Betula platyphylla var.japonica

国産材一覧

シラカンバ

別名：白樺
【英】：Betula platyphylla var. japonica
(カバノキ科)

福井、岐阜、静岡各県より北の海抜高の高い（600－1600ｍ）地域に分布し、さらに北海道ではより低い０－700ｍの各地に見られます。シラカンバは一般には、木材としてより山で美しいシラカバ林を形作っている樹木として馴染みが深いのではないでしょうか。山が色々な原因で裸地になったような場合に最初に生え始め、よく純林をつくることがあり、美しい景観をつくりだします。 ■木材 心材と辺材とのあいだの境ははっきりしてはいません。木材の色は黄白色－淡黄褐色です。立っているものでも、丸太になっているものでも菌の害を受けやすく、変色をしていることがしばしばあります。気乾比重の値として0.60が知られていますが、もっと軽軟なものが一般的でしょう。保存性の非常に低い木材です。同じカンバ類のミズメやマカンバなどと比較すると硬さ、色などでおおきな違いがあります。 ■用途 一般に小さい木が多く、大きな丸太が必要な用途には使われません。色が淡く軽軟な木材の必要な用途には、色々な形で使われています。観光地での細工物に使われています。器具、家具、さらには削片板、パルプなどの原料になります。ナメコ栽培用の原木にもなります。

植物図鑑

しらかば（白樺）

●わが国の本州、福井県・岐阜県以北から北海道それに朝鮮半島や中国、シベリア東部に分布しています。日当たりの良い山地に生え、高さは１０～２５メートルになります。樹皮は白く、紙状に薄くはがれます。ただ暖地に植栽すると樹皮は樺色になります。葉は三角状広卵形で互生します。４月から５月ごろ、葉の展開と同時に、枝先に雄花序を下垂させ、短枝の先に雌花序を上向きにつけます。
●カバノキ科カバノキ属の落葉高木で、学名は Betula platyphylla var.japonica。英名は White birch。

カバノキのほかの用語一覧

カバノキ：	リバーバーチ  八重皮樺  岳樺  白樺  鵜松明樺
クマシデ：	沢柴  熊四手

>>カバノキカテゴリの他の用語

植物名辞典

大葉白樺

読み方：オオバシラカンバ（ｏｏｂａｓｈｉｒａｋａｎｂａ）

シラカンバの別称。
カバノキ科の落葉高木、園芸植物

学名 Betula platyphylla var.japonica

山桐

読み方：ヤマギリ（ｙａｍａｇｉｒｉ）

シラカンバの別称。
カバノキ科の落葉高木、園芸植物

学名 Betula platyphylla var.japonica

山樺

読み方：ヤマカバ（ｙａｍａｋａｂａ）

シラカンバの別称。
カバノキ科の落葉高木、園芸植物

学名 Betula platyphylla var.japonica

山照

読み方：ヤマテラシ（ｙａｍａｔｅｒａｓｈｉ）

シラカンバの別称。
カバノキ科の落葉高木、園芸植物

学名 Betula platyphylla var.japonica

樺

読み方：カバ（ｋａｂａ），　カンバ（ｋａｎｂａ）

シラカンバの別称。
カバノキ科の落葉高木、園芸植物

学名 Betula platyphylla var.japonica

樺木

読み方：カバノキ（ｋａｂａｎｏｋｉ）

シラカンバの別称。
カバノキ科の落葉高木、園芸植物

学名 Betula platyphylla var.japonica

樺桜

読み方：カバザクラ（ｋａｂａｚａｋｕｒａ）

シラカンバの別称。
カバノキ科の落葉高木、園芸植物

学名 Betula platyphylla var.japonica

白桜

読み方：シラザクラ（ｓｈｉｒａｚａｋｕｒａ）

シラカンバの別称。
カバノキ科の落葉高木、園芸植物

学名 Betula platyphylla var.japonica

白樺

読み方：シラカンバ（ｓｈｉｒａｋａｎｂａ），　シラカバ（ｓｈｉｒａｋａｂａ）

カバノキ科の落葉高木、園芸植物

学名 Betula platyphylla var.japonica

雁皮

読み方：ガンピ（ｇａｎｐｉ）

シラカンバの別称。
カバノキ科の落葉高木、園芸植物

学名 Betula platyphylla var.japonica