樺とは? わかりやすく解説

かにわ〔かには〕【×樺/桜皮】

読み方:かにわ

シラカバ古名か。この木の皮を刀や弓の柄に巻いたり、舟や器物巻いたという。

「—巻き作れる舟に」〈・九四二〉


かば【×樺】

読み方:かば

カバノキおよび近縁種総称。特に、シラカバをさす。《 花=春

(かば)2」に同じ。


かんば【×樺】

読み方:かんば

《「かには」の音変化》「かば(樺)」に同じ。


マカンバ


北海道から本州北中部、また南千島分布します。カンバ類にはこの他ミズメあるいはヨグソミネバリ:B.grossa.ダケカンバ:B ermaniiなどがあり、前者岩手県以南本州四国九州後者北海道本州北、中部四国朝鮮ソ連沿海州カムチャッカなどに分布します。カンバ類は北半球広く分布しており、それぞれの国で重要な広葉樹材一つとされています。この他にも、山岳地帯風景一つとして忘れられないシラカンバも、もちろんこの仲間です。木材として重要なものはマカンバとミズメですが、ダケカンバもそれらの代替材として用いられています。注意要するのは、このカンバ類を、とくに用材として用い場合業界ではサクラカバザクラあるいはミズメザクラ)と呼ぶことが多いことです。もちろんカンバ類ですからサクラ類とは関係がないのですが、このような習慣はすでに明治時代からあります

木材
年輪はっきりせず木材はかなり均質いえます気乾比重は0.50~0.67(平均値)~0.84:ミズメなどで重硬な木材です。このように均質重厚な性質が、耐摩耗性が必要で、平らな面がいつまで保持出来るという用件満たすため、カンバの類が体育館の床に幅広く用いられます。カンバ類の色を別表書きましたミズメ、マカンバなどの心材保存性中庸で、加工性は、中庸です。良い仕上げ面が得られます。シラカンバ:B.platyphylla var.japonica は淡色で、耐久性低く気乾比重は0.60でより軽軟です。

用途
家具あるいは建築内装用としては高級な材料です。器具床板合板、靴の木型などに用いられます。シラカンバアイスクリームの匙や割箸用いられます。





読み方:カニワ(kaniwa)

シラカバ古名

別名 桜皮


読み方:カバkaba

所在 高知県宿毛市


読み方:カバkaba

所在 熊本県荒尾市

地名辞典では2006年8月時点の情報を掲載しています。

カバノキ属

( から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/20 04:21 UTC 版)

カバノキ属(カバノキぞく、学名Betula)は、カバノキ科の1属。カバカンバ(樺)、カバノキ(樺の木)などと総称する。


  1. ^ Betula Tropicos
  2. ^ a b 辻井達一『日本の樹木』中央公論社〈中公新書〉、1995年4月25日、85頁。ISBN 4-12-101238-0 
  3. ^ 原田茜, 吉田俊也, Resco de Dios V., 野口麻穂子, 河原輝彦「北海道のササ掻き起こし地における施工後6∼8年の高木性樹種の動態」『日本森林学会誌』第90巻第6号、日本森林学会、2008年、397-403頁、doi:10.4005/jjfs.90.397 
  4. ^ 林将之『紅葉ハンドブック』文一総合出版、2008年9月27日、17頁。ISBN 978-4-8299-0187-8 
  5. ^ 米倉浩司・梶田忠 (2003-) 「BG Plants 和名−学名インデックス」(YList)等による [リンク切れ]
  6. ^ a b c d e アレン・コーンビス 著、濱谷稔夫 翻訳・監修『木の写真図鑑 完璧版日本ヴォーグ社、1994年、118-125頁。ISBN 4-529-02356-7
  7. ^ 「シラカバジャクモンティー」の正体”. 株式会社ライフアップ. 2020年7月17日閲覧。


「カバノキ属」の続きの解説一覧

出典:『Wiktionary』 (2018/07/06 02:00 UTC 版)

発音(?)


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