日本国内にある神殿とは? わかりやすく解説

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日本国内にある神殿

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/23 15:30 UTC 版)

日本の末日聖徒イエス・キリスト教会」の記事における「日本国内にある神殿」の解説

末日聖徒イエス・キリスト教会で「神殿」と呼ばれる建築物はこの教会特色一つである。同教会信徒たちはこの建物の中で教えを受け、礼拝上の儀式を行う。教会員同士永遠に結婚する場合はこれらの神殿儀式を行う。2016年時点で日本国内には3つの神殿がある。 末日聖徒イエス・キリスト教会日本東京神殿 - 1980年昭和55年設立日本東京神殿は、末日聖徒イエス・キリスト教会アジア初め建てた教会神殿である。末日聖徒イエス・キリスト教会として20世紀建てた神殿18番目になる。日本東京神殿1975年8月9日起工式が行われ、1980年10月27日に大管長スペンサー・W・キンボールによって奉献された。東京都港区南麻布5丁目8-10にあり、最寄駅地下鉄広尾駅である。この神殿近くには日本支部である管理本部がある。日本では後に福岡札幌にも末日聖徒イエス・キリスト教会神殿建てられた。 末日聖徒イエス・キリスト教会日本福岡神殿 - 2000年平成12年設立日本福岡神殿は、末日聖徒イエス・キリスト教会建てた教会88番目の神殿である。日本国内では東京神殿次いで2つ目の末日聖徒イエス・キリスト教会神殿である。日本福岡神殿1999年3月20日起工式が行われ、2000年6月11日奉献された。福岡県福岡市中央区平尾浄水町9-15にあり、最寄り駅地下鉄薬院大通駅である。神殿の隣には福岡市動植物園がある。 末日聖徒イエス・キリスト教会日本札幌神殿 - 2016年平成28年設立日本札幌神殿は、末日聖徒イエス・キリスト教会建てた教会151番目の神殿である。日本国内では福岡神殿次いで3つ目の末日聖徒イエス・キリスト教会神殿である。日本札幌神殿2009年10月3日の同教会の総大会において同教会の大管長トーマス・S・モンソンによって建設計画発表され神殿竣工後の2016年8月21日に同教会十二使徒定員会長ラッセル・M・ネルソンによって献堂された。奉献後は一般来訪者建物内部には入ることはできないが、神殿敷地内にある庭園一般に開放されている。北海道札幌市厚別区大谷地西1丁目6-1にある。 日本札幌神殿の高さは38.7m。建物面積は約4500m2、敷地面積は約39700m2である。中階部分あたりまでは、どっしりとした四角形に近い形状になっており、その上中央に、階段状の大きな塔が立っている。中央の大きな塔の周りには四つ小さな塔があり、小さな塔の屋根は、日本五重塔屋根見られるような、先端が少し上にカーブした特徴的な形状になっている神殿外壁には厚さ4cmの中国産の御影石使用されており、日本の伝統的な模様である青海波刻まれている。また、窓ガラス模様には、麻の葉七宝模様モチーフとして使用されており、日本文化思わせる雰囲気持っている神殿庭園にも日本の文化要素取り入れられており、それは、京都などの日本の伝統的な建築思い起こさせる石庭石造り人工の滝や池等に見られるまた、教会神殿多く見られる特徴であるが、札幌神殿も他の神殿と同様、中央のの上にはラッパ持った金色天使の像が立っており、建物入口上部には「主の宮」「聖きを主にささぐ」の文字刻まれている。 日本札幌神殿竣工後数週間は、一般来訪者神殿内の各部屋が公開された。建物奉献後は、同教会発行する推薦状なければ内部に入ることができず、一般来訪者神殿内側に入ることはできない推薦状は同教会浸礼受けて教え守って生活していることが認められた者に対してしか発行されない。同教会にとって神殿極めて神聖な礼拝施設であると考えられているためである。しかし、一方で建設後から奉献までの間に「オープンハウス」と呼ばれる一般公開の期間が設けられ、その期間は神殿内部案内するツアー催されて、一般来訪者簡単な説明を受けながら神殿内部各部屋を見ることができた。ただし、建物内での写真撮影禁止された。また、教会は公式に撮影した神殿内部写真映像メディア向けに公開しており、動画による疑似的一般公開ツアーを同教会公式Webサイト上に掲載したり、同教会機関紙上で神殿内の各部屋の写真載せた誌上館内ツアー」の特集組んだり等、積極的な公開をおこなっている。2016年7月7日付の『北海道建設新聞』の記事では、同教会から提供され神殿内の部屋写真が、一般公開紹介とともに掲載された。 日本札幌神殿内のおもな部屋として、バプテスマ室、ホール教え部屋2つ、日の栄え部屋、結び固め部屋花嫁部屋がある。バプテスマ室で最も特徴的なものは、バプテスマフォント(浸礼盤)である。イメージとしては、「バプテスマ」すなわち「浸礼」をおこなうために水の張られプールのようなもので、大人数人入れる程の広さであり、形状円筒状である。フォント材質分からない白色または乳白色大理石のような様相で、フォント外壁には彫刻のような細工施されている。フォントの下には12頭の牛の像があり、この12頭の牛は円形状に並びそれぞれが円の外側向いて立っている。ただし、円上に等間隔ではなく、3頭ずつが少しまとまりをもって並んでいるように見える。フォントは、この円の外側向いて立っている12頭の牛の中心に、これらの牛の背に乗るような形でつくられている。牛が立っている床にはイスラエル産のギャロタフー大理石使用されている。牛の上乗っているため床からフォントの上側までは少し高さがあるが、フォントへの入口や人が行来する場所は、牛が立っている床よりも高い床になっており、高い床の縁には金色美し手すり設けられている。部屋おおよそ白を基調としているが、焦げ茶色マホガニーのような色合い木材が壁や天井所々使用され、それが均整のとれた美し模様となっている。フォント入口近くの壁には、キリストヨルダン川バプテスマのヨハネから浸礼受けたときの様子の絵が描かれている。ただし、この部屋生者生きている者)が入信のために受けるバプテスマ儀式には用いられない。この部屋は、既に亡くなった先祖たちのために、信徒たちが身代わりバプテスマを受ける際に用いられる

※この「日本国内にある神殿」の解説は、「日本の末日聖徒イエス・キリスト教会」の解説の一部です。
「日本国内にある神殿」を含む「日本の末日聖徒イエス・キリスト教会」の記事については、「日本の末日聖徒イエス・キリスト教会」の概要を参照ください。

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