樺_(橘型駆逐艦)とは? わかりやすく解説

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樺 (橘型駆逐艦)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/09/22 03:26 UTC 版)

基本情報
建造所 藤永田造船所
運用者  大日本帝国海軍
級名 橘型駆逐艦
艦歴
計画 1944年度(昭和19年度)計画
起工 1944年10月15日
進水 1945年2月27日
竣工 1945年5月29日
除籍 1945年10月5日
その後 1947年8月4日、米国へ引き渡され、解体
要目(計画値)
基準排水量 1,262 トン
公試排水量 1,530 トン
全長 100.00 m
最大幅 9.35 m
吃水 3.30 m
主缶 ロ号艦本式ボイラー×2基
主機 艦本式タービン×2基
出力 19,000 馬力
推進器 スクリュープロペラ×2軸
速力 27.8 ノット
燃料 重油 370 t
航続距離 3,500 海里/18ノット
乗員 211名
兵装
レーダー 22号電探×1基
ソナー 四式水中聴音機×1基
三式探信儀一型×1基
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(かば)は日本海軍駆逐艦。仮称5500号艦、橘型(改松型)駆逐艦として藤永田造船所で建造された。

艦名は植物のによる。特にシラカバの別称とされる。艦名としては樺型駆逐艦の1番艦「」に続いて2代目。

艦歴

竣工後、訓練部隊の第十一水雷戦隊(高間完少将)に編入。瀬戸内海で訓練、待機の最中に触雷して損傷する[1]

7月15日に乗員が6月22日の爆撃で損傷した「」から移乗し、「楡」に代わって第三十一戦隊(鶴岡信道少将)第五十二駆逐隊に編入される[2]

7月24日には第38任務部隊ジョン・S・マケイン・シニア中将)の艦載機と交戦し、小型爆弾1発が命中して魚雷発射管が使用不能となり、35名の戦死者を出した[3]。そのままで終戦を迎えた。

10月5日に除籍。12月1日、特別輸送艦に指定され、復員輸送に従事。その後、賠償艦として1947年(昭和22年)8月4日佐世保米国へ引渡された。そのまま国内で売却され、同年10月8日から翌年3月1日にかけて三井造船玉野造船所で解体された[4]

歴代艦長

※『艦長たちの軍艦史』372頁による。

艤装員長

  1. 野尻雅一 大尉 1945年3月1日-

駆逐艦長

  1. 野尻雅一 大尉 1945年5月29日-

脚注

参考文献


「樺 (橘型駆逐艦)」の例文・使い方・用例・文例

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