旅の行商隊
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/13 08:38 UTC 版)
『蒼炎』でクリミア国に滞在していたところをデインの強襲という形で戦争が始まり、やむを得ず敗戦国となったクリミアからガリアのゲバル城に避難してきたところをアイクたちと出会い、グレイル傭兵団と契約。身の安全の保証を条件に彼らの必要な武器や道具を調達し、売るようになった。 『暁』の第一章ではデインに滞在していたが、ベグニオン駐屯軍にララベルとイレースが捕まってしまう。その後、かつてクリミア解放戦争で一緒だったサザたちによって二人が救出され、それが縁でミカヤたち「暁の団」と行動を共にするようになった。第三章ではアイクに呼ばれてラグス連合軍と行動を共にしている。「女神の裁き」が起きた時は負の女神ユンヌが目覚めた建物の中にいたため、一般人ながら石化を逃れた。 ムストン 旅の商隊のメンバー。「武器屋」を営む。 隊の中ではリーダー格らしく、年齢相応の知識と心構えを持っている。『暁』の物語の終盤では最上級の魔道書をくれるなど気前のいい面も見受けられる。何故か体中古傷(刀傷)だらけだが、それについて作中では言及されない。 ダニエル 商隊のメンバー。「練成屋」を営む。ジョージとは双子でありダニエルが兄に当る。髪の色は茶。 性格は穏やかで真面目。いつも血気盛んなジョージをよく窘めている。 ジョージ 声:渡辺紘(ヒーローズ) 商隊のメンバー。「古物屋(武器・道具を売れる)」を営む。双子兄弟のうちの一人でジョージは弟。髪の色は金。 性格は兄ダニエルとは逆で血の気が多く、女の子に声を掛ける軟派男。旅の行商人 ジョージ ララベル 商隊のメンバー。「道具屋」を営む。 『蒼炎』12章にて命の危機に瀕したところをアイクに助けられ(たと思い込み)、以降アイクに惚れ込んであの手この手で積極的なアプローチを仕掛け続ける。商品を渡す際に手をやたらと握ったり、世界に一つしかない貴重なアイテムをプレゼントして気を引かせようとしたり、商品を無料にする代わりに自分を美しいと言わせ既成事実を作ろうとしたりと何度もアイクに近づく手段を講じるが、そのほとんどをセネリオに妨害され、また上手く利用されている。 『暁』では、デインで帝国兵に捕らえられグライブ監獄へと収容されていたが、ミカヤ達と出会ったことで共に脱獄し、物語に関わっていく。旅の商人なので所属国家はないが、祖国はクリミア王国。 『暗黒竜と光の剣』に登場する道具屋の女性ララベルとは名前も姿も同じだが、これはチュートリアルに登場する女性アンナと同じく過去作品とのリンクネタであり、あくまでも『暗黒竜』と『蒼炎』『暁』のララベルはそれぞれ別人である。 (※)イレース 声:後藤沙緒里(ヒーローズ) 16歳→19歳。ベオク。『蒼炎』及び『暁』に登場。クラスは『蒼炎』では魔道士→賢者。『暁』では雷魔道士(サンダーマージ)→雷の賢者(サンダーセイジ)→大賢者(アークセイジ)。属性は光。 商人として各地を売り歩く商人達とともに旅をする魔道使い。『蒼炎』の物語開始前(年数を逆算すれば4年前)に、家を出たものの行き倒れ状態となり、道端で倒れているところをムストン一行に助けられ(アイクには「結構豪快な人生」と評された)、以降『暁』の時代まで7年間という長い間、彼らと一緒に旅をしている。しかし商売を覚えている様子はなく、護衛として働いている感じもない。 『蒼炎』では行商隊とはぐれたところをデイン軍に発見され、クリミア側の人間でないことを証明するためアイクと出会う前まではデイン軍の一員として戦わされていた。 『暁』ではララベルと共に駐屯軍に捕らわれていたが、暁の団に救出され以後デイン解放まで暁の団と行動を共にする。 性格はおっとりしていて誰に対しても敬語だが、華奢な外見からは想像できないほどの大食らい。その食欲は想像を絶し、一回の食事で5人分の量だけでは全く足らず、ラグズ成人男性12人分相当の料理を平らげてもまだ「量が足りない」と漏らすほど。その異様さをルキノは「根本的な何かが問題」と評する。いつもお腹を空かしてふらついているが、そうと知らない人には体調不良と勘違いされることがしばしばある。基本的に好き嫌いはなく、質より量らしい。駐屯兵に捕らえられた際には、不味いうえに少ししか食事を出さなかったことについて腹を立てていた。 物忘れが激しいが、食事を奢ってくれた人(ツイハーク、ガトリー、ルキノ、ヘザーなど)やグレイル傭兵団の人のことは大体覚えて(覚えるように努力している)おり、特にオスカーの食事は絶品だったと語る。珍しく初対面で食事を奢らなかったツイハークとは浅からぬ縁がある。 ちなみに、イレースの出撃可能回数は『暁』では全キャラクターの中で一番多く、また第一部ではデイン軍の一員として戦っていた経緯もあり、第三部においてのデイン軍側キャラクターとの戦闘会話が多い。 普段の言動や行動に反して、時として物事の本質を見抜き、そして現実主義者的な考えも持っている。それもあってか、ラグズに友好心を持ちながらデイン側に付き戦っていたツイハークにその矛盾を問いかけて迷いを晴らし、頑なにデインの将として振る舞い、ラグズ連合の行く手を遮るミカヤに対しては「憎み合ってない私たちが戦っていること自体がおかしいんです」とその不条理に疑問を投げ掛けた。ジルには「戦いはいつも、とても悲しいものですね」と無意味に争わねばならない現状を憂う台詞も述べる。ペレアスが自身の不甲斐なさがデインを窮地に陥れてしまったことを悔やみ、詫びる際には、「人なんてだいたいそんなものです」と彼女なりの気遣いを見せた。 味方の魔道士系において唯一、雷魔法を主体とする。そのため、『暁』での最上位雷魔法「レクスボルト」は事実上彼女専用武器となっている。暴食の収穫祭 イレース 空腹の魔道士 イレース
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