うだい‐かんば【×鵜松=明×樺】
マカンバ
北海道から本州北中部、また南千島に分布します。カンバ類にはこの他、ミズメあるいはヨグソミネバリ:B.grossa.ダケカンバ:B ermaniiなどがあり、前者は岩手県以南の本州、四国、九州、後者は北海道、本州北、中部、四国、朝鮮、ソ連沿海州、カムチャッカなどに分布します。カンバ類は北半球に広く分布しており、それぞれの国で重要な広葉樹材の一つとされています。この他にも、山岳地帯の風景の一つとして、忘れられないシラカンバも、もちろんこの仲間です。木材として重要なものはマカンバとミズメですが、ダケカンバもそれらの代替材として用いられています。注意を要するのは、このカンバ類を、とくに用材として用いる場合、業界ではサクラ(カバザクラあるいはミズメザクラ)と呼ぶことが多いことです。もちろんカンバ類ですからサクラ類とは関係がないのですが、このような習慣はすでに明治時代からあります。 ■木材 ■用途 |
鵜松明樺
ウダイカンバ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/27 07:22 UTC 版)
ウダイカンバ(鵜松明樺[3]、学名: Betula maximowicziana)は、カバノキ科カバノキ属の落葉高木。山地に生える。別名、サイハダカンバ[1]、マカバ(真樺)、マカンバとも呼ばれる。
- ^ a b 米倉浩司・梶田忠 (2003-). “Betula maximowicziana Regel ウダイカンバ(標準)”. BG Plants 和名−学名インデックス(YList). 2024年3月27日閲覧。
- ^ a b Betula maximowicziana Tropicos
- ^ a b c d e f g h i 鈴木庸夫・高橋冬・安延尚文 2014, p. 132
- ^ 渡辺資仲「ガンピ」『新版 林業百科事典』第2版第5刷 p128 日本林業技術協会 1984年
- ^ 津田吉晃 (2014) 日本の森林樹木の地理的遺伝構造(4)ウダイカンバ(カバノキ科カバノキ属). 森林遺伝育種3(1), p.23-29. doi:10.32135/fgtb.3.1_23
- ^ 真田悦子・塩崎正雄 (1988) ウダイカンバ大径木の生育立地(会員研究発表講演). 日本林学会北海道支部論文集36. doi:10.24494/jfshb.36.0_146
- ^ 渡辺一郎・滝谷美香・大野泰之 (2006) 厚真町広葉樹二次林での植生と埋土種子相の関係(会員研究発表論文). 日本森林学会北海道支部論文集54, p.30-32. doi:10.24494/jfsha.54.0_30
- ^ 水井憲雄 (1993) 林床に5年間埋めた広葉樹種子の発芽力(会員研究発表論文). 日本林学会北海道支部論文集41, p.187-189. doi:10.24494/jfshb.41.0_187
- ^ 後藤晋・津田智 (2007) ウダイカンバ二次林の資源保続に向けた地はぎ処理の試み. 日本森林学会誌89(2), p.138-143. doi:10.4005/jjfs.89.138
- ^ 杉田久志・猪内次郎・昆健児・岩根好伸・田口春孝・大石康彦 (2008) 強度間伐および重機による地表撹乱を行ったカラマツ人工林におけるウダイカンバの更新と成長. 東北森林科学会誌13(1), p.8-15. doi:10.18982/tjfs.13.1_8
- ^ 菊池伸哉・松木佐和子 (2010) クスサン幼虫の樹種選好特性 —北海道と岩手県のクスサン個体群における事例—. 東北森林科学会誌15(2), p.64-67. doi:10.18982/tjfs.15.2_64
- ^ “マカバ”. 木材図鑑 (木材博物館) 2014年11月12日閲覧。
- ^ “マカンバ”. 木材図鑑・マカンバ (府中家具協同工業組合) 2014年11月12日閲覧。
- ^ “13本で90万円!高級木メジロカバ違法伐採 容疑で4人逮捕”. 共同通信社. (2011年11月21日) 2014年11月12日閲覧。
- 1 ウダイカンバとは
- 2 ウダイカンバの概要
- 3 人間との関係
固有名詞の分類
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