桐青高校
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/06 06:04 UTC 版)
「おおきく振りかぶっての登場人物」の記事における「桐青高校」の解説
桐青高校(とうせいこうこう)は主人公たちが高校に入学する前年度に夏の甲子園へ出場した強豪で、キリスト教系の私立中高一貫校。古くからの慣習により、下級生はレギュラーでも背番号が大きい。また、夏の大会で毎年レギュラーに1人は1年生を入れる。春季県大会で勝ち進んでBシードに入り、夏の県大会二回戦での西浦高校の対戦校。作中では2人以上マネージャーがいるのがわかる。彼女達の折った千羽鶴は河合から花井に手渡された。 河合 和己(かわい かずき) 声 - 花輪英司 捕手。右投右打。背番号2。3年生。 主将。呼び名は「和さん」。名実ともに桐青の守備の要で投手を立てるリードをする。頬にえくぼがある。 西浦戦では5番で出場し、三橋の“まっすぐ”の特異さにいち早く勘付いた。 引退後は島崎達から「後輩をシゴくのは上の義務」と言われたものの、進学の選択肢を広げるために参考書を買い込み予備校に通っている。しかし現在も野球に対する情熱はくすぶり続けており、部に戻るとその思いが溢れてしまうのを憂い、あえて野球に距離を置いている。 西浦対美丞大狭山の試合に予備校をサボって観戦に訪れ、試合中に不穏な動きを見せている呂佳を不審に思い、試合後に美丞の捕手の倉田に対し忠告した。 ファミレス時に会計を1円単位まで計算出来る特技を持っている。 高瀬 準太(たかせ じゅんた) 声 - 杉山紀彰 投手。右投右打。背番号10。2年生。 桐青の2年生エース。呼び名は「準太」。西浦戦では7番で出場。 スリー・クォーター気味の打たせて取るタイプで球速は1試合通して時速130キロメートル台。変化球はシンカー、スライダー、フォークボール、シュートの4つ。 最大の決め球はシンカーで、鋭い変化は田島に高校野球のレベルを思い知らせた。フォークは右打者に対する決め球だがカウントを稼ぐ時にも投げ、スライダーは基本的に打ち取るかカウントを稼ぐ時に投げる。他にシュートも投げるが、本人曰く金属バット相手では問題にならないレベルで、投げるのは河合が打者の力をはかりかねて直球の代わりに保険として投げるだけ。実際に見た田島も打席に立たないと分からない程度の変化で直球とタイミングが変わらないと感じた。 背番号のシワの寄り方で田島に牽制球の癖を見破られ、西浦戦では走られ放題になった。 試合中は常にポーカーフェイスだが、初戦ということもあって西浦戦では緊張して普段よりも態度が硬くエンジンのかかりも遅かった。表情豊かな三橋に思わず吹き出しそうになっている。 島崎 慎吾(しまざき しんご) 声 - 日野聡 二塁手。右投右打。背番号4。3年生。 西浦戦では3番で出場。呼び名は「慎吾」。阿部曰く桐青で最もいやらしい打撃をする選手で、器用に左右へ打ち分ける。 西浦の試合前練習を見て河合に「手を抜く気はないがやりにくい」と言い、敏感に反応した下級生達を見た河合にたしなめられたが、「負ける気しないだろ?」と囁いた。 青木 毅彦(あおき たけひこ) 声 - 細井治 遊撃手、三塁手。右投左打。背番号14。2年生。 西浦戦では4番で出場。呼び名は「タケ」。前年度の1年生レギュラーで8番三塁手として甲子園の土を踏んでおり、阿部の推測では桐青一の素材。 振り回すタイプの打者で打率は高くないが、三橋の球を軽々と場外へ飛ばす長打力を持つ。 真柴 迅(ましば じん) 声 - 山本泰輔 三塁手、遊撃手。右投左打。背番号17。1年生。 今年度の1年生レギュラー。呼び名は「迅」。西浦戦では俊足を買われて1番に抜擢された。 最初は三橋をナメてかかるが1番としての仕事を果たせず、監督に雷を落とされたこともあり本気になる。百枝曰く「バントしてから一塁への走り方を知っている」とのこと。 仲沢 利央(なかざわ りおう) 声 - 宮野真守 捕手。右投右打。背番号18。1年生。 呼び名は「利央」。西浦戦ではベンチ入りし、監督の指示をサインで伝えていた。 高瀬攻略に活躍していた田島に興味を示し、試合後に携帯のメールアドレスを交換した。 河合と高瀬とは中学部からの付き合いで仲が良く、特に高瀬にはよくいじられている様子。 美丞大狭山高校野球部のコーチをしている兄の呂佳が自分ではなく榛名を美丞に誘い、榛名がそれを断ったのを根に持っているのか彼のことを快く思っておらず、春季県大会で武蔵野第一の試合を観戦した際には榛名の投球を少し見ただけで普通と言ったり、彼の全力投球を町田が捕れなかったのを見て美丞ならマシな捕手と組めたのにアホだ、と内心毒づいたりしていた。 自身は美丞大狭山に一般入試で入ろうとしたが、成績を理由に呂佳にやめさせられた。 父は日系ブラジル人、母はヨーロピアンと日本人のハーフで、人種的にはクオーター。名前の由来はブラジルのリオ・デ・ジャネイロ。 前川 俊彦(まえかわ としひこ) 声 - 林勇 右翼手。右投左打。背番号9。3年生。 西浦戦では9番で出場。あだ名は「前チン」。偶然ながら最初に三橋の“まっすぐ”を捉え、結果的に阿部を惑わせた。 松永 雅也(まつなが まさや) 声 - 新垣樽助 外野手。右投右打。背番号7。3年生。 西浦戦では2番、左翼手で出場。 本山 裕史(もとやま ゆうじ) 声 - 飯田浩志 一塁手。左投左打。背番号3。3年生。 西浦戦では6番で出場。 山ノ井 圭輔(やまのい けいすけ) 声 - 伊丸岡篤 外野手。右投右打。背番号8。3年生。 呼び名は「ヤマちゃん」「ヤマサン」。西浦戦では8番、中堅手で出場。試合中にも関わらず、高瀬の三振姿を物真似したりと高瀬からは緊張感のない人と思われている。 桐青野球部 監督(とうせいやきゅうぶ かんとく) 声 - 相沢正輝 円陣の際に選手達を罵声に近いやり方で選手を叱咤激励し、監督の指示通り動けなかったりするとカミナリを落としたりと怖い印象だが、采配ミスを選手には責めずに自分の責任と感じたりと選手達の気配りをしたりと選手達から慕われている。当作品に登場する監督の中で唯一、担当声優以外でのプロフィールが明記されていない。
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