美丞大狭山高校
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「おおきく振りかぶっての登場人物」の記事における「美丞大狭山高校」の解説
美丞大狭山高校(びじょうだいさやまこうこう)は美丞大学の附属校で、男子校。夏の県大会五回戦での西浦高校の対戦校。近年、力をつけてきているチームの1つだが、2年前に前監督が定年で退任し、後任の滝井が大学生であるということで、中学の有望選手から進学先としては避けられている。 5回戦で西浦高校に勝ったが、6回戦で日農大付属高校に敗れた。 滝井 朋也(たきい ともや) 声 - 伊藤健太郎 監督。右投右打。 美丞大学文学部史学科2年。桐青中学野球部OB、美丞大狭山高校野球部OB。元々は桐青高校野球部に入る事を希望していたが、中学で肩を故障して断念。内部進学せず美丞大狭山に進んだが、そこで故障してもマネージャーとして貢献している部員の姿を見て自身もマネージャーとして入部。将来は教員免許を取得し、指導者として美丞に骨を埋めようと考えている。部員と年齢も近く明るく快活な性格である。 良い選手が入部してきてくれないのは若く実績もない自分が監督なのが原因だと考えており、五回戦を突破してベスト8に入ることを現実的な目標としている。 練習では選手と仲間のように接することもあるが、試合では気が抜けたプレーや発言に厳しく対応する。 仲沢 呂佳(なかざわ ろか) 声 - 浜田賢二 コーチ。右投右打。 美丞大学法学部法学科1年。桐青高校野球部OB。河合の2つ上の代に当たり、桐青が夏の大会で初戦敗退した時の3塁手で、今も敗退の瞬間を夢に見てうなされることがある。 中学の同級生で、友人でもある滝井の誘いを受けてコーチに就任する。 部員の食事作りを担当するなど面倒見が良いが、敗戦のトラウマからか冷血な面があり、勝利のためであれば手段を選ばない。自分の言うとおりに動くという条件付きで倉田を正捕手に推薦し、公式戦ではコーチはベンチ入りできないため、ラフプレーで相手選手を潰す指示をスタンドから出していたような描写がある。西浦戦を隣で観戦していた河合が不審に思い、それを仄めかすような指摘をすると、露骨に態度が変わり追い払おうとした。試合後に倉田からラフプレーに対する疑問を呈されても、全く反省していない様子であった。 名前の由来は両親が新婚旅行の際に気に入ったロカ岬から。 和田 誠(わだ まこと) 声 - 肥後マコト 中堅手。右投左打。背番号8。3年生。 主将。西浦戦では4番で出場。フルスイングではなく、ミートに主眼を置いた軽くスイングするバッティングを心がけている。しかし軽く振ることを意識することによってリラックスをしてスイングできるため長打力があり、三橋から2本の本塁打を放ち勝利に大きく貢献した。眼鏡をかけている。 倉田 岳史(くらた たけし) 声 - 樋口智透 捕手、外野手。右投右打。背番号2。3年生。 仲沢の言う通りに動くという条件付きで正捕手に推薦された。 以前正捕手だった宮田に比べ捕手としても打者としても劣っていると本人は思っている。 監督には力を伸ばしたことを認められているが、西浦戦では捕手としての判断の甘さを叱責された。 練習試合で1人、夏の県大会でも1人負傷させており、その罪悪感から高校を最後に野球を辞めるつもりでいる。 西浦との試合後に河合に忠告され、ラフプレーをやめると約束。呂佳にその事を伝えて後輩には同じ事をしないよう頼み、拒否した場合は滝井に今までの事を報告すると迫った。 矢野 淳(やの あつし) 声 - 阿部敦 二塁手。右投左打 背番号4。3年生。 西浦戦では3番で出場。あだ名は「ヤノジュン」。倉田が故意にラフプレーを行っているのではないかと疑い、次に危険なプレーをすれば滝井に報告すると釘を刺した。しかしそれは、チームや監督、倉田本人のことを思ってのことであり、西浦戦での阿部と倉田のクロスプレーは故意ではないと見抜いていた。 宮田 直正(みやた なおまさ) 声 - 松尾大亮 捕手、右翼手。右投右打。背番号9。3年生。 西浦戦では5番で出場。以前は正捕手で、投手を盛り上げる会話も上手だった。西浦戦では倉田の投手に対するコミュニケーションに疑問を持ち、外野から声をかけるなどしていた。 元捕手であるため地肩が強い。 竹之内 善斗(たけのうち よしと) 声 - 内匠靖明 投手、左翼手。右投右打。背番号1。3年生。 西浦戦では9番で出場。実戦で使用する変化球はスライダー、シュート、チェンジアップの3つ。 鹿島と交代した後は左翼手を守っていたが、9回裏に再登板し最後を締めた。 鹿島 匠(かしま たくみ) 声 - 金光宣明 投手。右投右打。背番号10。3年生。 西浦戦では先発投手の竹之内の後を受けリリーフ登板。直球は最速が時速130キロメートル台後半で竹之内より時速10キロメートル程度速く、斎藤も含めた投手3人の中で最速。しかし、ノーコンでスロースターターと不安定なためエースにも抑えにもなれない。実戦で使用する変化球はスライダーのみ。 斎藤 優(さいとう ゆう) 声 - 宮崎寛務 投手。左投左打。背番号11。2年生。 竹之内、鹿島を含めた投手3人の中では抑え役だが、左肩に不安を抱えている。準々決勝以降の日程を考えた滝井の意図で西浦戦は登板せず。 川島 公(かわしま こう) 声 - 入野自由 遊撃手。右投左打 背番号6。3年生。 西浦戦では1番で出場。選球眼がよく、選んだ四球の数はチーム内でダントツ。 石川 哲郎(いしかわ てつろう) 声 - 速水秀之 三塁手。右投右打 背番号5。3年生。 西浦戦では2番で出場。バント技術に関して監督やチームメイトからの評価は高い。 松下 貴光(まつした たかみつ) 声 - 藤原祐規 一塁手。左投左打 背番号3。2年生。 西浦戦では7番で出場。全打席凡退した。 北村 謙太郎(きたむら けんたろう) 声 - 佐藤拓也 外野手。右投右打 背番号7。3年生。 あだ名は「ケンタ」。西浦戦では6番、左翼手で出場。5回、竹之内の左翼手への移動によりベンチに下がった。 守谷 修平(もりや しゅうへい) 声 - 松田健一郎 西浦戦では9回裏のみ左翼手で出場。
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