ながらも愛する家族である本丸や千鶴に対する深い愛情があり、本丸が寧蔵との死闘によって(一時的にとはいえ)死に至ってしまった際には、自らのやり方が過酷過ぎた事を痛感し、涙を流していた。結婚記念日に出版前の新作の童話を千鶴に渡そうとし、本丸とタルのちょっとした勘違いによる妨害にもめげずに、本に傷がつかないように守り抜くなど、千鶴に対する愛情の深さが伺える。妻・千鶴との出会いから結婚、出産に至るまでの一部始終をタルるートと本丸が魔法を使って覗き見したが、千鶴の記憶では、「海で溺れた自分を将軍之介が助け、その後再び偶然再会して、右軍治に婚姻の許しを得て結婚し、本丸が待ち望まれて生まれてきた」ことになっている。しかし、将軍之介の記憶では「バイク事故で崖から海に落ちた際に溺れている千鶴を偶然発見し、結果的に人命救助した後に、事故でかけつけてきた警察を見て、その場から逃げ出しており、千鶴との再会も偶然でなく、偶然を装った待ち伏せであった。婚姻の許しを得る際にも右軍治に暴言を吐いており、妊娠後に千鶴が生まれてくる子の話をすると煙たがっている」という事になっており二人の記憶は大きく異なる。どちらの記憶が事実に近いのは不明。 高校生の頃に両親に勘当されており、妻の千鶴とは駆け落ち同然に結婚した為、千鶴の父親(将軍之介の義父)である右軍治とは不仲が続いており、頭が上がらないといった恐妻家的な一面を併せ持っている。 江戸城千鶴(えどじょう ちづる) 声 - 本多知恵子、鶴ひろみ(一時代役) 本丸の母。読切版(本丸8歳)で24歳のため、本編開始時点で27歳。旧姓は神宮寺(じんぐうじ)。 大富豪の令嬢であった15歳の頃に出会った将軍之介と恋に落ち、半ばさらわれるような形で駆け落ちして結婚。逆算すると16歳で本丸を出産したことになる(本編中にも「10代で出産した」との記述あり) 理想的な母親であり、低姿勢で謙虚で温和な人柄で笑顔を絶やさない。本丸に対し、因果応報の教えを説いたり、タルやミモラなどの魔法使いのこともすんなり受け容れた。料理が大変上手く、本丸やタル、将軍之介からは「母ちゃんの料理は最高」と絶賛されている。 チンピラに絡まれた人を助ける勇気もある。 神宮寺右軍治(じんぐうじ うぐんじ) 声 - 飯塚昭三 千鶴の父。本丸の母方の祖父で、将軍之介の義父。 大富豪で、かなりの資産家であるが詳細は不明。 普段は優しく、にこやかな表情をしているが、怒りが頂点に達すると別人となり、鬼のような怖い顔に豹変する。将軍之介にとっては頭が上がらない人物で、将軍之介に対する二人称は基本的に「貴様」である。 前述の通り、千鶴の結婚は許していなかったが、孫ができたことは素直に嬉しかったらしく、孫の本丸とタルのことを溺愛している。 初登場時は将軍之介を手加減をせずに本気で殺そうとするほどの憎しみを抱いていたが、タルの魔法アイテムの1つである「霊界テレビ電話・もしもしいた子ちゃん」により、あの世から呼び出された妻の光子による説得により殺意は収まる。しかし、未だに将軍之介のことを嫌っているのと正反対な性格は変わっていない。 名前は上から読んでも下から読んでも同じの回文である。 神宮寺光子(じんぐうじ みつこ) 声 - 川村万梨阿 千鶴の母。本丸の母方の祖母で、将軍之介の義母。 右軍治の妻で、心筋梗塞で他界するがタルの魔法アイテムの1つである「霊界テレビ電話・もしもしいた子ちゃん」により呼び出され、右軍治・将軍之介・千鶴とは十数年ぶりに再会し、孫の本丸とも対面。右軍治に将軍之介を許すように説得した。あの世と魔法国は繋がりがあるため、本丸が寧蔵との死闘で命を落としたときには、天の使いとして、本丸の命を救うために奔走することとなる。尚、あの世では年を取らない理由から、若い頃の容姿で姿を見せている。 轟丸(とどろきまる) 読み切り版に登場した本丸の愛犬。アニメ版には未登場。 連載版においては、元は捨て犬だったが、小学校低学年時代の本丸に拾われて、彼の愛犬になったことや事故に遭いそうになった本丸を庇い、車に轢かれて亡くなったことが語られた。
※この「江戸城家」の解説は、「まじかる☆タルるートくん」の解説の一部です。
「江戸城家」を含む「まじかる☆タルるートくん」の記事については、「まじかる☆タルるートくん」の概要を参照ください。
- 江戸城家のページへのリンク